神戸ポートタワー横発着、ファンタジー号
神戸のハーバーエリアでランチの後、何をする?混雑したハーバーランド・モザイクを避け、意外な場所でカフェタイムはいかがですか。
神戸港をぐるっと一周する約45分間のお手軽クルーズ、ファンタジー号の船上カフェです。
神戸ポートタワーから徒歩わずか30秒で乗り場にアクセス。
クルーズの見どころが描かれたチケットをターミナルで購入します。
出港から5分もすれば、目の前の景色は一変します。観光やショッピングに人気のハーバーランドを離れ、ファンタジー号は造船工場の並ぶエリアに入って行きます。
造船エリアには巨大な船舶を建造したり、修理したりできるドックが複数並びます。ビルほども大きなドックは必見です。
海上には、つい10日前に進水式を終えたばかりの、真新しい巨大な船が浮かんでいます。
シンガポール企業が発注した液化石油ガス運搬船だそうです。全長230メートルの船の真横を通る迫力は、鳥肌もの。
神戸は日本唯一の海自潜水艦建造地
すぐ隣りの造船所では、防衛省向けの潜水艦が建造されています。
いま、潜水艦が作られているのは、日本全国で神戸だけだって、知っていましたか?その建造風景が海から見られるのも、当然ここだけ。
船内では期間限定でその潜水艦を模した真っ黒なホットドッグ、『潜水艦ドック』を販売しています。
パンの街神戸を代表する老舗のイスズベーカリーとファンタジー号が、「神戸の名物を作ろう」と共同開発した限定商品です。
ココアを練り込んだ特別な生地に、粒マスタードと特製カレーマヨネーズがぴりっと効いています。『海自カレー』にちなんだスパイシーなおいしさです。
2016年のクリスマスまで、イスズベーカリーとファンタジー号が共同で開催する『KOBEじゃPANくるーず』企画では、他にも神戸で人気のパンがいただけます。
ドリンクと共にいただくもよし、お土産に持って帰るのもよし。
ファミリーも愛犬も大満足のクルーズ!
神戸空港の連絡橋まで進んだところで、ファンタジー号は港へと引き返します。
船、潜水艦、運が良ければ離発着する飛行機まで見られる航路は、乗り物好きにはもうたまらないルートです。
もちろん、ちびっこ連れのファミリーにも人気です。船内の客席に座らず、デッキに立って見どころに目を凝らしながら、乗組員の説明に耳を傾ける人もいます。
乗組員やスタッフは、船長さんも含めて全員女性であることが多いんです。かっこいいでしょ。
ファンタジー号は、愛犬と一緒にクルージングを楽しみたい人にもおすすめです。わんちゃんは客席には入れませんが、デッキで潮風に吹かれるのも気持ちいいですよ。
あなたの知らない神戸の顔を見つけに、お出かけください。
※建造中の船舶・潜水艦が見られないこともあります。
神戸シーバス クルージングカフェファンタジー
切符売り場/神戸市中央区波止場町7-1 中突堤中央ターミナル『かもめりあ』1F
乗り場/『かもめりあ』前5番のりば(出港の15分前までにのりばへ)
電話/0120-370-764(9:00~18:00)
P/かもめりあ有料駐車場60台(非提携)
http://www.kobe-seabus.com/
瀬戸内Finderフォトライター 堀まどか
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この記事を取材したフォトライター
堀 まどか
堀 まどか/フォトライター 兵庫県生まれ、在住。実務翻訳、外国人起業家支援、通訳案内士(英語)、そしてフォトライター。 ネットマーケティングの外資系スタートアップで進行管理や顧客サポートを担当。 2011年から、フジサンケイビジネスアイ掲載の週刊コラム『ITビジネス最前線』を英日翻訳しています。 日常の風景や旅先で出会った人の表情など、心に触れるものを写真におさめています。瀬戸内のスポット、暮らしぶり、季節感、食を私目線で切り取ります。 写真ブログ http://riderv328.tumblr.com ツイッター https://twitter.com/Riderv328
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by 瀬戸内Finder 編集部