レモンの生産量日本一で知られる広島県の生口島(いくちじま)には、サイクリングロードの充実などにより、近年ますます多くの観光客が訪れています。そんな生口島で、毎年夏に『瀬戸田映画祭』が開催されています。※2018年は8月12日(日)開催
映画祭と一緒に楽しめる、島の観光名所やグルメをピックアップ!
人気ジェラート店・ドルチェ
尾道からしまなみ海道を南へ走り、生口島へ到着。瀬戸内海を右手に見ながらサイクリングロードをひた走ると、最初の目的地を発見!
生口島でも定番の立ち寄りスポット『ドルチェ』です。
ここでは、地元の柑橘を使ったフレッシュなジェラートが有名! 写真は『瀬戸田のレモン』&『瀬戸田のデコみかん』のダブルです。(瀬戸田とは、生口島を含む柑橘の一大産地の地名) 材料は主に果汁とシロップだけ。果実そのものの風味が、口の中いっぱいに広がります。
外国人にも人気の自転車カフェ&バー・汐待亭
続いてやってきたのは、昭和の香り漂う『しおまち商店街』。
一見すると渋い雰囲気ですが、近年のサイクリングブームで客足が伸びつつあるのだとか。
さらに、近ごろ商店街には新しい店が増え始めたとのこと。こちらもそのひとつ!
自転車カフェ&バー『汐待亭』です。築およそ150年の日本家屋を利用し、2015年の4月にオープンしました。大きな梁や凝った欄間など、建築物としても大変貴重な要素が多く、海外からわざわざ訪れる専門家もいるのだとか。
もちろんフードやドリンクも充実。今回は、瀬戸田産のレモンを使った『自家製スパイスレモネード』を注文しました。さわやかな味に、疲れが一気に吹っ飛びます!
『汐待亭』ではレンタサイクルもOK。私は今回車で取材に来ていましたが、せっかくなので一台借りて周辺を走ってみました。
瀬戸田港に到着。奥に見える橋は『高根大橋』といって、生口島と向かいの高根島とをつないでいます。橋の色は、柑橘類をイメージ!
島に点在するアート
さて、しおまち商店街を出て、再びサイクリングロードをかけぬけます。そのときぜひ立ち寄りたいのが、島中に点在するアート。
こちらは、島の南側の海辺で見つけた作品『ベルベデールせとだ』(作:川上喜三郎)。「見つけた」と書きましたが、作品によっては分かりづらい場所にあるので、まるで宝探しをしているよう。島内には全部で17の作品があるので、ぜひめぐってみてください!
西の日光東照宮!? 極彩色の華やかな耕三寺
生口島の観光名所といえば、やはりここを外すことはできません!
西の日光東照宮とも言われる『耕三寺』です。こちらの本堂を含め、敷地内の多くの建物が国の有形文化財に登録。また、境内を博物館として公開するという珍しいお寺でもあります。
近くで見ると、本当に目もくらむような華やかさ!
さらに境内から奥へ進むと……
打って変わって、白一色の世界! ここは『未来心の丘』と言い、耕三寺博物館による芸術家支援活動の一環として、広島出身の彫刻家によって造られました。素材はすべて大理石です。
このほかにも、豪華な建築物や重要文化財を見学できる展示館などが所狭しと並んでおり、一つひとつ見ているとあっという間に時間が過ぎていきました。
ランチにおすすめ!魅惑のご当地グルメ&スイーツ!
耕三寺の目の前にある御食事処・ちどりの『たこ天卵とじ丼』です。生口島では昔からタコ漁が盛んで、こちらのお店でも瀬戸内海でとれたプリップリのタコを提供。そのおいしさから、お店にはテレビや雑誌の取材がひっきりなしに訪れるのだとか!
一方、生口島のグルメといえばこちらも忘れてはなりません。
この建物の色は……そう、レモン! 国内シェアNo.1を誇る瀬戸田(生口島の地名)のレモンを使った人気スイーツショップが、この『島ごころSETODA』です。
全国的にも有名な『瀬戸田レモンケーキ 島ごころ』を買ってみました。袋をあけると、ふわっとレモンのいい香り♡ しっとり優しい生地に、ところどころ現れるレモンの果皮がアクセントになっています。年間100万個近くも売れる人気商品なので、おみやげにすれば喜ばれること間違いなし!
びっくり! 生口島名物『レモン風呂』
続いて、島で一泊したいという方におすすめの宿をご紹介。
明治43年創業の老舗旅館『つつ井』です。老舗とはいえ、近年リニューアルしたお部屋はとてもきれい。窓の外はオーシャンビューです。
そして、つつ井で有名なのが、なんといってもこれ!
