『上島特集』移住者インタビューNO.2島みかんを全国へ届けるぽんぽこらんど&古民家ゲストハウス汐見の家【PR】

瀬戸内海のほぼ中央、愛媛県と広島県の境に25の離島で構成された愛媛県越智郡上島町があります。ここは今密かに移住先として注目されている町なのです。

注目される理由とは?気になるその全貌を徹底取材!10回に渡ってご紹介する上島町特集!今回は岩城島と佐島に移住したお二人をご紹介します!

「おはよう!」見知らぬ島人の挨拶で岩城島への移住を決意

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東京から移住してきた古崎さんとスタッフの岡信太郎さん

福井県出身の古崎公一さんは、アメリカの大学を卒業した後、東京の経営コンサルタント会社に就職。
エリート社員となり自信をつけた古崎さんは、実家の内装施工会社を手伝うようになったのですが、ノルマに追われクリアしても喜びはえられず、金銭では計れない仕事の意味、そして本当の豊かさについて思い悩むようになったそうです。
そんなとき、知人の誘いで初めて岩城島を訪れることにしました。車から降りた古崎さんのそばを、一人の女の子が通りかかりました。

「おはようございます!」

元気よく挨拶する第一島人に、古崎さんは衝撃を受けました。

東京で見ず知らずの人間に挨拶をする人はいない…
ここは一体なんなんだ…

その時、古崎さんは、こんなにしっかり挨拶ができる子供が育つ島に、東京で疑問を抱えていた豊かさのヒントを見つけます。帰京後、すぐに仕事を辞め、2004年に岩城島へ移住しました。

岩城島でアルバイトから社員へ。役職も。しかし…

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古崎さんが移住して最初に就いた仕事は造船所。バイトからスタートし、その後社員に。あっと言う間に役職もついたそう。
しかし、残業が増えるにつれ、東京にいる時と変わらぬ忙しい生活に戻ってしまいました。
そんなとき、古崎さんは一人の農家さんと出会います。このことが、さらに人生を変えるきっかけに!

「おはよう!」で移住を決め、偶然出会った農家さんに導かれた先には、古崎さんの求めていた働き方がありました。

岩城島の農家さんとの対話でみつけた『働く意義』

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株式会社ぽんぽこらんどの商品

それまで農業のことを全く知らなった古崎さん。店で150円で売っている大根を、農家さんは10円で市場に出していることを知りました。農家さん自身も自分が作ったものが価値のある物だと思っていなかったため、安く売ってしまっていたのです。
「こんなに価値あるものなのに…自分が適正な価格で販売しよう!」と一念発起。造船業の仕事を辞め、2008年『ぽんぽこらんど』としてスタートしました。

さて、農家さんが丹精込めて作った作物、どうすれば適正価格で販売できるのでしょうか。
古崎さん、自家用車に島の恵みをどっさり積んで向かった先は…?

農家さんの思いを丸ごとお届け!対面販売の可能性

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古崎さんが毎月出店するマルシェでの店舗

古崎さんは、会社設立当初から、毎月自家用車で東京や京都に行き、マルシェに出店しています。
ネット販売でも買うことができますが、それでも直接行く理由があるのです。

「一人ひとりに伝えたいんです!農家さんが真面目に育てた離島の農産物の魅力を!」

島では当たり前のものでも、都会には欲しがっている人がたくさんいます。
古崎さんは、商品を陳列するだけでは伝わらない、作り手の真面目さを丸ごと届けているのです。徐々にファンも増え始めました!

移住者ならではの着眼点で、島の人々と手を取り合って生きている古崎さん。
お金では計りきれない心の豊かさを、今日も島の外へと届けていることでしょう。

次は佐島への移住者をご紹介!

夢のゲストハウス管理人の職に抜擢!

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人口約500人の島『佐島』にあるゲストハウス『汐見の家』の管理人、富田桂子さんは、愛媛県伊予市からの移住者です。
富田さんは、イタリアのゲストハウスで働いた経験があります。いろいろな人が訪れるゲストハウスは、アットホームでとても楽しく、いつか日本に帰ってゲストハウスをやってみたいなと考えるようになりました。
日本に帰り、接客業や事務の仕事をしていましたが、ある時、日米親善につとめた日系一世ロバート汐見氏の生家をリノベーションし、古民家ゲストハウスとして再生すること、そこの管理人を募集していることを知り、知人の紹介で働くことが決まり移住したのです。

世界中の人が集う!人と人をつなぐゲストハウスへ

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ゲストハウス『汐見の家』

狭い路地の中に建つ、懐かしい雰囲気のゲストハウス。家に帰ってきたような、ほっとする空間。暖かい家庭のような雰囲気が人気で、口コミで日本に限らず世界中からお客さまが訪れるようになりました。
以前は、旅行が好きで旅をすることが多かった富田さんですが、今は世界中に友達ができ旅行にも行かなくてよくなったと言います。

島の人、旅をする人、みんなが自然と集まる汐見の家は、日米両国の友好親善に貢献し、世界平和を願い続けたロバートの生前の思いをしっかりと受け継ぎ、その輪を広げています。
ゲストハウス『汐見の家』についての詳しい記事はこちら(https://setouchifinder.com/ja/detail/12381

小さな子供がいても安心。島の人みんなが守ってくれる

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富田さんは、二人の小さなお子さんがいます。
子連れで移住…。当初は不安もありましたが、すぐに解決したそうです。
保育所や役場の人は優しく、消防署、診療所も近くにありました。
そしてなにより、島の人はみんな家族のように接してくれます。

島のみんなに守られているような気持ちで、安心して暮せるのだと言います。

もう外食は必要なし!心も体も島パワーで元気いっぱい

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お気に入りの景色

以前は癒しを求めてカフェに行くのが好きだった富田さん。
島に移住してからは、ここに癒しがあるから外食したいとは思わないのだそう。
島の採れたて野菜や魚がおいしいことが理由のひとつ。それに、周辺の豊かな自然からも活力をもらい、心身ともに充実しているとのこと。
また子供も病院に通うことが少なくなり元気に!
母子ともに元気いっぱい!
家族みんなで国内外からのお客さんに「おはようございます!」と挨拶しているのでしょうね!

いかがでしたか?
次回は移住して農業を営む二組をご紹介します。移住者のリアルな暮らし、ぜひ読んでくださいね。


古崎さんのお店
ぽんぽこらんど
所在地/ 愛媛県越智郡上島町岩城1412
電話/0897-75-2544
定休日/不定休
駐車場/無
HP http://ponpoko-land.com/

富田さんが管理するゲストハウス
古民家ゲストハウス 汐見の家
所在地/ 愛媛県越智郡上島町弓削佐島299
電話/0897-72-9800
定休日/不定休
駐車場/有
宿泊料/素泊まり1泊4000円、一棟貸し1泊30000円。(要予約)
・HP shiomihouse.com
・メール shiomihouse@gmail.com
*その他詳しいことはお問い合わせください。
瀬戸内Finderフォトライター 大橋麻輝

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