歌舞伎役者もあこがれる、日本最古の現存芝居小屋!/旧金毘羅大芝居(香川県琴平町)

『こんぴらさん』といえば、長い石段や由緒ある御本宮参道のにぎわいなどが思い浮かびます。しかし、今回ご紹介する場所も『こんぴら参り』に来たら絶対はずせない!

ここ『旧金毘羅大芝居』(通称:金丸座)は、1835年(江戸時代後期)に建てられた日本最古の現存芝居小屋。毎年4月に行われる『四国こんぴら歌舞伎大芝居』は春の風物詩で、全国から歌舞伎ファンが押し寄せます。

写真中央の小さな空間は、『鼠木戸』と呼ばれる劇場への入り口。『旧金毘羅大芝居』は、歌舞伎の公演時期以外も1人500円(大人料金)で見学が可能です。
それでは、中に入ってみましょう!

なんと華やかで歴史あるたたずまい! 創建当時の姿を見事に残したこの芝居小屋は、1970年に国の重要文化財に指定されました。歌舞伎役者の間でも、『旧金毘羅大芝居』の舞台に立つのは大変な名誉とされているそう。

天井には、役者の家を表す『定紋』を描いた提灯が。
さて、ここからは歌舞伎ならではのからくりをいくつかご紹介!

ガイドさんがパカッと開けたのは、『空井戸』と呼ばれる仕掛け。その名の通り井戸に見立てて使うことが多く、実際に水に飛び込む豪快な役者さんも。
さて、この空井戸の下はどうなっているかというと……

まさに『奈落の底』! 『奈落』とは舞台や花道の床下部分。今でも写真のような『廻り舞台装置』を人力で動かし、舞台をぐるりと回します。

お次は、床下から一気に天井へ!

これは『かけすじ』という宙吊り装置。2004年の大改修後に復元されたものですが、もともと江戸時代から存在した仕掛けだそう。当時のお客さんも、ダイナミックな演出にさぞ喜んだに違いありません!

 

さて、平成最後の四国こんぴら歌舞伎大芝居、2019年の公演は4月6日からスタート。前日の5日には、役者がこんぴら周辺の町中を人力車で回る『成功祈願お練り』があります。
歌舞伎の公演を観るもよし、建物をじっくり見学するもよし。あなたもぜひ、『旧金毘羅大芝居』を訪れてみてくださいね!


旧金毘羅大芝居(金丸座)
所在地/香川県仲多度郡琴平町乙1241
開館時間/9:00〜17:00
定休日/なし(催し物開催日は休館となる場合あり)
電話/0877-73-3846(管理事務所)
見学料金/大人500円、中・高生300円、小人200円
http://www.konpirakabuki.jp

瀬戸内Finderフォトライター 古川いづみ

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古川 いづみ

古川 いづみ

古川 いづみ/フォトライター 1982年生まれ、香川県出身。東京の制作会社で雑誌やWeb媒体の編集&ライティングにたずさわったのち、2012年、結婚を機に広島へ。現在、保育園へ通う息子の送り迎えをしながら仕事をしています。取材ネタは、もっぱら週末に家族で行くドライブで収集。好きな道は西条〜三次方面の375号線、好きな食べ物は宮島のあなごめしです♡

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