#鬼頭梓|とあるアートでブックな休日に密着!山口でのんびり女子旅/山口県立美術館・山口県立山口図書館(山口県山口市)

赤レンガ・タイル・テラコッタ、瀬戸内って意外と赤褐色の建物多いですよね。中でもぼくが大好きな山口の赤褐色建築(?)を紹介します!

今日は、建築家・鬼頭梓氏の美術館と図書館を巡ります。
山口市中心部の緑豊かなエリアに、道路を挟んで向かい合うようにして佇んでいます。散策しながら女子旅をするのにピッタリですね。

まずは山口県立美術館から。ってあれ、写真をよーく見ると?

赤レンガの開放的なミュージアム

山口大学工学部の建築学生、安部彩華さん(左)と呉英里子さん(右)に来ていただきました。山口県立美術館には『県美の森』と呼ばれる大きな中庭があり、大小様々な作品が展示してあります。春から夏にかけて、新緑が周りを包みます。

ロビーの見どころは蛇行するゆるやかなスロープでしょうか。
たまたま紅白ファッションの二人が、なんかいい感じ。

数年前にオープンしたカフェで一休み。展示を見た後は、まったりくつろぎの時間。

「美味しいー。温まるね!あ、そうそう、来週の課題だけどさー…」

中庭に面した大きな窓から光がサンサンと入ってくる心地よい場所です。奥に見えているのは展示室の入口。上部の横長コンクリートが視覚的に効いていて、程よい緊張感を与えていますね。

居心地抜群。陽の当たる図書館

山口県立山口図書館。
正面入口ももちろん良いですが、せっかくなので裏口をご紹介。

「わあ!高い壁に吸い込まれるような入口ですね!」

中に入ると陽の光がしっかりと入る開架スペース。
何を隠そう、鬼頭梓氏は『図書館建築のパイオニア』。(あるTV番組の匠みたいな表現ですね!(笑))
氏が生涯手掛けた図書館は30を超え、利用者に身近で開放的な空間を追求し続けました。

撮った写真はすぐチェック!
カメラを覗き込む二人もかわいいし、背面の外壁テラコッタ仕上げが室内まで連続して内外の領域性を曖昧にすることで空間に表情と拡がり感を作り出しているのもかわいい。

『山口新聞』の棚を見つけました。
背表紙が全てオレンジで映えます。山口はみかんも美味しいですから。

図書館の中心には四角いトップライト。
あちこちでページをめくる音。なぜでしょう、みんなの真ん中にこういう空間があることにすごく大切な意味があるような気がしてきます。

「天井の蛍光灯がぼんやり光ってカワイイなー。このスロープの壁もザラザラして、ん?これなんだろう。えー、なんの素材!?見たことないねー!今度の設計課題さー…」

キャッキャと休日を過ごしながらも、やっぱり建築学生。ディテールが気になるみたい。
こういう女子旅も素敵ですね!ゆっくり本が読みたくなってきました。


●鬼頭梓(1926 – 2008年)
東京府生まれ。東京大学第一工学部建築学科卒業後、前川國男建築設計事務所を経て独立。「図書館建築のパイオニア」とも呼ばれ、30を超える図書館の設計を手がける。
建築家職能運動においてつねに指導的な役割を担い、JAA(旧・家協会)時代より日本建築家協会の要職を歴任。1992年から1996年までは同協会会長。

◯山口県立山口図書館
1903年から続く歴史の長い図書館。1973年、鬼頭梓氏設計による現在の建物に移転。
所在地/山口県山口市後河原150-1
電話/083-924-2111(代表)
FAX/083-932-2817
開閉館日時/https://library.pref.yamaguchi.lg.jp/wo/lib/ca
http://library.pref.yamaguchi.lg.jp/

◯山口県立美術館
1979年開館。「山口県の特色を発揮する郷土色豊かな美術館」「県民が参加する開かれた美術館」を基本方針に掲げる。第7回日本建築家協会25年賞(2007年度)受賞
所在地/山口県山口市亀山町3-1
電話/083-925-7788
FAX/083-925-7790
開館時間/午前9時~午後5時(入館は午後4時30分まで)
休館日/
・ 月曜日(祝日・休日・第1月曜日の場合は開館)
・ 年末年始、展示替え、館内整備等による臨時休館期間
http://www.yma-web.jp/

■瀬戸内の近現代建築の情報はこちらもご覧下さい。
兵庫県 ひょうごツーリズムガイド
岡山県 おかやまの歴史的土木・近現代建築資産
広島県 ひろしまたてものがたり
山口県 おいでませ山口へ 観光スポット-名所・史跡-近代的建造物
徳島県 徳島県観光情報サイト 阿波ナビ
香川県 うどん県旅ネット_アート_建築・建造物
愛媛県 愛媛県公式観光サイト いよ観ネット

瀬戸内Finderフォトライター/乙倉慎司

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乙倉 慎司/hiroe

乙倉 慎司/hiroe

乙倉慎司 岡山に18年、山口に6年暮らし、現在は広島の離島に仮移住中。建築・デザインの仕事をしています。日々、点々と移ろいながら、そこで見つけた素敵なひと・こと・ものを皆さんと共有していきたいです。 hiroe 福岡で環境分析研究員として働いた後、ロンドンへ留学。ヨーロッパを旅した後に住み着いたのは、瀬戸内海の美しい自然に囲まれた大崎上島でした。 気の向くままに島から島を渡り歩き、新参者ならではの視点で、瀬戸内特有の暮らし、文化、景色を伝えます。

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