『上島特集』若者もお年寄りも人生楽しくてしかたがない!ささえ愛隊・ゆげ手まりグループ・岩城洋楽部【PR】

瀬戸内海のほぼ中央、愛媛県と広島県の境に25の離島で構成された愛媛県越智郡上島町があります。ここは今密かに移住先として注目されている町なのです。

注目される理由とは?気になるその全貌を徹底取材!10回に渡ってご紹介する上島町特集!今回ご紹介するのは仕事や学業ではなく、文化活動を楽しむコミュニティです。

島の高齢者がめちゃ元気!その理由は?


ささえ愛隊のみなさん

日本中で問題になっている人口減少と高齢化。あちこちで介護サービス施設が急増する中、上島町の介護施設はそう多くありません。一見、お年寄りが生活しづらい環境だと思うでしょう。しかし実際は…

上島町はその必要がないのです。

<理由その1>
上島町のお年寄りはとても元気で要介護の人が少ない!
<理由その2>
地域との連携体制が整っている=助け合いながら自分らしい生活を維持!

できることなら施設に入らず、ずっと自宅で暮らしたいもの。ですが、年とともに体力は衰えますから、一人で生活することが困難になっていきます。そこでまず必要となるのは『介護』ではなく『支援』。ここが重要なポイントで、支援体制を整えることによって、要介護予防策を取る働きがあるのです。

弓削島、佐島、生名島には、地域の支え合いを目的とした『ささえ愛隊』というグループがあります。
シニアサポーター養成講座の受講者によって平成27年4月から本格的に始動しました。シニアの生活支援だけでなく、座談会や催しものを開催したりする団体です。
自分の住むエリアに生活サポーターがいるというのは、とても心強いですよね。

70歳は「お年寄り」ではない!


改装中の交流拠点を見学中のささえ愛隊のみなさん

『ささえ愛隊』の平均年齢は70歳。
弓削島で70代はお年寄りではなく、支える側です。
旧スーパーを改装した交流拠点ができる話を聞くと、そこで自分たちの事業「つどいの場」をやろう!と積極的に動き出すささえ愛隊のみなさん。やりたいことがたくさんあって、要介護認定なんて受けている場合ではありません!


お正月用のしめ縄づくり

できる人ができない人を支える。
そして、やりたいことはどんどんやる!

地域のサポートによって、お年寄りは生き生きと暮らせます。
元気があれば、楽しめることが増えて意欲も増します。
意欲が増えれば、さらに元気に!この好循環を維持することによって、シニアは活躍の場をどんどん広げていくことができるのです。
2017年4月には、『上島町交流拠点』がオープンします。交流もしやすくなり、さらにコミュニティが活性化していきますね!

もう一つ、弓削島にある素敵なコミュニティをご紹介します。

世界にたった一つ。一針一針仕上げるゆげ手まり

球体に敷き詰められた刺繍!見事ですね。
日本らしい色彩感覚と、繊細な手仕事の結晶。これらは『ゆげ手まり』という弓削島に伝わる伝統工芸です。

弓削島には、毎年12月に『みうま(巳午)』と言う行事があり、亡くなった方がいる家に手まりや玩具を飾り供養します。伝統的に作られてきた手まりの美しさが広く知られるようになり、お土産や贈り物として取り扱われるようになりました。

一つひとつ手に取ってみると、艶やかな着物をまとった女性のようにも見えてきます。この美人さんたちを世に嫁がせるのは、平均年齢75歳の作家グループです。

「60歳なんて、まだ若者よ!」おばちゃんたちの手まり教室


手まりグループのみなさん

14名が活動する手まりグループ。この教室ができて今年で15年目です。
「60歳なんてまだまだ若者!」
生徒さんの中には、90歳で原付バイクに乗る方もいらっしゃいます。

色鮮やかな糸を針に通し、熟練の手つきで一針一針縫っていきます。慣れた手つきに見えますが、今でも糸色に迷ったりすることがあるそうですよ。

「ここに来たらみんなに会えるから楽しいの」
優しい笑顔で刺繍を続けるおばちゃんの色彩センスのモダンなことといったら!
この豊かな色彩感覚は、おばちゃんたちが人生の中に見てきた景色の色かもしれません。

ゆげ手まりの詳しい記事はこちら→https://setouchifinder.com/ja/detail/11790

お守りやプレゼントに!手まりづくりを体験しませんか

2017年4月から『想いを込めたミニ手まりづくり体験』がスタートします!
島のお年寄りが楽しむ場所として始めた手まり教室が、これからは島の外の人と繋がる教室へ!おばあちゃんたちの意欲はますます高まっています!

皆さんも、おばあちゃん先生とのおしゃべりを楽しみながら、手まりづくりを習ってみませんか。

次にご紹介するのは、岩城島の音楽スポット!

No Music ,No Life !島の音楽好きが集まる場所

本格的な音響機材や楽器がずらっと並んだ部屋。ここは岩城洋楽部の練習場所兼ライブスペースです。

今から35年前、アイドル全盛期真っ只中にも関わらず、この島には大きなコンサートイベントも来ないし、ライブハウスすらありませんでした。
島に娯楽が全くないのは淋しい…だったら自分たちで作ってしまおう!というわけで発足したのがこちらの『岩城洋楽部』。
小さな空き家を自分たちでライブ小屋に改造したのです。利用しているのは、10代から50代までと幅広く、毎日誰かが練習しています。

「歌手になりたい!」学生の夢をみんなで応援!


岩城洋楽部の練習風景

外から見ると古びた小屋なのですが、一歩足を踏み入れれば、本格的なライブハウス顔負けの設備にびっくり!誰かが練習をしている間も、その傍らでおやつを持ち寄っておしゃべりする地元の人たちで賑わっています。
中には歌手志望の若者もいます。ここで活動している高校生の村上穂乃花さんは、この春から歌手を目指して上京することになりました。
「いつか有名になって島の人に恩返しがしたい!」と穂乃花さん。
彼女の夢は島人みんなの夢です。頑張れ、穂乃花さん!

生演奏をバックに歌う快感!体験しに来て!


いわぎ桜まつりで演奏する岩城洋楽部

この春、上島町では新たな体験プログラムがスタート。その中の一つ、洋楽部のライブ小屋で生演奏をバックに歌って踊るミニライブを体験するプログラムです。楽器持参での参加もOK!
島の人たちと一緒に、海を臨むライブ小屋でミニライブを体験してみませんか? カラオケで歌うのとは違う、生演奏ならではの快感!最高ですよ!!

次回は、島に魅了されライト移住!アートで島おこしをする社長をご紹介します!


ゆげ手まりグループ
(想いを込めたミニ手まり作り体験)
電話/0897-75-2500(上島町役場事務局)
開催時期/毎週木曜日(別の日は要相談)
時間/13:00~(2、3時間程度)
場所/弓削島
店員/5名(それ以上は要相談)
参加料/1人1,000円

岩城洋楽部
(体験・交流型ライブハウスでミニライブ)
電話/0897-75-2500(洋楽部事務局)
開催時期/月~金曜(盆、年末年始は要相談、洋楽部イベント前は不可)
時間/20:00~22:00
場所/洋楽部バンド小屋(岩城港から徒歩10分)
店員/10名まで
参加料/大人1,000円、子供500円(1時間につき)

瀬戸内Finderフォトライター 大橋麻輝

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