香川県の東に位置する木田郡三木町に、讃岐装飾瓦の工房があります。
ここで鬼瓦づくりを体験できると聞いてやってきました。
讃岐装飾瓦 やきもの工房Onuma
こちらが体験教室を開いている工房。
ここでは香川県の伝統工芸士、神内俊二さんから直々に鬼瓦づくりを教えてもらうことができるんです。
中に入ってみると、併設のギャラリーで沢山の鬼瓦が待ち構えています。
いつもは屋根の上にいる鬼瓦をこんなに近くで見れるなんて新鮮です。
ここでしか見られない、さぬきうどんのどんぶりを模したユニークな鬼瓦もあり、見応えも抜群!
いざ鬼瓦づくり体験!
工房内の沢山の作品を参考に、いよいよ鬼瓦づくりを体験してみましょう。
まず最初に、あらかじめ用意されている淡路島産の瓦用粘土に、顔の部分となる土台を『どべ(粘土の接着剤)』を使って接合していきます。
ある程度接着ができたら、その上からより接着力が高くなるよう、粘土で接合部分を埋めていきます。
先生と相談しつつ粘土で成形
ここからは、自分の作りたいイメージに沿って粘土を付けたり削ったり、試行錯誤しながら制作していきます。
自由に、出来上がるものをしっかり想像しながら作っていくことがポイントです。
今回は大好きな猫をテーマに作ってみました。
どういう口や鼻にしたら猫っぽくなるか、先生に相談しつつ(時に手伝ってもらいつつ)一緒にオリジナルの鬼瓦を作り上げていく作業がとても面白い!
集中すること約1時間半、ようやく完成に近付いてきました。
「いい感じ、いい感じ」と先生のお墨付き!
完成!
今回は工房の看板猫ハイジちゃんをモデルに、見事な大作が出来ました。
乾燥におおよそ1週間、そして焼成はその時期のタイミングによるので、最終的な完成日は予約する際に確認する必要があります。
それぞれの個性が出る鬼瓦
乾燥と焼成を終え完成した鬼瓦がこちら。
全てその人その人の個性が出ていて、本当に色んな顔の数々!見ているだけでも楽しいですね。
全88種類!『四国霊場鬼瓦』も
こちらの工房では、『四国霊場鬼瓦』という手のひらサイズの可愛い鬼瓦も販売しています。
霊場全ての鬼瓦を模して創作された商品それぞれを見比べて、自分好みの鬼瓦を探してみるのも楽しいですよ。
やきもの工房Onumaで、讃岐装飾瓦の世界に浸ってみてはいかがでしょうか。
讃岐装飾瓦 やきもの工房Onuma
住所/香川県木田郡三木町池戸1064
最寄り駅/高松琴平電鉄長尾線高田駅・池戸駅
時間/9時〜12時・14時〜17時
料金/大(幅約25cm)5,000円
小(幅約15cm)3,000円
持ち物/エプロン(汚れが気になる方)・参考になるもの(絵や写真など)
定休日/なし
電話/087-898-4156
090-8698-7319(携帯)
池戸駅への交通情報
瀬戸内Finderフォトライター 山田芽実
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この記事を取材したフォトライター
山田 芽実
香川生まれ。 高校卒業後、米国・京都・香川・東ティモールを経てまた香川在住。 地元のすてきさを改めて発見中。 絵を描いたり写真を撮ったりしています。
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