愛媛県今治市に住むカメラが大好きな女子グループ『しまなみカメラ女子』がご紹介するフォト旅、第5回目は、大三島の東に位置する、『上浦町』編です。
瀬戸内のほぼ中央に位置する『大三島』は、愛媛県では最大の島で日本総鎮守『大山祇神社』がある『神の島』。
数多くの武将たちが戦勝祈願にやってきたことは有名ですが、古代の天皇や皇后、その他日本中のさまざまな人たちが豊作を願い、健康を願い、さまざまな思いを胸に、一年に一度は船に乗って訪れていました。
今回は、そんな大山祇神社がある『神の島』の伝説の場所を中心にフォト旅に出かけました。
ファインダーを覗くと、伝説の物語が見えてくる。
しまなみカメラ女子フォト旅です。
大三島を代表するフォトスポット、多々羅しまなみ公園。
2014年、国際サイクリング大会「サイクリングしまなみ」が開催された記念に大島石で作られた
記念碑と橋のコラボ。
愛媛県と広島県の境に架かる橋『多々羅大橋』と生口島が見え、青い空、青い海がとっても綺麗な場所です。
しまなみ海道を訪れた記念に、ぜひ撮影していただきたいポイントの一つです。
大三島と言えば、『みかん』。
道の駅には、いろんな種類のみかんがあります。
オレンジ色のみかんは、写真に撮ると可愛い。
道の駅を出発して、まずは北へ。
井口港を越え海岸通りを走っていると、海の上に浮かぶ小さな島が見えてきます。
伝説の島、『ひょっこりひょうたん島』のモデルのひとつと言われている『瓢箪島』です。
元々丸い形をしていた瓢箪島を、広島県の神様と愛媛県の神様が引っ張り合って、
瓢箪のような形になったと言われています。
また、弘法大師がやってきたという話も。
島の中央に二つの県の県境があります。
綺麗な海と伝説の島をパチリ。
瓢箪島を撮影したら、再度南へ戻ります。
もうすぐ春。
島を巡っていると出会う季節の花を撮るのも楽しみの一つです。
青い空と白い花がとっても爽やか。
道の駅を通り過ぎ、更に南へ行くと、左に小さな島が見えてきます。
671年に築かれた日本最古の水軍城、『甘崎城島(あまぎじょうじま)』です。
普段はこの島へは渡ることができませんが、年に数回だけ海が割れ渡ることができます。
潮の満ち引きでいろんな姿を見せてくれる伝説の島、水軍の姿を思い浮かべながらシャッターをパチリ。
更に南へ行くと大山祇神社が元あったと言われる神社のすぐ近くに、
『みたらしの水』と呼ばれる湧き水があります。
ここは、神様が禊をするために清水を沸かせたと伝わる場所。
今も大山祇神社に奉納される神水です。
ファインダーを覗くと神様が禊をする姿が…。
更に南へ。
夕暮れが近くなると島の南に光の道が現れます。
キラキラ光る夕陽はいつ見ても胸がキュンとなります。
陽が沈む前、伯方島と大三島を繋ぐ『大三島橋』の上に綺麗な満月が輝いていました。
太古の昔から変わらない光景、島と海と月。
そこに橋が加わり、自然と人工の新しい形が生まれたしまなみ海道。
島の今とそこに眠るいろんな物語を一緒に写真におさめると、写真の中の光景がとても奥深いものに思えてきます。
『カメラを持ってしまなみに旅に出よう!』
しまなみ海道フォト旅に出かけてみませんか。
上浦町へのアクセス
バス/今治桟橋又は今治駅から上浦町バスストップまで約45分
多々羅しまなみ公園(上浦レンタサイクル)から自転車で周遊がおすすめ。
バス運行会社・問合せ先/0898-23-388(せとうちバス)
http://www.setouchibus.co.jp/
上浦レンタサイクルターミナルお問い合わせ/0897-87-3855
http://www.go-shimanami.jp/cycling/hub/map_hub_008.html
瀬戸内Finderフォトライター 大橋麻輝
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