大三島で生まれた、イノシシ革のレザークラフト!/Jishac ジシャク (愛媛県今治市大三島)

大三島、イノシシ革の工房Jishac

愛媛県今治市、大三島にイノシシ革のレザークラフト『Jishac(じしゃく)』の工房はあります。

並んでいるのは色取りどりの革小物。すべて大三島・伯方島で捕獲されたイノシシ革『島シシレザー』で作られたものです。

製品に刻まれた傷やタテガミの痕はイノシシが島で生きていた証。厚みや固さは性別や大きさ、捕獲された季節などによって一つひとつ異なります。
自然の中で育まれたからかイノシシ革はとてもタフ!普段のお手入れは乾いた布で拭いて。もし濡れてしまってもしっかり拭いて乾かせば大丈夫ですよ。

工房を営むのは重信幹広さんと瑠依さん。4年前に大三島に移住、結婚式で使用した花嫁のミモザの花冠の一部と、花婿の蝶ネクタイ、交換したエンゲージリングはイノシシ革で仕立てました。

ミモザタンニンから生まれる風合い

幹広さんは大三島・伯方島で捕獲されたイノシシを活用する『しまなみイノシシ活用隊』のメンバー。
1頭1頭皮を剥ぎ、黄ばみなどの原因になる肉と脂を削ぎ取る作業は全て幹広さんが行います。

下処理された皮は塩蔵した後、東京の加工業者へ。瑠依さんの花冠のモチーフにもなったミモザから抽出した植物タンニンでなめされて、幹広さんの元へ帰ってきます。
そのナチュラルな風合いは他のクラフト作家にも人気。素材としての注目も高まっています。

ミシンのない、手縫い工房

デザインを担当するのは主に瑠依さん。製作は幹広さん・瑠依さんが手分けして行います。革に丹念に空けた穴の、表裏双方から糸を通し一穴一穴手作業で縫い上げていきます。
「全て手作業だから工房にミシンはないんですよ」
針を動かし続ける瑠依さんの傍らで幹広さんが教えてくれました。

みかんのカタチo-mi-kanシリーズ

大三島の暮らしはJishacのデザインにも影響を。
最初に立ち上げたのは『o-mi-kan(オミカン)シリーズ』。大三島の特産、みかんのかたちをしたクラフトです。キー&コインケース、ヘアゴムなど大三島らしいかたちが目を引きます。

そして二つ折り財布の内側に隠されていたのは柑橘の色を表現した黄色『レモン色=広島県』と橙色『みかん色=愛媛県』。ご夫婦でこれを『しまなみカラー』と呼んでいました。

日々の暮らしに合う革小物

大三島の農家の方たちからはシンプルなデザインの財布をオーダーされることが多いそう。
「都会の人と違ってカードなんてあまり使わないから沢山のポケットはいらない。お金と免許証がさっと取り出せるものがいい」
なるほどです。

こんなふうに顧客からの注文にも柔軟に対応するJishac。既存商品のカラーバリエーションも豊富です。
Jishacとは『自分の尺度』を大切にしてほしいという願いをこめてつけられた名前。
きっと日々の暮らしにしっくりと合う、お気に入りの革小物と出会えるはずですよ。


Jishac
商品のネット販売・オーダー製作、素材(島シシレザー)の販売、工房見学をご希望の方は直接連絡。
Tel/090-5508-5087(製作担当/重信 瑠依)
090-1856-0965(皮革担当/重信 幹広)
Mail/info@jishac.com
Webショップ/https://minne.com/@jishac
Webサイト/http://www.jishac.com
Facebook/https://www.facebook.com/jishac.handicraft/

※写真2枚目:マルチスマホケース/L\7,800~、写真4枚目:写真:名札ケース\2,200~、写真7枚目:o-mi-kan キーホルダー\1,400~、
写真8枚目:二つ折り財布\14,000~、写真9枚目:スマート財布\16,000~、写真10枚目:イノシシ置物\700~

瀬戸内Finderフォトライター 増田 薫

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増田 薫

増田 薫

愛知県岡崎市出身。ライター/詩人。 詩とエッセイのワークショップ『ほし紡ぎ/https://hoshitsumugi.wordpress.com/』運営。 東京、神奈川での学生/社会人生活を経て、夫と息子、家族3人で四国へ引っ越し10年目になりました。愛媛県の島々を中心に、地元に息づくとっておきのスポットをひとつひとつ丁寧にレポートさせていただきます。 愛媛、素敵なところです。どうぞいらしてくださいね。

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