徳島県は海、山、川がコンパクトにまとまり、雪山からサンゴ礁まで楽しめるアウトドア王国。海岸線は四国の中でもいちばん短く、その独特の地形と環境がアウトドアファンにとって格好の遊び場となっています。
今、楽しめる最高のフィールドをガイド
アウトドアイベントの企画運営、ツアーコーディネート、グッズ販売を行っている『クーランマラン』は、アカウミガメが産卵に訪れることからウミガメの町として知られる美波町日和佐地区に拠点を構え、季節に合わせ、最高の遊び方を提案しています。代表の杉本雅昭さんは、潮の満ち引きや地形などフィールドの状況を熟知したアウトドアのプロ。杉本さんにかかればアウトドアというより、ちょっとした冒険気分を味わえます。
一般的にアウトドアシーズンは夏と思われがちですが、徳島県南部は冬の方が海も穏やかで快晴が続くので、シーカヤックにうってつけ。そのため海の上で日の出を見る『日和佐サンライズパドリング』は冬も人気です。日によっては海水との気温差で海面に靄がかかる『けあらし』という幻想的な光景も楽しめます。
また年々人気が増しているのが、千羽海崖でのトレイルランニング。未舗装の山道や急峻な断崖をゆく厳しいコースがうけ、毎年、冬に開催されるレースには全国から900名もの応募があるのだとか。四国有数の景勝地でもある千羽海崖を走り抜ける爽快感はクセになるかも。
遊び心をくすぐる徳島ならではの自然環境
アウトドア初心者や普段あまり運動しない人には、ビーチマットに寝転び、川を流れていく『母川ビーチマット漂流旅行』がおすすめ。速度は時速1.4㎞ほどで、蛍のシーズンには夜間ツアーも実施。川を流れながらホタル観賞を楽しめます。※2018年の夜間ツアーは5月24日(木)~5月31日(木)。
個人的にぜひ挑戦してみたいと思っているのが、コレ!竹かご舟です。一生懸命漕げば漕ぐほどくるくる回り、なかなか前に進めないうえに、網目からじわじわと浸水してくるというスリリングなアクティビティ。イベントへの貸し出しも可能だそうです。
「最近はSNSなどでフィールド情報を入手し、さっと遊んで帰るという人もいますが、それでは味気ない。地元の食を味わい、宿に泊まって地域をまるごと楽しめば、さらなる魅力に気付くと思います。本気で遊びたい方からのんびりと過ごしたい方まで、ご希望に合わせたツアーのコーディネートも行っていますので、お気軽にお問い合わせください」と杉本さん。
季節ごとにさまざまなツアーやレースなどが企画されているので、イベント情報もチェックしてみてくださいね!
クーランマラン
所在地/徳島県海部郡美波町奥河内本村13
最寄駅/JR日和佐駅
営業時間/8:00~21:00
休み/不定休(ツアーやイベント等で不在の場合有。来店時は要問合せ)
電話/050-5536-8717
https://www.courant-marin.jp
瀬戸内Finderフォトライター 飛田久美子
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この記事を取材したフォトライター
飛田 久美仔
飛田久美仔(とびたくみこ) 1973年生まれ。 徳島県在住。 徳島県の出版社で10年以上勤務し、月刊誌の編集長を務める傍ら、MOOKや企業のパンフレット、HPなどの制作に携わる。2014年12月よりフリーのライター兼編集者に。美味しいもの、楽しいこと、新しいものはいち早く知りたいタイプ。自分史や自費出版の編集、電子書籍なども気軽にご相談を! 2015年4月より地域おこし協力隊として、移住対策と地域資源の活用がライフワーク。
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