瀬戸内は造船の聖地! ディープで楽しい『造船鉄工祭』/因島鉄工業団地(広島県尾道市)

広島と愛媛を1本のルートで結び、近年『サイクリングの聖地』としてすっかり有名になった『しまなみ海道』。しかし、実はこのエリアがもうひとつの聖地であることをご存知でしょうか? その答えは……

造船!!!

中でも因島(いんのしま)にある因島鉄工業団地は、『船体ブロック』と呼ばれる船の巨大なパーツの製造量で日本一を誇ります。

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↑写真左下、横長の建屋が連なっているエリアが因島鉄工業団地。

島々が入り組んだ急潮渦巻く環境から、因島では古来より高度な造船技術が磨かれてきました。そんな『造船の聖地』で、2017年10月21日(土),22日(日)に開催されるイベントが!

普段は入れない鉄工業団地を大公開!

その名は『造船鉄工祭』。一般向けとしてはおそらく日本初の、『造船&鉄工』をテーマにしたイベントです。二日間のプログラムのうち、初日には稼働中の工場をめぐる見学ツアーが行われました。

それではさっそく、様子をのぞいてみましょう。

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ズドーン!!!
迫力あふれる巨大な船造りの現場へ、いざ潜入!

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今回のツアーのために配慮がされているとはいえ、稼働中の工場には危険がいっぱい。参加者は、マスク・ゴーグル・ヘルメット・軍手・受信用インカムを着用します。
一般未公開の場所へ足を踏み入れるドキドキ&ワクワク感で、テンションは一気にアップ! そんな彼らの目の前に現れたのは……

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デカい!!

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とにかくデカい!!!
メガトン級の船体ブロックが、次から次へと目に飛び込んできます。これらがそれぞれ船の『パーツ』というのだから、組み上がった船本体はいったいどんな大きさなんでしょうか!?

「ここで製作に携わっている船で最大のものは、18万トンです」(造船鉄工祭実行員会メンバー)

どっひえーーー!

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一方、小さな部分に目をやると、現場スタッフ手書きのポップが。「造船マンという男らしさ×手作りのウェルカム感に萌える♡」と女性参加者。『造船男子』ブーム、ついに到来!?

誰もが楽しめるワークショップやマルシェも充実♪

イベント2日目。ほとんどの工場が休みのこの日は、鉄工業団地内のいたる所でワークショップやマルシェが行われました。

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溶接用のマスクを付けて、職人技に見入る子どもたち。ちょっぴり危険な仕事に、あこがれのまなざし!?

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職人さんの手ほどきで、ドリルを使ったペンスタンド作りを体験。学校の授業よりおもしろい!

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今回イベントを盛り上げるのに一役買ったのが、地元の人気カフェや生産者が出店したマルシェ。島の人ですら足を踏み入れにくい造船・鉄工の世界も、こうした楽しい演出のおかげでグッと身近になったようです。おかげで二日間の来場者数は、予想の3倍以上の約1400人! 思わぬ盛況ぶりに、普段は寡黙な職人さんもうれしい悲鳴を上げていました。

ここから始まる! 新しい瀬戸内造船の未来

「子どもたちや若者に、もっと造船や鉄工関連業に興味を持ってほしいと思ったのがイベントを立ち上げたきっかけです」
そう語ってくれたのは、造船鉄工祭実行員会のみなさん。島の明るい未来を願って、これまでにない試みにチャレンジしました。
因島、そして瀬戸内になくてはならない造船業。このイベントを船出として、今後さらなる盛り上がりを見せるに違いありません。来年も『第2回 造船鉄工祭』が開催される予定。みなさんもぜひ、ディープで楽しい造船の世界をのぞいてみてくださいね!


造船鉄工祭実行委員会(問い合わせ先)
所在地/広島県尾道市因島重井町細口474-1
電話/0845-24-3571
http://www.zosen-tekko.com/
https://www.facebook.com/zosentekko/

瀬戸内Finderフォトライター 古川いづみ

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古川 いづみ

古川 いづみ

古川 いづみ/フォトライター 1982年生まれ、香川県出身。東京の制作会社で雑誌やWeb媒体の編集&ライティングにたずさわったのち、2012年、結婚を機に広島へ。現在、保育園へ通う息子の送り迎えをしながら仕事をしています。取材ネタは、もっぱら週末に家族で行くドライブで収集。好きな道は西条〜三次方面の375号線、好きな食べ物は宮島のあなごめしです♡

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