海軍の歴史が生んだご当地お好み焼き『呉焼き』/多幸膳(広島県呉市)

レンガを敷き詰めた長〜いアーケード。『れんが通り』の愛称で親しまれる広島県呉市の商店街です。ここに、ご当地お好み焼き『呉焼き』の人気店があると聞きやって来ました。

『れんが通り』の南口を入ってすぐ、『呉焼き』の文字を発見! こちらの『多幸膳』(たこぜん)が、ウワサのお店です。さっそく入ってみましょう♪

まず目に飛び込んだのが、壁にずらーっと並んだ漫画本。なんでもお客さんに海上自衛隊の若い男性が多く、リクエストに応えて漫画本を増やしていたらこうなったそうです(笑)。呉は『戦艦大和』のふるさととして有名ですが、昔も今も変わらず海の男たちの街なんですね。

では本題に入ります! 『呉焼き』の特徴は、まず『細うどん』を使うこと。細うどんは戦時中に呉で発展した食べ物で、短時間でゆであがります。呉の軍港で船を造っていた職工さんが、短い休憩時間でさっと食べるのに重宝されました。

この細うどんを炒めて『焼うどん』にし、小麦の生地に乗せます。

あ! 生地が半分に折られました。これも『呉焼き』独特のスタイル。昔は家で食べる人がほとんどだったため持ち帰りやすくしたとか、鉄板が狭かったからとか諸説ありますが、古くからの形をいまも受け継いでいます。

じゃじゃーん! 完成です。この中に隠し味として入っているのが……

こちら! 『多幸膳』名物・ピリ辛の『味噌ダレ』です。パンチのある味噌ダレが細うどんに絡まって、腹ぺこにはたまりません!! 若い男性が通うのもうなずけます。

おいしかった〜ごちそうさま!と帰ろうとしたとき、こんなものを見つけました。戦艦大和の写真が載った宅配用のパッケージ。呉の『大和ミュージアム』(戦艦大和のレプリカがあることで有名)から借りた貴重な写真だそうです。「この街は、食も文化もすべてが海軍につながっているんです」とオーナーの橘さん。海の男たちとともに歩んだ街の歴史を感じる『呉焼き』。あなたもぜひ試してみてくださいね!


多幸膳
住所/広島県呉市中通3-8-3
営業時間/平日11:00~14:30、17:30~22:00 土日祝11:00~22:00
定休日/火曜日
電話/0823-25-8168
HP/http://www.kure-takozen.com/

瀬戸内Finderフォトライター 古川いづみ

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古川 いづみ

古川 いづみ

古川 いづみ/フォトライター 1982年生まれ、香川県出身。東京の制作会社で雑誌やWeb媒体の編集&ライティングにたずさわったのち、2012年、結婚を機に広島へ。現在、保育園へ通う息子の送り迎えをしながら仕事をしています。取材ネタは、もっぱら週末に家族で行くドライブで収集。好きな道は西条〜三次方面の375号線、好きな食べ物は宮島のあなごめしです♡

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