柑橘王国と一口に言っても、愛媛のどこが王国と呼ばれるのか、皆さんご存じですか?ここ愛媛にはミカンと呼ばれる柑橘が20種類以上もあるんです。
でも、夏だけはオフシーズン。今回、ご紹介したいのはこの季節ならではの柑橘の味わい方です。
愛媛の厳選加工品が揃う『愛顔の食卓』
目指したのは、市内電車『松山市駅』から徒歩5分の『愛顔(えがお)の食卓』。
豊穣の幸に恵まれる愛媛をフィールドに、6次産業化で生産者をバックアップする『NPO法人いよココロザシ大学』が2016年夏にオープンした、県内の加工品が揃うショップです。
入店して目に飛び込んでくるのが、このオレンジの壁。おそらく、県内ナンバーワンの品揃え!
果汁100%のストレートジュースはその年採れたミカンで作られるので、毎年ヌーボーのみ。夏をピークにどんどん減っていき、次の柑橘シーズンを迎えます。果肉→ジュースでみかん県の1年となるわけです。
豊富で美味!奥深い愛媛のミカンジュース
数あるミカンジュースの中からいくつかご紹介すると…
一つ目は、『田縁(たぶち)農園』のジュース(税込1080円~)。『きよみ』『せとか』『あいおとめ』『ひょうかん』『紅まどんな』『ニューサマーオレンジ』『ナダオレンジ』などなど、なんと全12種類。農園がある四国最西端の佐田岬を描いたロゴデザインも秀逸です!
もう一つは、愛媛の代表的な柑橘『伊予柑』でつくる『ごごにゃんのほっぺ』(税込1080円)。この日は試飲もできました!
土づくりにこだわる栽培方法で、果肉そのものの旨みがまず際立ちます。酸味が強い印象なのに、とってもマイルドな口当たり。皮を徹底的にのぞいて搾るという製法にも秘密がありそう。
『ごごにゃんのほっぺ』に使われる伊予柑は、こんなロケーションで作られているんですよ。陸から乗船10分の『興居島(ごごしま)』で、県外から移住したご夫婦が作っているんだとか。ネーミングや手作りラベルなど、瓶全身がこの島の空気感をまとっています。
こんな商品をチョイスしているあたりに、生産者を応援したい『愛顔の食卓』の心意気が表れていますよね。
ミカン加工品の中には、まるごとシロップ漬けにしたおもしろいプロダクトも。農家のおばちゃんたちが内皮まで手むきしているそう。これはもはや、おばちゃんたちからのラブレター(笑)。
どれもこれも、生産者と直接会って想いを知り、吟味してセレクトしたものばかり。だからこそ、眺めているだけでワクワクする、すっごくいい棚。
でも、気になるのはその味。そこで試してほしいのがこちら。
日替わりでおかずが変わる、コスパ最高の『えひめがゆ』(税込500円・期間限定)。お粥は食べ放題で、汁物とおかず付き。棚に並ぶ商品から調理しているので、お気に入りの味を見つけて購入できますよ。
おみくじのような献立表と、砥部焼の人気女性作家さんの器など、華やかさではなくじんわりと心を温める『えひめブランド』、大集結です!
商品を選ぶうちに、きっと愛媛が大好きになるはず。そんな仕掛けがいっぱいの『愛顔の食卓』へぜひ、お立ち寄りくださいね。
愛顔の食卓
所在地/愛媛県松山市花園町5-4
最寄り駅/伊予鉄道松山市駅
営業時間/10:00~19:00
定休日/火曜
電話/089-906-5806
http://1455634.shop/
瀬戸内Finderフォトライター ハタノエリ
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この記事を取材したフォトライター
ハタノ エリ
1978年宮崎県生まれ。愛媛県松山市在住。 新聞記者のちフリーライター。 日常にも、おもてなしの心があふれる愛媛。2年前、この地を離れても忘れられず、2017年春、戻ってきました!訪れたらきっと、大好きになる。そんな確信があるからこそ、誰かの「愛媛行き」を、グッと後押しする記事を書いていきたい。
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by 瀬戸内Finder 編集部