香川の伝統工芸、漆芸。
江戸時代末期より独自の技法を創案し発展した香川漆芸は、多くの漆芸作家を現在も輩出しています。
今回は、そんな漆の絵付け体験ができる『讃岐漆芸美術館』にやってきました。
漆でお箸に絵付け体験!
場所は、高松市内の住宅街。
ここでは、お箸・箸置き・豆皿などの絵付け、彫漆体験ができます。
今回はお箸の絵付けを体験!
体験に必要なものはすべて貸してもらえるので、体一つで来館OKです。
まずは沢山のカラフルなお箸から、自分のフィーリングと好みに合ったものを選びます。どれにするか悩みますが、これがまた楽しい!
こちらが先生のお手本。細かい技術に見とれてしまいます。
このお箸は、ミズメザクラの木を使用しているので傷みにくく、何年も使用できる長年のパートナーとなります。大切な人への贈り物として選ばれる方もいるそう。
お箸の柄と色を決めるのはあなた!
お箸が決定したら、先生の完成見本を参考に、どんな柄がいいか、先生のアドバイスを受けながら考えます。
柄が決まったら早速好きな色で絵をつけていきます。顔は真剣そのもの。
繊細な作業なので最初は緊張してしまいますが、先生曰く「描きたいところから描いていけば、自ずと構図は決まっていく」そう。
漆はかぶれる可能性があるので、注意しながら慎重に作業を進めていきます。
楽しい雑談も交えそれぞれのペースで約1時間、絵付けが完成!
絵付けが終わると、風呂(むろ)という箱の中で湿度を保ちつつ乾燥させます。
完成までには1週間ほどかかります。美術館に受け取りに来るか、郵送を選択できるので、県外からの参加でも安心ですね。
完成!漆のMyお箸
今回完成したものがこれ!色がよく出ていてとっても可愛いです。
このお箸で食卓が一気に彩られそうですね。
今回は漆のお箸絵付けを体験しましたが、美術館内では収蔵品の展示や現代香川漆芸作家の個展などが常時開催されているので、いつでも漆器の美しさを楽しめます。
旅の思い出や大切な人への贈り物として、香川の伝統、漆芸をぜひ体験してみてはいかがでしょうか。
讃岐漆芸美術館 漆芸体験~漆のお箸絵付け・彫漆体験~
所在地/香川県高松市上福岡町2017-4
料金/お箸漆絵付け2,500円〜 箸置き漆絵付け1,000円 彫漆小皿2,500円
開催日時/水・木以外(予約制)
予約/讃岐漆芸美術館に電話、もしくはメールで申し込み
電話/087-802-2010(閉館時 090-8286-0838)
メール/hiro-td@mf.pikara.ne.jp
準備物/なし
http://karokaro.ashita-sanuki.jp
瀬戸内Finderフォトライター 山田芽実
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この記事を取材したフォトライター
山田 芽実
香川生まれ。 高校卒業後、米国・京都・香川・東ティモールを経てまた香川在住。 地元のすてきさを改めて発見中。 絵を描いたり写真を撮ったりしています。
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