その昔、白狐が毎晩浸かっていたという言い伝えのある、山口市の湯田温泉。ホテルやビルが立ち並ぶ街角に、ひっそりと佇む古民家があります。
築約70年という趣ある建物は、駐車場から奥まった場所にあるので、遠目には何のお店か分かりません。のれんをくぐり、靴を脱いで中へ入ると…。
湯田温泉の絶品ジェラート店『Pelo(ペロ)』
色とりどりのジェラートがお出迎え。毎日その日の分だけ作られる、できたてほやほやのジェラートです。常時6種類あり、土日になると種類が増えるそう。どれも気になりますが、ひときわ目立っているのはブラックベリーヨーグルト。早速オーダーしちゃいましょう!
山口県長門産のブラックベリー
じゃんっ! 長門(ながと)の津田農園さんが育てたキラキラ光るブラックベリーとヨーグルトのコラボレーション。こぼれ落ちそうなブラックベリーからいただきます。甘酸っぱくて、ツブツブしていて、爽やか~! ヨーグルトジェラートと一緒に食べると、さらに爽やかさが増して、暑さも吹き飛びます。
湯田温泉の古民家で食べる絶品ジェラート
注文したジェラートは、床の間のあるお座敷でいただけます。天井がとっても高い!奥には小さな縁側があり、ちょっとしたお籠り感があって、そちらもおすすめ。手前には、ソファでゆったり寛げるお部屋もあります。
こちらは定番フレーバーの『しぼりたてジャージー牛乳』と『末藤農園のかぼちゃ』。ジャージー牛乳は山口市の仁保にある秋川牧園のものです。スプーンですくうと、ふんわりと漂うミルクの香りがたまりません。口の中でスーッとなめらかにとろける! やさしい甘さに、思わず口元がゆるみました。なんとも言えない、しあわせの味。そしてかぼちゃのジェラートは、驚くほど濃厚! クリーミーであっという間に完食。
Peloのジェラートのこだわり
「ジェラートに使う素材のほとんどが山口県産なんです」と教えてくれたのは、オーナーの竹村美栄さん。県内あちこちの農園や果樹園から、日々フレッシュな野菜や果物が届きます。そのどれもが竹村さん自ら味わって、これは!と感じた一品。「ブランドや有名な産地にとらわれることなく、自分が食べて本当に美味しいと思ったものだけを使っています。素材が美味しくないと、ジェラートも美味しくできませんから」。
季節に応じて変化するフレーバー
この日は、今まさに旬を迎え始めた梨とぶどうも並んでいました。こちらは、ほどよいシャリシャリ感が涼しいソルベに。ひと口食べてビックリ!ぶどうも梨も、果物そのもの。果実感が半端ないんです! ただ甘い果実ではなく、その奥にある苦味や酸味なども含め、そのまんまの味を堪能できます。「この果物の美味しさを、大勢の人に伝えたい」。そんな思いでジェラートを作っているオーナー、竹村さんの熱意が伝わってきました。
落ち着く空間の中でいただく上質のジェラート。Peloには、春夏秋冬、それぞれの季節に一番美味しい果物や野菜が登場します。夏だけでなく、年中通いたいジェラート屋さんが見つかりました!
【おいでませ!山口】
gelato&coffee Pelo(ジェラート アンド コーヒー ペロ)
山口市湯田温泉に佇む古民家ジェラート店。ジェラートは常時6種類(土日は10種類)取り揃えており、地元秋川牧園の牛乳と県内産のフルーツや野菜がふんだんに使われている。年間約70種のジェラートやソルベが味わえる。
住所/山口県山口市湯田温泉1-7-26(栄寿司向かい)
最寄駅/JR山口線湯田温泉駅より徒歩15分
電話・FAX/083-920-1444
営業時間/11:30~18:00(完売次第早めに終了することもあります)
定休日/火曜日(+不定休、詳細はHPまたはFacebookページにて)
http://www.pelo-gelato.com
https://www.facebook.com/Gelatocoffee-Pelo-320267901430970/
瀬戸内Finderフォトライター 武井奈々
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