西日本有数のススキの大群生地!
『砥峰高原』(とのみねこうげん)は兵庫県の中央部に位置し、西日本有数の約90haに及ぶススキの大草原が広がる高原。ススキの見頃は10月上旬~11月上旬で、心地よい秋風になびくススキを眺めながらハイキングコースを散策できます。
砥峰高原は標高800~900mの地点に分布する高山植物の宝庫でもあり、貴重な湿原が踏み荒らされないように木道が整備されていて、遊歩道及び木道以外は立入禁止となっています。
尾根伝いのハイキングコースへ!
また砥峰高原には、ススキの草原を取り囲むように連なる丘陵の尾根にハイキングコースが設けられています。
さっそくススキに覆われた丘陵を登ってみましょう!
急な坂道は序盤だけで、丘陵を登りきってしまえば後は尾根伝いに平坦な道が続いています。爽やかな秋風にそよぐススキを眺めながらゆっくりと進んでいきましょう。
遠くの峰に展望台が見えてきました。尾根伝いに砥峰高原を一周するコースは約3kmの道のり。展望台はほぼ中間地点にあります。
砥峰高原は映画『ノルウェイの森』、NHK大河ドラマ『平清盛』『軍師官兵衛』のロケ地になったことでも有名で、ハイキングコースや散策木道の途中には撮影地の案内もあります。
ついに展望台に到着! ここからは高原全体が見渡せます。
取材で訪れた10月上旬にはまだ緑が多かったですが、10月下旬~11月上旬になれば一面ススキ色に覆われるのでしょうね!
散策コースの起点にある『とのみね自然交流館』が彼方に小さく見えています。
『とのみね自然交流館』には砥峰高原の四季を紹介するパネル写真展示やビデオ上映、休憩コーナーなどがあり、建物の前は展望テラスになっていて、ここからもススキの草原が見渡せますよ。
夕刻のススキもオススメ!
砥峰高原でフォトジェニックなススキの写真を撮りたい場合は、夕方に訪れるのがオススメ!
夕刻の西日が当たり、キラキラと輝くススキの草原。斜光が差し込み、明暗が際立つマジックアワーです!
ただし、夕刻といっても太陽は高い丘陵に沈んでいきますので15時~16時ぐらいがベストな時間帯。
16時半ごろには太陽は尾根に沈んでしまいます。
ここまでご紹介してきたように、砥峰高原は手頃な距離のハイキングコースが整備されたススキの大群生地。
あなたも風に揺らめく白銀のススキを眺めにいきませんか?
砥峰高原のススキ
住所/兵庫県神崎郡神河町川上801
電話/0790-34-1001(神河町観光協会) 0790-31-8100(とのみね自然交流館)
営業時間/24時間いつでも訪問可能
定休日/なし(冬季は積雪のため通行止)
入場料/無料
駐車場/あり(9月下旬~11月初旬のピークシーズンのみ有料、乗用車500円)
最寄駅/なし
https://www.kamikawa-navi.jp/guide/spot/795
瀬戸内Finderフォトライター 松岡広宣
この記事が役に立ったらいいね!してね
関連キーワード
関連記事
この記事を取材したフォトライター
松岡 広宣
松岡 広宣/フォトライター 1974年生まれ、兵庫県西宮市出身、西宮市在住。メディアポリス株式会社 代表取締役。 ソーラー発電付きエコキャンピングカー【ソーラーキング号】で全国各地を訪れながら、日本の美しい風景をハイビジョン映像で撮影しています。 できうる限り全国くまなく歩き回って、貴重な日本の自然や風景を映像として後世に残していきたいと考えています。 日本全国を旅していますが、もちろん、地元の瀬戸内も大好きです! 「癒しの国 日本.TV」 ~ 日本全国を「癒しの映像」でバーチャル旅行 http://www.healing-japan.tv/
Hashtags
旬のキーワード