古い街並みが残る広島県大竹市のJR玖波駅界隈。その路地沿いにある民家の1階にカフェ『plus good day』があります。その民家は、大竹市を拠点に女子目線の町づくりを推進するLLP団体PiNECoNeSの拠点であり、『plus good day』の共同経営者である河野美香さんと岡本博子さんはそのメンバーでもあります。
窓の外の電球に灯りがついたら、お店がオープンしたという合図。さっそく店内に入ってみると、河野さんと岡本さんが忙しそうにモーニングとランチの仕込み作業をしていました。
写真手前の黄色いエプロンが河野さん。その奥に見えるのが岡本さんです。
河野さんは元々お菓子作りが好きで、一足先に同じ大竹市でオープンしていた姉のカフェを手伝ったりしていたそうですが、自分もお店を持ちたいと一念発起。広島市内の人気飲食店の門戸をたたき、その腕を磨きました。そしてPiNECoNeSの活動を通じて知り合った岡本さんとともに、カフェ『plus good day』を立ち上げました。
地元大竹の食材で野菜中心のメニュー作り
『plus good day』のメニューの特徴は、お野菜がふんだんに使われていること。写真はモーニングセットの1つ『ベーコンエッグset(650円)』。添えられたお野菜がとってもみずみずしい!ドレッシングもさっぱりとしていて、お野菜がいくらでも食べられます。
使うお野菜は、なるべく地元の獲れたてのものだそうで、「地元の食材を使うことが結局、旬のものを美味しくいただくことにつながるし、お財布にもやさしいんですよね」と河野さん。ドレッシングも地元大竹市に古くからある三国酢造が造る『三国酢』を使って手作りしているそうです。
こちらはランチset(1200円)とサラダランチセット(1000円)。いずれも週替わりメニューですが、メイン料理、副菜、スープ、サラダのどれにも、お野菜がたっぷり使ってあります。これって、普段、野菜が不足しがちな人にはとっても嬉しいこと!
お料理の彩りもとっても素敵ですが、それもそのはず!盛り付けや使う食材の色のバランスにとてもこだわりがあるそうで「料理を運んだ瞬間にお客様がわあーって嬉しそうな顔をしてくれたら嬉しいから、味はもちろんですが見栄えにもすごくこだわっています」とのこと。女性のお客様が多いのも頷けます。
築70年の民家をリノベーション
『plus good day』がはいっている建物はなんと築70年の民家。相当傷んでいたそうですが、約半年かけて天井・壁・床すべてを自分たちでリノベーションしました。
濃いネイビーの壁と、窓から差し込む光のコントラストが印象的な内装。築70年のレトロ感がほどよいスパイスとなって心地よい空間を作っています。
オープンしたばかりですが、SNSなどクチコミで話題となり、遠方からもお客様が訪れる人気ぶり。広々とした店内もランチ時にはほぼ満席になるそうです。
ワークショップを開催したり、不定期ですがワインやお酒もいただける夜の営業もしたりと、楽しそうな企画も続々登場している『plus good day』。町づくりの拠点にぴったりの、女子力がいっぱい詰まった素敵なお店でした。
plus good day
所在地/広島県大竹市玖波1-6-2
営業時間/9:30〜17:30(Lo.17:00)※土曜・祝日のみ16:30まで
モーニング9:30〜11:00(Lo.10:30)
ランチ11:00〜
※貸切利用あり(要相談)
定休日/水曜・日曜
電話/0827-28-5893
駐車場/なし
plus good day https://www.facebook.com/plusgoodday.98/
PiNECoNeS https://www.facebook.com/PiNECoNeS20120101/
瀬戸内Finderフォトライター イソナガ アキコ
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この記事を取材したフォトライター
イソナガ アキコ
約10年のWEBディレクター業ののち、2014年よりフリーライター。 撮影を含む仕事も増える中、カメラ熱も上昇中。 2019年、インディペンデントな本屋さんを応援する「あいだproject」を創立。 本や本屋を起点にしたイベントをあれこれ妄想しては実行中。 URL/https://isonaga.wixsite.com/aidapress
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