岡山市中心部から、車を走らせること約40分。映画やドラマのロケ地にもよく使われている自然豊かな岡山県瀬戸内市牛窓にたどりつきます。
今回は、ここ牛窓でガレットとコーヒーがおいしいと評判のカフェを紹介します。
隠れ家的カフェ『珈琲べるま〜ど』
この道は合っている?って思うぐらい、細い山道を進んだ先は丘の上!牛窓のオーシャンビューを絶好の場所から見渡せる、この建物の2階が『珈琲べるま~ど』です。
店名の『べるま〜ど』とは、フランス語で美しい(belle)という意味の『べる』と牛窓(うしまど)の『まど』を合わせたもの。
その名の通り、店内のカウンター席の窓から見える景色は山と海が同時に見渡せてとてもすがすがしい!!この日は晴れていて、なんと海の向こうに四国まで見えました!
地元産の食材を使った季節のガレット
今回いただいたのは、『季節のガレットセット』(コーヒー付き1300円)。フランス発祥のガレットは、例えるならそば粉のクレープ。ヘルシーで主食にもなるため、ここ数年で人気急上昇のグルメなんです。この絶景と一緒にガレットでモーニングなんて、映画のワンシーンみたいでおしゃれ!
具材は季節ごとに変わります。今回は牛窓産の牡蠣とホウレンソウのガレットでベーコンや卵との相性もグッド!素材を生かしたシンプルな味付けに、具材同士をつなぐ手作りベジャメルソースがいい仕事をしている!コクがあるのに後味サッパリで、香ばしいガレットにマッチ。野菜は地元産を使っていて、できる限り新鮮でおいしいものを提供したいという店主のこだわりがみられます。ボリュームも満点!
このカフェを営むのは愛知県から移住してきた、田邊賢治さんと喜代美さんご夫妻。賢治さんは元自動車関連メーカーのエンジニアという経歴の持ち主で定年前の2年前から移住構想を練っていたそう。東京の有名ガレット店の支援を受け、着々と自分のお店を構える準備をして2016年、この地に『べるま〜ど』をオープン。縁もゆかりもなかった岡山・牛窓を選んだのは、やはりこのローケーションが決め手だったそう。
コーヒーは2回だされます!
「わざわざ足を運んでくれたお客さんに心の底から満足してもらいたい」と賢治さん。その心意気は、ホットコーヒーに限り、食事の前後に分けてだしてくれるサービスにも現れています。温かいコーヒーが2回も飲めるなんてぜいたくすぎる!
コーヒーの銘柄は賢治さんにおまかせで『べるま〜どブレンド』をいただきました。一般的にコーヒーの蒸らし時間は30秒。ところが賢治さんは香りを引きたたせるため3分蒸らします。手間ひまをかけて、おいしいコーヒーを出す賢治さんのこだわりがここでもみられます。
デザートにクレープもいかが?
一般的に、ガレットはおかずの具材と一緒にお食事で食べるもの。『べるま〜ど』ではスイーツを楽しむためのクレープもあるんです!実は喜代美さん、以前クレープ屋で働いていた経験アリ。そんなことも、ガレットとクレープのお店になった理由です。
今回は『りんごとメープルのクレープ』(単品700円)を頼みました。オーダーが入ってからカットされるシャキシャキのリンゴと、ヌガティーヌ(煮たカラメルにローストしたスライスアーモンドとクルミを加えたもの)の組み合わせが絶妙!
「一度来ていただいたお客さんは必ずお顔を覚えておくようにしています」と笑顔で話すご夫妻。お客がくつろげる場所をつくりたいのだそう。ロケ地めぐりで牛窓に訪れた際には、ぜひ『珈琲べるま〜ど』に寄ってくださいね!
珈琲べるま〜ど
所在地/岡山県瀬戸内市牛窓町鹿忍2627−46
最寄り駅/JR邑久駅
営業時間/7:30〜17:30
定休日/水曜日の午後
電話/080-9137-8671
瀬戸内Finderフォトライター 松本紀子
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この記事を取材したフォトライター
松本 紀子
岡山県瀬戸内市在住・フォトグラファー ウェディングフォトグラファーを経て、現在フリーランスで活動中。主にファミリーフォトを中心に人物写真を撮っています。また、カルチャー教室で「女子カメラ講座」の講師を担当。 まだまだ知られていない、ほのぼのとした瀬戸内の魅力を紹介していきたいです。 HPアドレスhttp://norikomatsumoto.com
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