昨今若い世代からも熱い視線を浴びているインテリアグリーン。
今回は盆栽の一大産地・香川県で、『苔玉づくり』を体験してみたいと思います。
大自然の苔玉教室『開耶香房』
場所は、目の前に大きなため池がある高松市国分寺町の山の麓。
自然に包まれたとっても気持ちがいい場所です。
苔玉に必要な最初のステップは、植物選び。
苔玉に使うお気に入りの植物を、なんと約100種類(!)の中から選ぶことができます。
ご主人曰く、ここが一番みなさんが悩み、時間をかけるところだそう。確かにどの子も可愛くて目移りしてしまいます。
どの植物が自分の性格と合っているか、花はいつ頃咲くのか、たくさんご主人のアドバイスを受けながらお気に入りのものをじっくりと選びます。
今回選んだのはさつき。『根上がり』という技法を用い、根が露出するよう育てられたものです。
さっそく選んだ植物を上の方からほぐすような感じで、土や余分な根を崩していきます。
これは全体のバランスを取るために小さくする作業で、これから作る下の玉が小さいほどクオリティが高くなり、管理も難しくなるそうです。
下の玉が植物に対して1:3であればバランスが良く見えます。
次に、ケト土をよく練り水気を切りながら株の周りにつけていきます。
隙間がなくなるように親指でしっかり強めに伸ばし、まんべんなくつけていくのがポイント。
綺麗に丸く土をつけることが出来たら、苔で株全体をカバーしていきます。
この苔は生きているため成長して伸びていくのですが、しっかり隙間なく貼っていくのが大切です。
最後に木綿糸で株の周りをぐるぐると巻きつけます。
巻き方は自由ですが、この工程が苔玉の今後の整形の要になるため、しっかり全体に巻きつけていきます。
この糸は苔と株を固定する役目をしており、大体2ヶ月程で朽ちていきます。
あっという間にかわいい苔玉の完成!
最後にしっかり水をかけてやり、完成!
家に持ち帰り、好みのお皿などに置いて飾ってみましょう。
お皿の選択でもまた楽しめるのが、苔玉のいいところですね。
自然が溢れるこの素敵な場所で、あなただけの苔玉を作ってみませんか?
自然の中の浪漫・香草・野草 開耶香房 苔玉づくり体験
所在地/香川県高松市国分寺町新居2553番地2
料金/1,000円〜
予約/開耶香房に5日前までに電話、もしくはHP内のメールフォームで申し込み。
電話/087-813-5287
準備物/なし
http://www.sakuyakoubou.jp
瀬戸内Finderフォトライター 山田芽実
この記事が役に立ったらいいね!してね
関連キーワード
関連記事
この記事を取材したフォトライター
山田 芽実
香川生まれ。 高校卒業後、米国・京都・香川・東ティモールを経てまた香川在住。 地元のすてきさを改めて発見中。 絵を描いたり写真を撮ったりしています。
Hashtags
旬のキーワード