昭和ノスタルジー漂う松山のソウルフード 松山風鍋焼きうどん/mammam(マンマ)(愛媛県松山市)

松山のソウルフードといえば、この『松山風鍋焼きうどん』。
食材も道具も乏しかった戦後生まれのご当地グルメです。

特徴は、アルミ鍋、はしで簡単に切れる柔らか麺、甘めのつゆ。
三拍子そろって『松山風』を語れます。
市内の多くの食堂で、必ずメニューに入っているほど地元に愛されている郷土料理です。
中でも、街の中心地に店を構える老舗の鍋焼きうどん専門店『アサヒ』と『ことり』は、国内外から観光客が訪れる超有名店。
地元の人たちは、甘さが際立つ『アサヒ』派と、極めの出汁の『ことり』派に分かれるんですよ。

でも今回は、地元の人でも知る人ぞ知る、松山・道後のお店『マンマ』をご紹介します。

市内電車『道後温泉駅』から東に進むと、たどり着くのが『伊佐爾波(いさにわ)神社』。そのふもとに飲食店『マンマ』はあります。

外観も店内も、DIYの手作り感と昭和の小物が、旅人の心を落ち着かせてくれます。



では早速、注文しましょう。

このビジュアルが『松山風』です。
昭和ノスタルジー感、半端ないでしょ?

フタを取って湯気の中から現れる姿も、「はじめまして」なのにどこか懐かしい。
『鍋焼きうどん』(税込600円)と『いなり寿し』(120円)。コンビで注文するのが地元スタイルです。

イリコと昆布の出汁を使ったつゆは、ほんのり甘く、まろやか。
甘く煮た肉や油揚げの具材と、つゆ自体にも甘みを加えています。
醤油がほんのり舌を捉え、飲み干せるほどに優しい味わい。

麺は、手打ちでなくあえて機械麺を使うのも『松山風』。
つゆでグツグツ煮込むため、見事な腰抜け具合で、0歳から100歳まで食べられるんです!

この黒い物体は、ダシで使ったイリコと昆布を甘辛く味付けしたかき揚げ(100円)。
酒のおつまみにもいいし、うどんに入れても美味!

『マンマ』は2014年にオープン。
お店を切り盛りするのは、病院の栄養士だった大成藍さんです。
店名は「お母さん」の意。
「毎日でも食べられるお母さんの味を提供したいから。郷土料理を大切に受け継ぐことはもちろん、ここで生まれる人とのつながりを大切にしたいです」と藍さん。

郷土料理って、その土地の風土や人柄の写し鏡だと思うんです。
『松山風』はまさに、温暖な風土と、そこに息づく温かい心を目いっぱい感じることができる一品です。

松山の、旅の記憶にマストな『松山風鍋焼きうどん』。
ぜひ、味わってみてくださいね。


mammam(マンマ)
所在地/愛媛県松山市道後湯之町1丁目40
営業時間/11:30~15:00、17:00~23:00
不定休
電話/089-934-3204

瀬戸内Finderフォトライター ハタノエリ

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この記事を取材したフォトライター

ハタノ エリ

ハタノ エリ

1978年宮崎県生まれ。愛媛県松山市在住。 新聞記者のちフリーライター。 日常にも、おもてなしの心があふれる愛媛。2年前、この地を離れても忘れられず、2017年春、戻ってきました!訪れたらきっと、大好きになる。そんな確信があるからこそ、誰かの「愛媛行き」を、グッと後押しする記事を書いていきたい。

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