建築家・安藤忠雄氏が設計した植物園
淡路島の北東部にある『淡路夢舞台』は、世界に名を馳せる建築家・安藤忠雄氏によって設計された複合型リゾート施設。壮大な回廊、ホテル、国際会議場、温室、展望テラスなど複数の施設が一体となって整備されており、その中を回遊すると、まるで迷路の中に足を踏み入れたかのような、冒険心をくすぐられる楽しい散策ができます。
そうした『淡路夢舞台』の建造物群の一角にある、二つの直方体をクロスさせたガラス張りの施設が『奇跡の星の植物館』です。館内は国際花と緑の博覧会やジャパンフローラ2000の企画・展示・プロデュースを行った辻本智子氏による展示が行われていて、温室としては日本最大級の展示面積を誇ります。
花緑とアートを融合させた展示空間が特徴
建物の中に入れば、そこは常夏のトロピカル空間!
館内では食虫植物をはじめとした珍しい植物を展示するだけではなく、水・光・アート等、多様なエレメントとのコラボレーションを試みながら自然の美しさ・素晴らしさを五感に訴えかけるような工夫がされています。
(この写真は2月に開催されるラン展の様子)
温室はいくつかの区画に分かれていて、植物の形・色・香りといった特徴に焦点をあわせた人間の五感を刺激する展示となっています。植物の形に注目する『プランツギャラリー』や植物の持つ色で演出する『トロピカルガーデン』、伝統工芸とコラボした『和の庭』など、それぞれのコンセプトに沿った展示空間となっています。
夏はトロピカルガーデンショーを開催!
そして、メインは一番奥にある『フラワーショースペース』。年7回、世界の花文化をテーマにフラワーショーを開催していて、花に包まれたパーティーやコンサート、結婚式なども行われます。
例えば2018年7月14日(土)~9月14日(金)までは『バリフラワーショー2018ー神々が宿る庭ー』を開催中!
ハイビスカス、アンスリウム、ブーゲンヴィレアなどのカラフルな熱帯の花々が見られ、辺りはまさにトロピカルな雰囲気!
また「見つけよう!楽しい熱帯の仲間たち」をテーマに、南の島に住む動物をモチーフにしたトピアリーも登場。
(トピアリー とは、常緑樹や低木を刈り込んで作成される造形物のこと)
色とりどりの熱帯の花々とフラミンゴやイルカなどのトピアリーで演出する不思議で楽しいポップなサマーガーデン。
『花緑とアート』が融合した独特の空間を散策できます!
館内にある『ミラクルプラネットカフェ』では、フラワーショーに合わせた期間限定のスペシャルメニューが登場します!
こんなトロピカルなパフェが登場することも。どんなメニューが登場するのか楽しみですね。
さらに、2018年8月1日(水)~8月15日(水)は『サマーカーニバル2018―ダンスイベント―』を開催。
バリ伝統舞踊&ガムラン演奏が日に数回行われ、期間中は朝9時~夜21時まで(最終入館20時30分)延長営業!
淡路島の魅力をたっぷりと満喫できるイベントですので、ぜひご来館くださいね!
季節に合わせ年間7回の模様替え!
『奇跡の星の植物館』は季節に合わせて年間7回の入替えにより、訪れるたびに空間全体が様変わりするのも魅力の一つ!
11~1月には『クリスマスフラワーショー』が開催され、土日やクリスマス前には夜間も開館(21時まで)。
高さ10mのツリーに100種2万株を超えるホワイトフラワーと数々のオブジェが演出する厳かで幻想的なクリスマス・イルミネーションを満喫できます。
隣接する『淡路夢舞台』の建造物群にも様々なイルミネーションが配置され、夜はロマンチックなデートスポットに。
こちらは過去に開催された春のイベント『花見の庭』。早咲きの桜などを入れることで期間中はいつでも桜のお花見を楽しめ、ユキヤナギ・コデマリ・桜草などの多種多様な春の植物と日本の伝統芸術作品のコラボレーションが生む華やかな和風の庭を散策できました。
2018年1~3月は特別展『淡路夢舞台ラン展-オーキッドワンダーランド-』を開催予定。
季節によってさまざまに趣向を凝らしたゴージャスなイベントが開催されるので、イベントスケジュールを確認しながら年に何度も足を運びたくなります!
『奇跡の星の植物館』は建築家・安藤忠雄氏が設計した国内最大級の温室植物園で、どの季節に訪れても『花緑とアート』が融合した魅力的な空間を楽しめます。
隣接する『淡路夢舞台』や『淡路島 国営明石海峡公園』と合わせて、ぜひ訪れてみてくださいね!
◇兵庫県立淡路夢舞台温室 奇跡の星の植物館
所在地/兵庫県淡路市夢舞台4番地
電話/0799-74-1200
開館時間/10:00~18:00 (最終受付時間 17:30) ※2018年8月1日(水)~8月15日(水)は〜21:00(最終入館20:30)
休館日/7月・11月の第2木曜日
※その他、フラワーショーのスケジュールに合わせて臨時休館日があります
入園料金/大人600円 高校生以下無料 70歳以上300円
※特別展は料金が変更となります
※国営明石海峡公園とのお得なセット券もあります(特別展開催時を除く)
駐車場/あり(1日500円、約600台)※夢舞台地下駐車場が最寄りの駐車場になります
http://www.kisekinohoshi.jp/
瀬戸内Finderフォトライター 松岡広宣
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この記事を取材したフォトライター
松岡 広宣
松岡 広宣/フォトライター 1974年生まれ、兵庫県西宮市出身、西宮市在住。メディアポリス株式会社 代表取締役。 ソーラー発電付きエコキャンピングカー【ソーラーキング号】で全国各地を訪れながら、日本の美しい風景をハイビジョン映像で撮影しています。 できうる限り全国くまなく歩き回って、貴重な日本の自然や風景を映像として後世に残していきたいと考えています。 日本全国を旅していますが、もちろん、地元の瀬戸内も大好きです! 「癒しの国 日本.TV」 ~ 日本全国を「癒しの映像」でバーチャル旅行 http://www.healing-japan.tv/
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