境内に『日本一低い山』が!? 日本武尊の霊が白鳥となって舞い降りた地 / 白鳥神社(香川県東かがわ市)

『白鳥神社(しろとりじんじゃ)』は香川県東部にある神社で、境内の奥に広がる松原の中になんと『日本一低い山』があることで有名です!
神社の由来は古く神話の時代まで遡り、伝説によるとこの場所は日本武尊(やまとたけるのみこと)の霊が白鳥となって舞い降りた地で、『白鳥神社』の建立はその時に始まったとされます。

こちらは『鶴御門』。境内の入口に立つ門で、江戸時代の1664年(寛文4年)に初代高松藩主・松平頼重の寄進によって神社が再興された際に建てられたものが現存しており、東かがわ市の指定文化財になっています。

この門をくぐって境内の中に入ると、中央にどっしりとした『拝殿』が鎮座します。こちらは1880年(明治13年)に再建されたもので、この奥には『本殿』があります。

また、境内南側にある駐車場の脇には樹齢800年を越えるクスノキの巨木が立ちます。
このクスノキの樹高は約30mで、幹周り7.6m、枝葉は東西30m、南北27mに広がっています。

太い幹にはしめ縄がなされ、高さもさることながら八方に広がる木の根にも風格がありますね!
白鳥神社にはこの木も含めて10本のクスノキの大木があり、これらは環境省の『かおり風景百選』に選定されています。

クスノキの北側には『青山稲荷神社』があり、鳥居のトンネルを歩いていくと拝殿が見えます。
こちらも『鶴御門』と同様に、江戸時代の1664年(寛文4年)に再建されたものです。

さらに『白鳥神社』の境内にはいくつかユニークな奉納物があります。
その一つがこちらの巨大な鏑矢(かぶらや)!
矢の長さは24.8mもあり、神社などに飾られるジャンボ矢としては日本一の大きさを誇ります!

また『白鳥神社』の境内の北側には『白鳥の松原』があり、その面積は4万坪におよびます。
『瀬戸内海国立公園』の区域に指定されているほか『日本の白砂青松100選』にも選定されています。

実は、この松原の中に白鳥神社が誇るもう一つの『日本一』があります!

それがこちらの『御山』で、『日本一低い山』といわれます!
「え!? どこが山??」と思わず口に出したくなってしまいますが、この山の誕生には面白いエピソードがあります。

実は近年の台風被害によってこの辺り一面の低地が浸水し、それがきっかけで測量調査を実施した結果、この地点が標高3.6mで一帯では最も高いことが判明します。そこで2005年8月7日(旧暦7月1日)に山開きのイベントを行い『日本一低い山』が誕生しました。
その後、明治時代の郷土史を調べてみると『御山』が自然の山として記載されていたことも分かり、現在は国土地理院にも山として認めてもらえるよう嘆願中だそうです。神社の社務所では『登山証明書』も発行してくれます。

徳島県にも標高6.1mで『日本一低い山』として知られる『弁天山』がありますが、近いうちに国土地理院の公式記録が更新されるかもしれませんね!

日本武尊伝説に由来し、境内にはユニークな見所がたくさんある『白鳥神社』。
あなたも『日本一低い山』に登ってみませんか?


◇白鳥神社
所在地/香川県東かがわ市松原69
駐車場/あり(無料)
http://www.shirotori-jinja.jp/

瀬戸内Finderフォトライター 松岡広宣

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松岡 広宣

松岡 広宣

松岡 広宣/フォトライター 1974年生まれ、兵庫県西宮市出身、西宮市在住。メディアポリス株式会社 代表取締役。 ソーラー発電付きエコキャンピングカー【ソーラーキング号】で全国各地を訪れながら、日本の美しい風景をハイビジョン映像で撮影しています。 できうる限り全国くまなく歩き回って、貴重な日本の自然や風景を映像として後世に残していきたいと考えています。 日本全国を旅していますが、もちろん、地元の瀬戸内も大好きです! 「癒しの国 日本.TV」 ~ 日本全国を「癒しの映像」でバーチャル旅行 http://www.healing-japan.tv/

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