海・自然
干潮時にだけ現れる『天使の散歩道』/エンジェルロードと双子浦(香川県小豆郡土庄町)
1日2回、干潮時にだけ海の中から現れる砂の道、それが『エンジェルロード(天使の散歩道)』です!
「大切な人と手をつないで渡ると幸せになれる」というジンクスがあり、縁結びスポットとして『恋人の聖地』にも認定されています。
『エンジェルロード』のすぐ手前に丘があり、遊歩道を歩いて上へ登れるようになっています。
その先端には『約束の丘展望台』が整備されていて、そこはまさに『エンジェルロード』を見下ろす絶景ポイント!
『幸せの鐘』を鳴らしたり、願いを書いた絵馬や貝殻を掲げられるようになっています。
こちらは浜から見る『エンジェルロード』。
干潮時刻の前後それぞれ2時間ぐらいは歩いて渡れますので、合計すると1日あたり約8時間は通行可能な状態になっています。
冬季には夕陽と共に『エンジェルロード』が見られることも!
もちろん、日没の時刻と『エンジェルロード』が現れる時間帯が一致していなければなりません。
土庄町のホームページなどで 潮見表を見られるようになっていますので、事前にチェックして旅行の計画を立ててみてくださいね!
その時の天候や潮位にもよりますが、干潮時刻ピッタリだと道幅が太すぎてフォトジェニックな光景には出会えません。
潮が引いてきて道ができた直後か、あるいは潮が満ちてきて渡れなくなる直前がもっともオススメの時間帯です!
こちらは『エンジェルロード』のすぐ裏手にある港の景色。
実は、ここから歩いて20~30分ぐらいの小高い丘の上に神社が建立されていて、その丘陵一帯は『双子浦(ふたごうら)』と呼ばれています。
あまり知られていませんが、そこは『エンジェルロード』も望める絶景ポイントなんです!
こちらは丘の上にある『富丘八幡宮』の参道。
この参道を登りきったところで振り向くと素晴らしい景色が目に飛び込んできます!
その景色がこちら!
中央右手に『エンジェルロード』がある余島の島々が浮かび、その奥に屋島や五剣山など四国の山々を望めます。
こちらは丘の頂上に鎮座する『富丘八幡宮』の本殿。
毎年10月14~15日に行われる富丘八幡宮秋季大祭では、五穀豊穣や商売繁盛、家内安全を願い、船を形どった赤色のだんじりの上に子どもたちを乗せて日本舞踊が奉納されます。
さらに『富丘八幡宮』からやや東へ下った場所に『双子浦展望台』が整備されています。
ここは昭和25年に昭和天皇も御巡幸された由緒ある景勝地です。
海と緑が一体となった景色が楽しめ、ここからも『エンジェルロード』が望めます!
あまり知られていない場所ですが、『新さぬき百景』にも選定されています。
近年は映画やドラマのロケ地としても有名になった『エンジェルロード』。
小豆島にお越しの際には、古くからの景勝地『双子浦』と合わせて、ぜひ訪れてみてくださいね!
瀬戸内Finderフォトライター 松岡広宣
関連地域
香川県
瀬戸大橋を介して本州と四国を繋ぐ四国の玄関口、香川県。県民のソウルフードとして親しまれている「讃岐うどん」は、県外からも多くの観光客を集めています。歴史的な観光資源と個性豊かな島々に恵まれてているのも特徴。ミシュラン・グリーンガイド・ジャポンで三ツ星を獲得した「栗林公園」、長い石段で有名な「金刀比羅宮」に加え、どこか地中海を思わせる美しい小豆島の他、せとうちの風景と現代アートを融合させた取り組みも人気を博しています。