『ドイツコッペパン』の丸い形は、愛され続けて来た証し。/フクスケベーカリー(愛媛県今治市 常磐町)

フクスケベーカリー、50年前のイラスト

1935年創業、愛媛県今治市『フクスケベーカリー』のレジ袋とショップカードには何ともかわいらしいイラストが施されています。

描かれたのは50年ほど前、作者は当時の美大生。変えようとしたこともあったけれどお客さんから「かわいいから残したら?」と言われ今も使っているのだそう。

無添加、手作り、天然酵母

イラスト同様、今治の町に長く息づいてきたフクスケベーカリー。創業当初から守ってきたのは『手作り、無添加』であること。いち早く天然酵母にも取り組み、20年前に生まれたグリーンレーズンの自家製酵母は今も受け継がれ、使われています。

扱うのは約80種類のパン。日替わりの食パンは予約分だけで完売することも多いとか。取材した月曜日は玄米食パンの日。レジの奥には取り置き分の食パンが、ずらりと並んでいました。

人気No.1の『ドイツコッペパン』

そんなフクスケベーカリーの一番人気は40年前から販売されている『ドイツコッペパン』。プレーン(90円)に、バタークリーム/小倉ミックス/カスタードミックス/チョコカスタード/抹茶ミックス/キャラメルクリーム(各125円)の計7種類です。

職人さんが長年の経験と技で蒸気を当てて焼き上げるというドイツコッペパン。皮はパリッ、中はもっちり、しっかりとした食べ応えが魅力です。
丸い生地は三層に切り分けられ、手作りのクリームがそれぞれの層に程よく塗られています。

中でも人気なのは小倉クリーム。バタークリームに混ぜ込むあんは今治のあん屋さんに特注しています。
高さ約6センチとかぶりつくのはちょっと難しいから、一層ずつ少しずつ、手でちぎって食べるのがおすすめ。食べながら生地に、次の層のクリームをちょっと付けたりして。
ああ、しみじみ美味しいなあ。

丸い形は不動のセンターの証し!

「開発したのは2代目店主なので実際には知らないですが…」と前置きし、ドイツコッペパンが実は、初めは丸ではなく楕円形だったらしいと教えてくれたのは、3代目店主奥様の武田悦子さん。

「あまりにも売れて焼いても焼いても間に合わないので、一度にたくさん焼ける丸い形に変えたそうです」
何とデビュー当時からの大ヒット!この丸い形、ドイツコッペパンが約40年間、フクスケベーカリーの不動のセンターだった証しなのです。

県立高校の購買でも販売

今治の県立高校の購買でも売られているというフクスケベーカリーのパン。「懐かしいから」と、お嫁に行った娘に送るお母様も多いとか。

こんなふうに長い時間地元で愛されてきたフクスケベーカリーのドイツコッペパン。ちなみにクリーム入りも冷凍保存すれば自然解凍で美味しく食べられるそうです。おみやげにおひとつ、いかがですか。


フクスケベーカリー 今治店
所在地/愛媛県今治市常磐町5丁目6-4
最寄り駅/JR今治駅 徒歩約15分、今治港 徒歩約20分
営業時間/8:00〜19:00
休/ 日曜日
電話/0898-23-3443
P/4台
http://www.fukusuke-pan.co.jp

瀬戸内Finderフォトライター 増田 薫

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増田 薫

増田 薫

愛知県岡崎市出身。ライター/詩人。 詩とエッセイのワークショップ『ほし紡ぎ/https://hoshitsumugi.wordpress.com/』運営。 東京、神奈川での学生/社会人生活を経て、夫と息子、家族3人で四国へ引っ越し10年目になりました。愛媛県の島々を中心に、地元に息づくとっておきのスポットをひとつひとつ丁寧にレポートさせていただきます。 愛媛、素敵なところです。どうぞいらしてくださいね。

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