見た目は地味だけれど、食べてみるととっても美味しい郷土料理。
今回はそんな地味ウマ飯をご紹介します。
取材に伺ったのは、吉野川の中流域、美しい峡谷が有名な大歩危(おおぼけ)にある温泉宿『大歩危峡まんなか』です。
こちらのお宿の夕食メニューのひとつとして提供されているのが、こちら。
その名を、『そばすべし』と言います。
大歩危のすぐ近く、日本三大秘境『祖谷』の郷土料理です。
特徴は、そば粉をたっぷり使用した、とろ〜りとした『あん』。
ベースとなる出汁にそば粉を加えていくわけですが、その際に手のひらでそば粉を振るってすべらせるように入れていたため、『そばすべし』という名がついたそうです。
具材は、里芋、ひょうたんかぼちゃ、にんじん、しめじなど、地元の野菜。
下茹でしたそれらの野菜の上に、温かい『あん』をかけていきます。
これで完成。
ね、見た目は地味でしょ?(笑)
でも、身体があったまる優し〜いお味で、とっても美味しいんです。
その味わいの秘密は、醤油やみりんなど、こだわりの調味料にありました。
「うちは伝統的な製法で作られた調味料を取り寄せて、料理に使っています」と、副料理長の大平一義さん。
祖谷の伝統的な郷土料理に、選び抜いた調味料を組み合わせることで、『そばすべし』を進化させているのです。
これを食べられるのは、宿泊者のみ。
そして、ここは美肌の湯として知られる温泉宿。
料理だけじゃなく、素晴らしい峡谷美を望む露天風呂も楽しんでくださいね!
※すぐ近くには大歩危峡を巡る遊覧船がありますので、こちらにもぜひ立ち寄ってみてください。
峡谷の湯宿 大歩危峡まんなか
所在地/徳島県三好市山城町西宇1644-1
電話/0883-84-1216
http://www.mannaka.co.jp/hotel/hotel.html
瀬戸内Finderフォトライター 千葉大輔
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この記事を取材したフォトライター
千葉 大輔
千葉大輔/フォトライター 1985年生まれ、徳島県三好市出身、徳島市在住。 大学卒業後、徳島の出版社にて様々なMOOKの編集長を務め、2014年4月フリーランスのフォトグラファーとして独立しました。 写真と同時に、コピーライター、エディターとしても活動してます。つか、他にも商品開発やなんやら、いろんなことやってます。求められれば何でもやる、徳島人のくせに阿波踊りドヘタ、そんな僕です。よろしくどうぞ。 http://www.quareal.net/
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