徳島県北部の鳴門駅から歩いて5分程度。
鳴門のメイン商店街の大道銀天街からそのまま東へ進んだところにある、店構えからもなんだかあたたかさを感じる雑貨屋さんのこちら。
ドアの横に書かれた『徳島のイイモノありマス』のサインに胸が高鳴ります…!
徳島の作家コーナーはお店の中央です!
一歩店内に足を踏み入れると、シンプルな空間の中に、独特の個性を感じるものやセンスの光るオシャレなアイテム、そしてちょっとクスっと笑わせてくれるようなユーモアあふれる品々が並んでいます。
ディスプレイには、超年代物のオルガンが使われているなど、漆喰の白壁と木の風合いが、どこか昭和の懐かしさも漂う雰囲気。
もともと歴史を感じる古いものや、昭和の香りがぷんぷんするような年代物など、アイテムを収集するのが趣味という『モノ好き』のご両親が「お店をやりたい!」と4年前に始められたそうで、いまでは娘さんの原みのりさんが主にお店を切り盛りするようになっていますが、家族で仲良くアイテムのセレクトや、イベント出店などをしているそう。
だからか店内には優しい空気感が広がっています。
そんなお店の中央のスペースに、所せましと並んでいるのが、徳島の作家が手がけたものや、徳島こだわりのメーカーの商品で、『徳島ゆかり』の品々が集められているのです。
食器だったり、藍染の小物だったり、ステッカーやブローチに、果物のジャムやシロップ、阿波晩茶まで…。
雑貨だけでなく、食品も取り揃えられているので、いろいろなジャンルのおみやげから世代を問わずにセレクトすることができます。
感度アップ必至の品々をおみやげにどう?
こちらは徳島で活動する『器れもん』の食器の数々。
丸い小皿やりんごの形のお皿など、かたちもユニークで、イラストもキャッチー。
ビビッドでポップなブルーやピンクを使っているのに、ほっこりしたやさしさを感じるのも不思議。
小さな女の子の胸元につけてあげたくなっちゃうような『阿波弁ブローチ』は、徳島在住の作家『ネテルマミカ』さんの作品。
カラフルでちょっとレトロを思わせる書体がキュートです!
帆布のトートバッグなんかにつけてみるのも、アクセントになってよさそう。
こちらも同じ『ネテルマミカ』さんから、できたてほやほやの新作『すだちくんマスキングテープ』!
あのすだちくんが、阿波弁しゃべっとんじょ~!
しかも英語訳付きという、バイリンガルなすだちくんです。
『ザ・徳島』なアイテムにも注目!
最近は県をあげて日本だけではなく世界にも猛アピール中の徳島の藍染め。
でも、藍染アイテムのおみやげって、かなりシブめのものしかないっていうイメージがありました…。
こちらで扱っている藍染の品は、ポーチやハンカチ、ショッピングバッグに赤ちゃん用のビブまで、オシャレでかつ値段も手ごろ。
写真のポーチに施された刺繍は、一つひとつ丁寧に刺されていてとってもかわいく、藍の色とも見事に調和!
色の濃淡も選べますし、イイ味出してるアニマルイラストのものもあります!
果実のシロップやジャムは、徳島で手作りにこだわる『川添フルーツ』から。
果物はすべて自社農園か、県内で獲れたものを使った、メイド・イン・徳島!
ヨーグルトと一緒に食べたり、シロップはお酒で割ったりして楽しむこともできるので、老若男女問わず喜ばれるおみやげです。
これからの季節は、あったまる『生姜シロップ』(1026円)などはいかがでしょうか?
こちらはにちにち雑貨店オリジナルの、四国をかたどった箸置き。
さまざまな色や柄が選べて、徳島県南から高知東部にかけて入った、お箸用のくぼみがチャームポイント。
ほかにもカードスタンドやキーホルダー、お皿にいたるまで、いろんな四国があります!
ちなみにこの焼き物たちは、大谷焼と全く同じ土と釉薬を使い、大谷焼の窯で焼いてもらっているものだそうです。
作者はなんと、店主の原さん!時間があるときにお店の片隅でこねこね作ってるんだとか。
店主・原さんの自身作で自信作!釉薬の色がステキな『四国の形のお皿』(2484円)をアピールしてくださいました!
ご自身が旅好きで、旅先で現地ならではのモノを見たり触れたりすることが趣味だという店主の原さん。
いわゆる『みやげもの店』のオーソドックスなおみやげもいいけれど、観光ついでに感度の高い雑貨屋さんに立ち寄って、その土地を拠点に活動する作家やデザイナーさんのステキなグッズを旅の記念に買うのが大好きなことから、自身のお店も徳島のイイ作品の発信源の1つにしたいとのこと。
徳島のものはもちろんですが、ほかにも『モノ好き』ならではの原さんがセレクトする雑貨たちは、どれもこれもビビっと心に刺さるものばかりなので、ついつい長居してしまうこと間違いなし。
こちらのお店は、はじめから観光コース&スケジュールに組み込むことをオススメします。
にちにち雑貨店
所在地/徳島県鳴門市撫養町南浜字東浜382
最寄り駅/JR鳴門駅
鳴門駅へのアクセス
営業時間/11:00〜19:00
定休日/火曜日(祝日の場合は営業)
電話/088-679-9318
http://diary.nichinichizakkaten.com/
瀬戸内Finderフォトライター 板東悠希
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この記事を取材したフォトライター
板東 悠希
徳島生まれの徳島育ち。阿波(徳島)弁と英語のバイリンガル。 愛車はアイボリー×オレンジのイカしたバイク=トライアンフのボンネビルT100(865cc)。 1度結願した四国遍路はまだまだ何度も巡るつもりで、2020年に逆打ち中。 以前の勤務先で海外取引を担当した経験を活かし、 海外と個人や企業を結ぶ英語サポートビジネスを展開中。 webの英語化や、輸出入業務、英語での連絡代行といったお手伝いをしているほか、 全国通訳案内士、香川せとうち地域通訳案内士として、ガイドとしても活動しています。 www.studio-bang-do.com
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by 瀬戸内Finder 編集部