断崖岬の上に建つ観音堂は、瀬戸内海を代表する景勝地の一つ!/阿伏兎観音(磐台寺)(広島県福山市)

瀬戸内海を代表する景勝地の一つ!

広島県東部に位置し、険しい海食崖が続く沼隈半島。

その沼隈半島の南端、瀬戸内海へせり出した断崖岬の上に建つ観音堂は『阿伏兎観音』(あぶとかんのん)と呼ばれ、瀬戸内海を代表する景勝地の一つとして知られています。
阿伏兎観音は西暦986年頃の創建と伝えられ、源平合戦で被害を受けて一時的に荒廃しましたが1570年に毛利輝元が再建、その後も福山藩主によって拡張整備され、現在の姿になりました。

その特徴的な景観は安藤広重の浮世絵や志賀直哉の小説の中でも取り上げられるほど有名で、国の重要文化財にも指定されています。

阿伏兎観音は正確には『磐台寺』(ばんだいじ)の観音堂のことを指します。
お寺の入口で拝観料(中学生以上:100円)をおさめて境内に入ると、辺りは潮騒の音が心地よく響きます。左の建物は『客殿』で広島県の重要文化財に指定されています。

客殿の先に進むと朱塗りの回廊があり、石段を登っていくと観音堂へ通じています。

スリルがあってユニークな観音堂!

階段を20mほど登れば観音堂に到着!ここで靴を脱いでお堂を一周します。
実はこの木製の床は外側の海に向かって少し斜めに下がっていて、歩くときにけっこうスリルがあるんです(汗)!

観音堂の下は切り立つ断崖と海ですから、すべって転ばないように慎重に歩いていき、正面に回りこみます。
ん!? お堂の中にちょっとユニークなモノが見えていますね!

実は阿伏兎観音は子宝と安産を祈願するパワースポットとしても有名で、乳房をかたどった絵馬がお堂の中にたくさん奉納されているのです!
ユニークな絵馬ですが、調べてみると全国各地に子宝・安産を祈願するための神社・お寺がいくつかあり、これらは通称『おっぱい絵馬』と呼ばれているようです。

阿伏兎観音の絶景ポイントはどこが一番?

観音堂を一周したら再び階段を下りて、登り口とは逆の方向に進んでみましょう。断崖沿いに作られた遊歩道を少し歩いていくと石造りの小さな塔があり、そこが阿伏兎観音で最も有名なビューポイント。振り返ると断崖に建つ観音堂を見上げることができます。

でも、阿伏兎観音を望むためのベストビューポイントはやはり海上でしょう!
個人で船をチャーターするのは大変ですが、尾道と鞆の浦を結ぶ航路のクルーズ船を利用すればリーズナブルな料金ですし、阿伏兎観音の周辺では減速してくれるのでシャッターチャンスにも恵まれます!

普段は見られない角度から阿伏兎観音を望め、さらに鞆の浦の景観や瀬戸内の多島美、尾道の街並みなども満喫できるオススメの航路です!
機会があれば、皆さんも海上から阿伏兎観音を眺めてみてくださいね!


◇阿伏兎観音(磐台寺)
所在地/広島県福山市沼隈町能登原1427-1
電話/084-987-3862
参拝時間/8:00~17:00
休日/無休
拝観料/大人(中学生以上):100円、小学生:50円
駐車場/あり(無料)
最寄駅/なし
https://www.hiroshima-kankou.com/spot/5401

瀬戸内Finderフォトライター 松岡広宣

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松岡 広宣

松岡 広宣

松岡 広宣/フォトライター 1974年生まれ、兵庫県西宮市出身、西宮市在住。メディアポリス株式会社 代表取締役。 ソーラー発電付きエコキャンピングカー【ソーラーキング号】で全国各地を訪れながら、日本の美しい風景をハイビジョン映像で撮影しています。 できうる限り全国くまなく歩き回って、貴重な日本の自然や風景を映像として後世に残していきたいと考えています。 日本全国を旅していますが、もちろん、地元の瀬戸内も大好きです! 「癒しの国 日本.TV」 ~ 日本全国を「癒しの映像」でバーチャル旅行 http://www.healing-japan.tv/

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