西粟倉村の原風景。旧農家住宅の宿とカフェ/クラシカ(岡山県英田郡西粟倉村)

『日本らしい風景』といえば、山里の緑に囲まれた茅葺き屋根の家を思い浮かべる人もいるのではないでしょうか?
智頭急行智頭線『西粟倉駅』から徒歩で坂を上ること3分、ここにもその風景があります。
茅葺き屋根を残す旧農家住宅、1日1組限定の宿『クラシカ、天徳寺』です。宿の予約がない時はカフェ『てまひま』がオープンします。

昔の生活感を漂わす古民家と古道具

茅葺き屋根が綺麗な状態で残されている『クラシカ』。
『天徳寺』とは隣接するお寺のことで、昔はお寺の管理人が住む農家住宅でした。
軒下に並ぶ古い農機具に、かつての住人が使っていたんだろうと思いを馳せることで、昔の生活が見えてきそうです。

こんな形の電話を映画『となりのトトロ』で見たことがありますよね!?

土間を抜けると、カウンターに4席。古いものを残しつつリノベーションされ、とても綺麗な空間になっています。格子の欄間も可愛らしい。

懐かしい?or新しい?囲炉裏を囲む食卓

カウンターの向かいには囲炉裏の部屋がありました。
昔の日常が非日常となった現代、囲炉裏や茅葺き屋根に新しささえ感じてしまいます。

『クラシカ』では宿泊しなくても食事のみの予約もできます(4名からの完全予約制)。
山里の旬のものを、囲炉裏端でいただくとまた格別ですよね。
棚田で米づくりもしている店主夫婦の天日干しのお米もいただけます。

癒しのカフェ『てまひま』

宿がない日はカフェ『てまひま』がオープンします。予約は要りませんがオープンの日はまちまちなので、ホームページのカレンダーを見てくるのがベスト。
カフェメニューのケーキは、旬の果物や添加物の少ない食材を使って作られる焼き菓子。カウンター端のショーケースに並んでいます。

チーズケーキブラウニー(250円)とコーヒー『Okami』(350円)。
女将のこだわりでブレンドされた深煎り『Okami』、旦那さんのこだわりブレンド『Danna』、自家製のジンジャーエールやレモネードもぜひチェックしてみて。

何が残せるかを考えるように

『クラシカ』店主の三宅さん。当初は茅葺き屋根の家を引き継いで住む予定でしたが、「茅葺き屋根を残す、珍しい農家住宅を多くの人に見てもらいたい」と誰でも来れる場所を作ったそうです。
「若いころの『自分が』という感覚はなくなり、今は後世に何を残せるか考えるようになりました。建てては壊し、また新しく建てるというやり方ではなく、古くから続いてきたものを残していきたいという想いです」

静寂の中に身を置き、聞こえてくるのは虫の声。
そこに居るだけで癒される、時間の流れを味わってみてはどうでしょうか。


クラシカ
所在地/岡山県英田郡西粟倉村大字長尾818-2
電話/0868-75-3777
https://kurashika.com

宿 天徳寺
料金/施設利用料 初回15,000円+利用料一人2,000円
定休日/なし

カフェ てまひま
定休日/火曜・水曜(宿 天徳寺の営業日は休み)
営業時間/詳しくはカレンダーをご覧ください 
https://kurashika.com/calendar/

瀬戸内Finderフォトライター 沢坂千晶

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この記事を取材したフォトライター

沢坂 千晶

沢坂 千晶

岡山県出身、2010年にUターンし在住。 元システムエンジニア。帰郷後はローカル情報誌の制作や、団体の広報、組織運営などに携わる。 佇んでしまうほど美しい姿を見せる自然と人情味あふれる優しい人たちが好き。 岡山と周辺の、いい場所、いい人、いいものをお伝えしていければと思っています。

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