直島のアートスポット『家プロジェクト』へ向かう人たちでにぎわう、農協前のバス停から歩いて5分。
焼杉の古い家並みが続く静かな路地の先に『島小屋』さんはあります。
まず目を引くのは広いお庭。この奥に宿泊スペースとブックカフェがあります。
人が集まる場所を作りたい
東京で暮らしていた山岸さんご夫妻が移住を決めたのは、お子さんの誕生がきっかけ。
移住を決める前に訪れた直島での温かい交流が印象的で、何度か足を運ぶうちに「ここで子どもを育てたい」という思いが強くなったのだとか。
そして現在の場所が見つかりこの地で何をするべきか考えていた時、「ここは人が集う広場だった」と近所のおばあちゃんに聞いたのだそうです。
「そんな素敵な場所だったのなら、老若男女いろいろな人が集う場所を作ろう」との山岸さんの思いで、ゲストハウス『島小屋』は誕生しました。
宿泊はテントステイ!
他ではなかなか見かけない、部屋の中でテントステイという宿泊スタイル。
戸惑う人はむしろ少なく、皆この非日常の空間を楽しんでいるとか。
そしてゲストハウスを始めて驚いたのは、東京に住んでいた時よりも外国人の方との交流が多かったこと。
問い合わせも取材も海外からが多いと言います。
今年で3年目を迎える今では英語は自然と話せるようになったそうです。
こだわりのブックカフェ
『いろいろな人が集う場に』というオープン時の思いを実現するため、2016年3月にブックカフェもオープン。
ブックカフェでは、アートや建築、暮らしや料理の本などセンス良くチョイスされた本を読みながら、サンドイッチやコーヒーをいただくことができます。
私は『せとうちレモネード』をいただきました。
『島小屋』さんでは人との距離が近く、ゲストハウスならではの良さを存分に楽しめる場所です。
古民家を自らリノベーションして作り出したこの場所は、今も少しずつ手を加えながら変化しています。
その変化を楽しみに訪れるリピータの方も多いと聞きます。
現在はクラウドファンディングという新しい目標にも挑戦中の『島小屋』さん。
今後も注目のスポットです!
島小屋
所在地/香川県香川郡直島町882-1
電話/090-4107-8821
定休日/月曜日
ブックカフェの営業時間 10:00~18:00
※瀬戸内芸術祭開催中は21:00まで(ラストオーダー20:30)
http://shimacoya.com/
瀬戸内Finderフォトライター 矢部杏栄
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