世界的に人気が高いアパレルブランド『マリメッコ』。名だたるテキスタイルデザイナーの中で活躍した、石本藤雄さんをご存知ですか?
愛媛県砥部町に生まれ、1970年にフィンランドに移り、その4年後から32年間、テキスタイルデザイナーを務めました。
『ロープウェイ街』に新名所が誕生!
その石本氏がプロデュースした、ギャラリー兼茶房『MUSTAKIVI(ムスタキビ)』が2017年2月、生まれ郷里の愛媛にオープンしました。
観光名所『松山城』のロープウェー乗り場に面する通り『ロープウェイ街』に、北欧感漂うエントランス、発見!
木と白壁で統一された空間に、石本さんの作品や、プロデュースした商品が配置、販売されています。店の余白と、ほのかな照明がとってもステキ。
羊羹(ようかん)や落雁(らくがん)、砥部焼など、地元の銘菓、名産品と石本さんがコラボした商品は、どれもアーティスティックだけれど『かわいい』という表現がピッタリ!
石垣の見える茶房で絶品ラテをいただく
奥はカフェスペースになっていて、愛媛のお茶やスイーツが味わえます。
窓越しに風格ある石垣が。なんとこれ、松山城の石垣なんです!和と洋がここまでなじむことって、あるんですね。
和テイストのメニューの中で、イチオシはこの『本格素材の餡×抹茶ラテ』(税込680円)。宇治抹茶と牛乳と餡の3層が美しく、甘味と飲み物を一度に味わえるここだけのオリジナルドリンクです。
注文をうけてから点てた抹茶と、こだわりのこし餡、ミルクが口内で絶妙なハーモニーを奏でる逸品ですよ。
スタッフさんに話を聞くと、石本さんは、穏やかで、北欧の大自然のような方だとか。本人不在なのに、人柄そのままがお店に表れているフシギ。客層も、男性女性、世代も問わないそう。
石本さんのテキスタイルでつくったオリジナルエプロンを着た女性スタッフさんも、ほんわかで、おもてなし感にあふれていて、みなさん笑顔がとってもキュートでした。
地下ギャラリーの企画展も要チェック!
地下スペースもあり、ギャラリーになっています。ここでは、石本さんの陶板やファブリックの展示会をはじめ、フィンランドや地元で活躍するアーティストの企画展などが随時、開かれています。
現在もフィンランド・ヘルシンキで、世界的に有名な陶器メーカー『アラビア』のアート部門の一員として、陶芸の制作に取り組む石本さん。
意識は高く、目線は低く。謙虚でおおらかな生き方がじんわり伝わる、とっておきのムスタキビ。旅の一休み、エナジーチャージにぜひ、立ち寄ってみてくださいね。
MUSTAKIVI
所在地/愛媛県松山市大街道3-2-27 1F,B1F
最寄り駅/伊予鉄・大街道駅
大街道駅へのアクセス
営業時間/11:00~20:00
定休日/火、水曜
電話/089-993-7496
https://www.mustakivi.jp
瀬戸内Finderフォトライター ハタノエリ
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この記事を取材したフォトライター
ハタノ エリ
1978年宮崎県生まれ。愛媛県松山市在住。 新聞記者のちフリーライター。 日常にも、おもてなしの心があふれる愛媛。2年前、この地を離れても忘れられず、2017年春、戻ってきました!訪れたらきっと、大好きになる。そんな確信があるからこそ、誰かの「愛媛行き」を、グッと後押しする記事を書いていきたい。
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