大正5年創業、一色商店
「アジおろして~」 「総菜取っといて、後で来るわ」
因島、土生商店街。大正5年創業の魚屋『一色商店』には今日も近所の人たちがやって来ます。
店舗裏には因島の海水を引き込んだ水槽も。アコウやハゲ(この辺りではカワハギのことをハゲと呼びます!)など、瀬戸内ならではの魚が泳いでいます。
土曜日&毎月24日限定ご当地バーガー!
そんな一色商店で、毎週土曜日&毎月24日限定で販売されるのが、『海賊太刀魚バーガー(タルタルソース/350円)』です!!
一色商店の一色伸良さんといづほさん。
海賊太刀魚バーガーの開発は、同じ商店街の老舗『児玉製パン屋』とコラボしたい!という思いから始まりました。
「土生商店街のアピールに」と伸良さんは語ります。
獲れたて太刀魚を贅沢サンド
そこで思いついたのが、ふわっとやさしいテイストが魅力、児玉製パン所謹製コッペパンをバンズにした太刀魚のご当地バーガー!
村上海賊のお膝元・因島で、一般家庭で親しまれてきた地魚、『太刀魚』。
新鮮なその太刀魚をフライにしてサンドします。幅約15センチのバンズいっぱい挟まれた太刀魚が何とも贅沢!
当日作る手作りタルタルソース!
「太刀魚には他の魚にはない旨味がある」とうなずきあう伸良さんといづほさん。その味わいを引き立てるのがいづほさんが販売当日の朝作る特製タルタルソースです。
マヨネーズから手作りし、隠し味に塩レモンやピクルスを潜ませたさわやかなテイストが大好評!
この太刀魚海賊バーガーを求めて地元はもちろん、サイクリストなど遠方から訪ねて来る人たちも。お昼には売れ切れてしまうこともあるとか。
販売は朝10時半頃から。予約が確実ですよ。
毎月24日は土生商店街サービスデー!
そうそう、海賊太刀魚バーガーが販売される毎月24日は、商店街のおかみさんたちから成るグループ『因島はぶ姫の会』が主催する、いわば商店街のサービスデー。
たとえば海賊太刀魚バーガーのバンズを提供する児玉製パン所では、地元で大人気のねじパンが100円から特別価格90円に。
因島・重井(しげい)の野菜や花が販売されていた『愛はぶ亭』では、ダイダイの無料サービスを見つけました!
お抱え地蔵のお堂開き
またこの24日には、商店街の奥にある『お抱え地蔵』のお堂が、月に一度だけ開かれます。
抱えた時に軽ければ願いが早く叶うというお抱え地蔵。お堂では、お茶のお接待が受けられます。商店街のおかみさんたち手作りのお守りのプレゼントも。
ちなみにお接待は因島はぶ姫の会のメンバーが交替で行います。
取材時は花屋のおかみさんが当番。偶然お堂で出会った人同士のおしゃべりも楽しいからまた来てねと教えてくれました。
海賊太刀魚バーガー片手に商店街散策。土生商店街ならではの素敵な時間を過ごせますよ。
海賊太刀魚バーガー
製造、販売/一色商店
所在地/広島県尾道市土生町1897-6
電話/0845-22-0115
Facebook/https://www.facebook.com/一色商店-146541632106385/
WEBサイト/ http://isshiki.sun.bindcloud.jp/index.html
E-mail/i-shiki@mx4.tiki.ne.jp
営業時間/9時~18時
定休日/日曜日
※タコ、エビの干物、うなぎの蒲焼、瀬戸内詰め合わせ全国発送あり。詳しくはお店まで。
http://isshiki.sun.bindcloud.jp/index.html
瀬戸内Finderフォトライター増田 薫
この記事が役に立ったらいいね!してね
関連キーワード
関連記事
この記事を取材したフォトライター
増田 薫
愛知県岡崎市出身。ライター/詩人。 詩とエッセイのワークショップ『ほし紡ぎ/https://hoshitsumugi.wordpress.com/』運営。 東京、神奈川での学生/社会人生活を経て、夫と息子、家族3人で四国へ引っ越し10年目になりました。愛媛県の島々を中心に、地元に息づくとっておきのスポットをひとつひとつ丁寧にレポートさせていただきます。 愛媛、素敵なところです。どうぞいらしてくださいね。
Hashtags
旬のキーワード