徳島県鳴門市大麻町大谷で作られる陶器『大谷焼(おおたにやき)』は、経済産業大臣指定伝統的工芸品に指定されている、徳島が誇る伝統産業です。
大谷焼の窯元はいくつかありますが、そのなかで最も古い歴史を持つのが『矢野陶苑(やのとうえん)』。
店頭ではお茶碗や珈琲カップ、花瓶など様々な大谷焼が販売されていますが、矢野陶苑では自分だけのオリジナル大谷焼を作ることができます。
今回は、そんな大谷焼作り体験を取材してきました!
約1kgほどの粘土を使い、珈琲カップ作りにチャレンジ。
まず、珈琲カップの底になる土台を作ります。
次に、粘土を少し取り、長い棒状になるように手のひらで伸ばします。
それを先ほどの土台の上に巻くように置きます。
土台にくっつけるように指先でならし、好みの高さになるまでそれを繰り返します。
形を整えながら、どんどん粘土を積み上げていきましょう。
ちなみに、焼きあがると約15%ほど小さくなるので、少し大きめに作っておくのがポイントです。
好きな形の取っ手を付けて、側面に模様を刻めば焼く前の作業は完成!
底に自分の名前も刻んでおきましょう。
少し粘土が余ったのでお皿も作ってみました!
さて、この珈琲カップとお皿が焼かれるのは、山の斜面に沿って作られた『登り窯』です。
これぞ伝統工芸!というような趣ある窯は必見。
ぜひ見学させてもらいましょう。
大谷焼作り体験で作った珈琲カップとお皿が焼きあがるのは約1ヶ月後です。
完成したら郵送してくれるので(送料別途)、それまではワクワクドキドキ。
そんな風に待っている時間も楽しみのひとつですね!
そして、1ヶ月後届いたのがこちら。
素朴でどこか懐かしい雰囲気がたまりません!
表面の色は好きな色を指定しておけば、その通りに仕上げてくれます。
大谷焼作り体験を通して、あなたもぜひ徳島の伝統工芸に触れてみてください!
矢野陶苑(やのとうえん)
所在地/徳島県鳴門市大麻町大谷字久原71
電話/088-689-0006
営/8:30〜17:00(大谷焼作り体験は14:00頃まで)
定休/年末年始
P/20台
料金/大谷焼作り体験1人2000円
瀬戸内Finderフォトライター 千葉大輔
この記事が役に立ったらいいね!してね
関連キーワード
関連記事
この記事を取材したフォトライター
千葉 大輔
千葉大輔/フォトライター 1985年生まれ、徳島県三好市出身、徳島市在住。 大学卒業後、徳島の出版社にて様々なMOOKの編集長を務め、2014年4月フリーランスのフォトグラファーとして独立しました。 写真と同時に、コピーライター、エディターとしても活動してます。つか、他にも商品開発やなんやら、いろんなことやってます。求められれば何でもやる、徳島人のくせに阿波踊りドヘタ、そんな僕です。よろしくどうぞ。 http://www.quareal.net/
Hashtags
旬のキーワード