世界遺産・宮島の対岸、経小屋山の麓に、誰もが一度は泊まってみたいと思う憧れの宿『庭園の宿 石亭』があります。
感動!窓から宮島を望む贅沢な眺望
石亭には母屋が3つ、離れが7つ、四阿(あずまや)が2つありますが、「眺めが一番良いから」と最初に案内していただいたのは母屋の『夕凪(ゆうなぎ)』というお部屋。
窓辺に置いてある、座り心地のよさそうなキューブチェアにさっそく腰かけてみます。
目の前に広がるのは瀬戸の穏やかな海。
島全体がご神体といわれる宮島は、まるで女神さまが横たわっているような姿です。
ああ、なんて気持ちの良い景色なんでしょう!
しばし時が経つのを忘れてしまいます。
半露天の内風呂で瀬戸内の絶景独り占め!
石亭では、ほぼ全てのお部屋に趣向を凝らした内風呂がついています。
中でも『老松(おいまつ)』というお部屋にある内風呂から見る瀬戸の景色は最高!
こちらの写真は『蓬莱亭(ほうらいてい)』の2階にある木漏れ日溢れるパウダールーム。
ここに座るだけで映画の主人公になれそうな、そんな素敵な空間です。
使い方は自由!石亭自慢のサロン
石亭のもう1つの特徴は、お泊まりのお部屋とは別にサロンと呼ばれるスペースがいくつかあること。
こちらの写真はサロン『草々亭』。夜はセルフのショットバーとなり、シャンパンやワインをいただくことができます。
こちらはハンス・J・ウェグナーの『ベアチェア』やフィンユールの『チーフテンチェア』など、石亭の主人である上野純一さんが自らセレクトした椅子がズラリと並ぶ『床下サロン』。
正面の庭から心地よい気と風が吹き込むこの場所は、パワースポットという噂も……!
「石亭は高級旅館ではない」
最近は高級旅館というカテゴリーで紹介されることも多いそうですが、「高級という言葉は、少々苦手なんです」と上野さんはおっしゃいます。
石亭という宿が大切にしているのは、高級感ではなく、遊びや無駄を楽しむ寛容さ。
お部屋一つひとつに趣向を凝らし、遊びのスペースとしてサロンを設けているのは、そんな想いの表れでもあります。
夜の石亭もまた格別
夜の石亭もまた見逃せません。
部屋に灯るオレンジの灯り、そして窓越しに映る人の気配さえ、石亭を彩る景色になります。
春夏秋冬、朝と夜。時の移ろいの中でいろいろな表情を見せてくれる石亭。
ここで過ごす時間は、あなたの心とカラダの疲れをゆっくりとときほぐしてくれるはず。
広島観光の拠点にするのも、この宿を目的地に広島を観光するのも素敵。
ぜひ本物の贅沢を味わいに、一度訪れてみてください。
庭園の宿 石亭
住所/広島県廿日市市宮浜温泉3-5-27
チェックイン15:20(アーリーチェックイン対応)
チェックアウト10:20(レイトチェックアウト対応)
電話/0829-55-0601
http://www.sekitei.to/
瀬戸内Finderフォトライター イソナガアキコ
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この記事を取材したフォトライター
イソナガ アキコ
約10年のWEBディレクター業ののち、2014年よりフリーライター。 撮影を含む仕事も増える中、カメラ熱も上昇中。 2019年、インディペンデントな本屋さんを応援する「あいだproject」を創立。 本や本屋を起点にしたイベントをあれこれ妄想しては実行中。 URL/https://isonaga.wixsite.com/aidapress
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