『レモン風呂』です!! 香りがいい上に、「ぬくもりが長く続く」「翌朝の化粧ののりがよくなる」といった効果が。浴槽の前でレモンの香りをかいでいるだけでも、すごく幸せな気分になれました。
広島県内トップクラスの人気!サンセットビーチ
南国を思わせる巨木と青い空、そして美しい海。ここは、広島県内のビーチでもトップクラスの人気を誇る『サンセットビーチ』(生口島)です。
毎年7月に海開きがあり、夏休みにはマリンレジャーを楽しむファミリーや若者でいっぱい! 2014年には施設がリニューアルされ、ますます多くの海水浴客を集めるようになりました。
そして、ここではさまざまなアウトドア体験も!
こちらは、初心者でも気軽に楽しめる『シーカヤック』。予約制でインストラクター付きの教室に申し込むことができ、小学生のお子さんでも安心して挑戦できます。波を直に感じながら見渡す瀬戸内の景色は最高♪
そして、“サンセットビーチ”の名のとおり、夕日の美しいこの場所でやってみたいのがこちら!
海を目の前にしたキャンプです。夕暮れから星空へと変わっていくゆっくりとした時間……。整備されたキャンプ場だからこそ、安心して自然を満喫することができます。この他にも、今流行のSUP(スタンドアップパドル)体験やレンタサイクルなど、アウトドア拠点としての設備が整っています。
ビーチ周辺のおすすめグルメを紹介♪
遊べば当然、ハラが減る! ということで、夏にぴったりの生口島グルメをピックアップ♪
まずは海の家へGo! ビーチ近くの食事処『はまや』が夏季限定で出店しているお店へやってきました。
ここでいただけるのが……
どどん! 『とりの浜焼き』です。こんがり焼いた骨付鶏に香ばしいタレがからんで、食欲増進!! 口元が汚れることなんて気にせずに、豪快にかぶりつきます。
一方、テーブルで食事をしたいという方には、サンセットビーチから車で5分ほどの場所にあるこちらのお店がおすすめ!
2015年12月にオープンした『PIZZERIA & BAR RIN』です。ここは、生口島を含むしまなみ海道の島々の中で、唯一本格的な石窯焼きのピザが食べられるお店。お酒に合う一品料理なども充実しており、家族や友達同士でわいわいシェアしながら盛り上がることまちがいなしです。
こちらは、生口島の特産物であるレモンを使ったピザ『リモーネ』。広島県産の鶏のひき肉やモッツアレラチーズに、レモンのさわやかな風味がマッチ! ここでしか味わえない逸品に大満足です。
夜は野外映画館へ
さて、1日中フルパワーで遊んだ後は、ゆったりと過ごしたいもの。そんなときにぴったりのイベントが、生口島で開催されます。
野外に大きなスクリーン!? ビーチに併設された芝生広場が会場となります。(写真は過去の映画祭の様子)
今年の夏、どこへ行こうか迷っている方! ぜひ生口島へ足を運んでみてください。心も体もリフレッシュできる、素敵な体験が待っていますよ♪
瀬戸田映画祭
開催日/2018年8月12日(日) OPEN19:00 START19:45
http://setoda-film-festival.com/
ドルチェ 瀬戸田本店
所在地/広島県尾道市瀬戸田町林20-8
http://www.setoda-dolce.com/
自転車カフェ&バー 汐待亭
所在地/広島県尾道市瀬戸田町瀬戸田425
http://shiomachitei.jimdo.com/
島ごと美術館(『ベルベデールせとだ』ほか)
概要等/下記サイトより【ホーム>観る>美術館・博物館・アート>島ごと美術館】と検索してご確認ください
http://www.ononavi.jp/
耕三寺博物館(耕三寺)
所在地/広島県尾道市瀬戸田町瀬戸田553-2
http://www.kousanji.or.jp/
御食事処 ちどり
所在地/広島県尾道市瀬戸田町瀬戸田530-2
http://chidori-onomichi.com/
島ごころSETODA
所在地/広島県尾道市瀬戸田町沢209-32
http://www.patisserie-okumoto.com/
旅館 つつ井
所在地/広島県尾道市瀬戸田町瀬戸田216
http://www.tsutsui.yad.jp/
サンセットビーチ
所在地/広島県尾道市瀬戸田町垂水1506-15
http://www.onomichi-sunset-beach.jp/
海の家 はまや
所在地/広島県尾道市瀬戸田町垂水1506-15(サンセットビーチ内)
PIZZERIA & BAR RIN
所在地/広島県尾道市瀬戸田町中野407-12(サンプラザ構内・南棟)
https://www.facebook.com/pizzeria.bar.rin/
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