『いちごファーム北条』は松山市北条の高縄山山麓にある観光いちご園です。瀬戸内の温暖な気候のもと大切に育てられた美味しいいちごを、心ゆくまで味わえる場所です。
12月はいちごの季節の始まり
春のイメージがあるいちごですが、シーズンが始まるのは12月。『いちごファーム北条』でも12月になるといちご狩りがスタート、5月まで続きます。毎年訪れるというファンも多く、オープンするとすぐにたくさんの人がやって来ます。
真っ赤ないちごが食べ放題!
採ったいちごは1時間食べ放題。車椅子やベビーカーでも入場でき、地面から1メートルくらいの高さのところにも棚があるので、小さな子どもも自分で採って食べられます。
いちごは『紅い雫』『あまおとめ』『レッドパール』『かんなひめ』など愛媛の品種を含め10種類。品種によって実る時期に少しずつ違いはありますが、色々な品種の食べ比べができますよ!
スタッフの方に、美味しいいちごの見分け方を教えてもらいました。
「緑色のヘタがくるんと巻き上がっていること!これが今まさに食べごろです!」
そして、実を下に引っ張るのではなく、上に持ち上げるようにしてヘタの部分を折り曲げるのが採り方のコツ! パキっと簡単に採れます。
広い農園ですが、天候や来園者数によってはいちごが少なくなる日もあります。その日の様子はホームページや電話で確認してみてくださいね。いちご狩りは予約なしでも入園できますが、できるだけ予約を。
『いちご庵』のスイーツも見逃せない!
農園は『夏目園』と『八反地(はったんじ)園』の2箇所。両園の間は車で5分くらいの距離です。
『夏目園』にはいちご尽くしのカフェ『いちご庵』があり、農園で採れたいちごを100%使ったスイーツを楽しめます。
いちごのソフトクリームやスムージー、夏限定のかき氷は行列ができるほど!どれも他では味わえない贅沢ないちご尽くしで、自然のままの味と香りが口いっぱいに広がります。
いちごジャムや、冷凍いちごの販売もあります。自宅でお菓子やデザートなど色々アレンジするのも楽しいですよ。
5年間研究を重ね、2017年冬ついに…
そして見逃せないのは、冬限定、いちご大福。5年間の試行錯誤の末、ついに完成した自信作です!
まず驚くのは、そっと持たないと潰れてしまうほどの柔らか〜いお餅。最高級の餅粉を使っているそうです。
お餅の中には上品でなめらかな白餡。真ん中の大きないちごを優しく包みます。白餡は、ジューシーで甘酸っぱいいちごの味を最高に引き立てる絶妙な甘さ。何個も食べられそうな美味しさです!
動物たちも笑顔でお出迎え
『八反地園』では、ヤギやポニー、ウサギなどの動物たちが、にっこり笑って来園者を迎えてくれます。
冬から春にかけてはぜひいちご狩りを楽しんで、夏や秋には動物たちと触れ合ったり、美味しいいちごのスイーツを満喫したり、1年を通して楽しいことが待っている『いちごファーム北条』へ、ぜひみんなで出かけましょう!
いちごファーム北条
住所/
(夏目園)愛媛県松山市夏目甲213-2
(八反地園)愛媛県松山市八反地甲396-1
最寄駅/
(夏目園)JR粟井駅
粟井駅へのアクセス
(八反地園)JR伊予北条
伊予北条駅へのアクセス
いちご狩り/毎年12月〜5月ごろ
営業時間/10:00〜16:00
定休日/月曜日(祝日の場合は営業)
電話/090-1000-3915
料金(いちご狩り)/中学生以上1,600円、3歳~小学生・75歳以上1,000円、2歳500円
http://ichigo-farm-hojo.com/
瀬戸内Finderフォトライター 矢野智子
この記事が役に立ったらいいね!してね
関連キーワード
関連記事
この記事を取材したフォトライター
矢野 智子
1970年、愛媛県今治市生まれ。松山市在住。 大学時代を京都で過ごした後愛媛に戻り、システムエンジニアとして年の半分以上は県外出張という旅人のような生活を20年近く続けました。 退職後、愛媛を紹介する本を友人と作ったことをきっかけに、自分の「夢」と愛媛の魅力を再発見。地元出版社で編集のイロハを学び、現在は自らを「ことばのデザイナー」と称しフリーで活動中。書く、作る、伝えることに力をそそいでいます。
Hashtags
旬のキーワード