海・自然
秘境ドライブで辿り着く天空の人形村/天空の村 かかしの里(徳島県三好市東祖谷)
立ち寄りスポット満載の秘境ドライブ!
秘境にある天空の村というだけあって、『かかしの里』までは結構遠い道程です。
『徳島阿波おどり空港』からレンタカーを借りて移動しても、3時間以上…。
しかしご安心あれ!
道中の秘境ドライブは、立ち寄りスポットがたくさん!
祖谷のドライブルートには、200mの高さの渓谷に向かってオシッコをしている有名な小便小僧や、こんな絶景も。
これは『ひの字渓谷』と言う、祖谷を代表する絶景スポットです。
ほら、上から見ると『ひ』の字に見えるでしょ?
道中、お腹が減ったら祖谷のご当地グルメ『祖谷そば』のお店へ。
オススメは『祖谷美人』というおそば屋さん。
写真は名物メニューの『ぼけあげそば』です。
おそばの上に乗っているデッカイお揚げが『ぼけあげ』。
ぜひ食べてみてください!美味しいから!
祖谷の観光名所『かずら橋』へ
『祖谷美人』から出て、すぐ近くには祖谷の観光名所『 かずら橋』が。
絶景の中、祖谷川の上にかかるかずら橋を歩くと、ゆらゆらと揺れて結構スリルがあります。
高所恐怖症の人はゆ〜っくり渡りましょう。
究極の田舎体験!茅葺き民家ステイ
『かずら橋』からしばらく東に進んだ場所にあるのは、山の斜面に沿うように広がる『 落合集落』。
古くは江戸時代からの建物も残っている、まるで時が止まっているかのような集落ですが、近年、茅葺屋根の古民家を改装し、そのまま宿泊施設として活用されています。
一泊二日のドライブ旅にするならば、宿泊はこちらが僕のイチオシ!
最高の田舎暮らし体験ができますよ。
モノレールに乗って世界一の森林浴!
いくつも立ち寄りスポットを紹介しましたが、他の何を差し置いても立ち寄って欲しいのがこちら!
秘境の山肌を縫うように走る『 奥祖谷観光周遊モノレール』です。
全長はなんと4600m。
高低差560m、最大傾斜40度、頂上の標高1380mと、その全てが観光用モノレールとしては世界一を誇っています。
モノレールから目にする絶景は感動モノですよ!
すぐ隣には温泉施設があるので、日帰り入浴もいいですね。
人形が暮らす天空の村『かかしの里』
魅力満載な祖谷のドライブルートを紹介してきましたが、『奥祖谷観光周遊モノレール』から10分ほど東に進んでようやく辿り着くのが、今回の目的地。
車道を走っていると、とつぜん道端に人形が現れます。
もっと進んでいくと、バス停の中にバス待ちの人形がたくさんいたり…
休憩所のようなところで休んでいる人形がいたり。
中には農作業をしている人形も。
まるでここで暮らしているかのように生活感のある人形たちがあちこちにいるのです。
冒頭に記したように、これは地元住民の方が作った『かかし』。
そんなかかしたちが暮らすのが、ここ『かかしの里』なのです。
極めつけはこれ。
道端だけでなく、民家の中にも彼らはいます。
もちろん、本物の人もいるんですが、「家の中にもおるけん、入ってきぃ」と見ず知らずの旅行者を軽いノリで招いてくれるのが、かかしの里のスゴイところ。
かかしを通じて、忘れかけていた人の温かさに触れる。
それが、かかしの里を訪れる本当の意味なのかもしれません。
瀬戸内Finderフォトライター 千葉大輔
関連地域
徳島県
四国八十八ヶ所のスタート地点となる徳島県。東西を山に囲まれ、扇状に広がる徳島平野、その先に広がる瀬戸内海。海の幸、山の幸に恵まれ、新鮮な食材を楽しむことができます。また目を楽しませてくれるのは本場の「阿波踊り」。見て楽しむだけでなく、観光客も参加して楽しむことができるのも魅力の一つです。瀬戸内海が魅せる鳴門の渦潮や、秘境祖谷のかずら橋、大歩危峡の川下りなど、徳島の自然も満喫してください。