天才ピアニスト『コルトー』と俳人『山頭火』が愛した豊浦・川棚温泉をめぐる旅/川棚温泉(下関市豊浦町)

天才ピアニストを魅了した厚島の絶景

本州の最西端、下関。その奥座敷として毎年多くの観光客が訪れる豊浦・川棚温泉に、フランスを代表する世界的ピアニスト、アルフレッド・コルトーがひと目惚れしたという景色があります。

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その景色がこちら、響灘に浮かぶ厚島です。昭和27年、日本公演で豊浦を訪れたコルトーは、宿泊したホテルの窓から見える厚島の美しさに感動し「こんなに美しい風景は見たことがない。島を買い取りたい」と当時の村長に伝えたとか。

写真は青龍伝説が残る青龍湖(舟郡ダム)から見た厚島。ここは風水的にも良い地形ということで、かなりおすすめのビューポイントです。

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コルトーの想いを汲むように、下関市川棚温泉交流センター『川棚の杜』も造られました。川棚をやさしく包み込む鬼ヶ城連山と厚島に馴染むようにデザインされたこの建物は、コルトーが宿泊したというホテルの跡地に建てられています。

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館内には豊浦・川棚温泉の歴史や文化を垣間見ることができる資料が展示されています(観覧無料)。また音響設備も兼ね備えたホール(コルトーホール)では、毎年4月に世界トップレベルの音楽家たちが集う『川棚・コルトー音楽祭』が開催され、県内外から多くのクラシックファンがかけつけます。

山頭火の句も残るパワースポット

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『川棚の杜』から車で10分ほど走ると、大きなクスの木が見えてきます。樹齢千年を超えるというこの巨樹は『川棚のクスの森』と呼ばれ、あの漂泊の俳人、山頭火も『大楠の枝から枝へ青あらし』といった句を残しています。

川棚グランドホテルで旅の疲れを癒す

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豊浦を存分に堪能したら『川棚の杜』のすぐ近くにある癒しの宿『川棚グランドホテル』でひと休み。案内された本館5階の部屋の窓にこんな注意書きを発見!コルトーが愛した厚島がここからも見えるんですね。

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子連れのファミリーには温泉付離れもおすすめ。離れという特別感と檜の内風呂に子どもも大喜びです。

山頭火も食べた?!下関名物とらふく料理

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下関に来たらぜひ味わいたいのがふく料理。川棚グランドホテルのとらふく料理は、南風泊市場(下関市彦島)に揚がる『活きた国内産のとらふく』のみ使用。一枚引きの厚みのあるふく刺しをひと口食べれば、輸入ふくとの味の違いがわかります。

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こちらはひれ酒。飲む直前に火を入れるとひれの香ばしさが引き立ち、お酒がまろやかになります。支配人いわく「ふく刺しをいただきながら飲むひれ酒は最高」とのこと。

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そしてこちらは『とおとうみの湯洗い』。とおとうみとは、ふくの皮の種類の一つですが、本場下関でも珍しい特別メニュー。しゃぶしゃぶしてポン酢でいただきます。コルトーや山頭火もいただいたのでしょうか!?

たおやかでやさしい場所~豊浦・川棚温泉

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美味しい料理と美しい景色を満喫できる豊浦・川棚温泉。なだらかな地形が『たおやかでやさしい』雰囲気を醸し出すこの地に、コルトーや山頭火が魅了された理由がわかる気がしました。皆さんもぜひ訪れてみてください。


青龍湖(舟郡ダム)
所在地/山口県下関市豊浦町川棚1766-1

下関市川棚温泉交流センター 川棚の杜
所在地/山口県下関市豊浦町川棚5180
電話/083-774-3855
駐車場/11台
営業時間/10:00~20:00
http://www.kawatananomori.com/

川棚のクスの森
所在地/山口県下関市豊浦町大字川棚下小野
駐車場/25台

川棚グランドホテル
所在地/山口県下関市豊浦川棚4912−1
駐車場/250台
チェックイン/15:00~
チェックアウト/10:00
電話/083-774-1111
http://www.kgh-otafuku.co.jp/

瀬戸内Finderフォトライター イソナガアキコ

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イソナガ アキコ

イソナガ アキコ

生まれも育ちも広島という生粋の広島人。母の故郷は瀬戸内に浮かぶ愛媛の小島。子どもの頃、みかん倉庫の屋上に登って眺めた瀬戸の多島美は本当に美しかったなあ。いい歳のオトナになった今、瀬戸内の魅力を発信するフォトライターとして活動できることに喜びを感じる日々。現在は世界遺産宮島から徒歩圏内の自宅でライター業の傍ら、色彩心理学を勉強し、講師としても活動中。 URL/http://isonaga.wixsite.com/ikka

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