2017年8月に、渦潮で名高い徳島県の鳴門市にオープンしたこちらのカフェ。
高い天井に、ビッグサイズのソファが配置され、ゆったりと落ち着いた空間が用意されています。
中庭に面したスペースでは、太陽の光がたっぷり降り注いで開放的。
天気の良い昼下がりを過ごすならこちらの席がいいかもしれませんね。
建物の設計からもあふれるレンコン愛
…と、まずはカフェの中の説明から入ってしまいましたが…、まずはこちらの外観をご覧ください。
きっとその外観からも度肝を抜かれてしまいますから。
なんと、建物のど真ん中の空間に、小さなれんこん畑が!
さらに、そのれんこん畑に囲まれる形となる客席までしつらえてしまっているんですから!
この斬新な設計からして、お店がれんこんに並々ならぬ想いをこめていることはお分かりいただけるはず。
こちら『れんまるカフェ』は建物やそのメニューの数々に、これでもか、と言うぐらいの『れんこんLOVE』が込められたお店なのです。
れんこん細うどんを使ったメニューが魅力
実は徳島県、れんこんの生産量全国第2位を誇っており、徳島産のれんこんは、その色の白さや風味の良さで高級料亭などでも好まれて使われることが多いのだそうです。
そんな徳島のれんこんを40年以上扱ってきたのが、このカフェの母体となる会社。
れんこんのいろはを知り尽くし、れんこんパウダーやれんこん餡子など、れんこんを使ったさまざまな商品を作り出してきたのですが、満を持して開発されたのが『れんこん細うどん』でした。
この細うどんをはじめ、研究開発されてきたれんこん商品の数々を、料理やスイーツでお客様に提供する場所を作りたい、というコンセプトでオープンしたのがこのカフェだったのです。
こちらは『ざるうどん』(750円)。
色も麺の形状からもそばのように見えますが、これがれんこん細うどんです。
れんこんに含まれるポリフェノールなどの栄養成分でこのような色になるのだそう。
いざ食べてみると、その細さからは想像ができないほどムチムチっとした食感で、確かにこれは細いけれどもうどんであることは間違いありません!
かつ、れんこんを使っているとはいえ、クセなどは全くなく、本当においしくいただけます。
こちらは『彩り野菜の豆乳入り担々うどん(温)』(おにぎりorパン・サラダ付き1100円)で、担々麺風のだしと目にも彩り鮮やかな野菜が魅力の逸品。
ランチタイムにはサラダ・ドリンクがついて980円になるのも魅力的!
れんこん細うどんは、その細さゆえにパスタのようにアレンジができるのもいいところで、ほかにも『カルボナーラうどん』や『ミートソースうどん』というメニューもありますよ。
鉄板メニューにもれんこんがIN!
うどんばかりではなく、カレーライスやハンバーグといったプレートメニューももちろんあります。
カレーにもれんこんがゴロゴロ、ハンバーグの中にもちゃんとシャキシャキれんこんが入っています。
プレートメニューで人気があるのは、こちらの『れんまるドリアプレート』(1100円)だそうで、こちらボリュームがあるのはもちろん、クリームソースとレンコンが絶妙にマッチしているのがポイントです。
ほかにも、素材の味を存分に味わえる『フライド蓮根』といったオーソドックスなものから、『れんこんまんじゅうミネストローネ仕立て』、れんこんを使ったピザなどなど、どれを食べてもれんこんが絶対に登場するのがれんまるカフェのメニューなのです。
スイーツでもれんこんを味わって
カフェといえば、スイーツも見逃せないですよね。
れんこんだけでなく、これまた徳島の特産である『鳴門金時』を使ったスイーツもいろいろあるのですが、オーナーのおすすめでもあり、寒い季節にはぴったりのスイーツはコレ。
『れんこん玉ミルクぜんざい』(600円)です。
すりおろしたれんこんを米粉と一緒に丸め、れんこんのシャキシャキ感と米粉のモチモチ感が見事に調和したれんこん玉を、ミルクを加えてまろやかにしたおぜんざいとしていただく和のスイーツ!
なんと、一緒についてくるお茶は『れんこん茶』という、これまた他にはないれんこんコンボが嬉しい一品です。
おみやげも連れて帰ってね
店内には『れんこん細うどん』のほか、『れんこん餡子』や『れんこんチップス』などなど、バリエーション豊かなれんこん土産も販売されているので、お気に入りが見つかれば一緒に連れて帰れますよ。
「『フライドれんこん』も単に揚げるものではなく、和風だしで下味をつけて、しっかり水気を切ってから揚げる、という風に、れんこんのおいしさを引き出す手間暇を惜しまず提供しているんですよ」と語ってくれたのは店長の阿守さん(写真右)。
単に、れんこんをメニューに取り入れるというわけではなく、れんこんありきではあるけれど、いかにれんこんをおいしく食べてもらえるか、れんこんを使った商品でどうやってお客さんを喜ばせるか、ということを真摯に考えて提供していると感じます。
れんこんをどう活かすか、ということに試行錯誤を繰り返しながらメニューを考案したというシェフの大石さん(写真左)、スタッフの岡部さん(写真中)ほか、れんまるカフェのスタッフのみんなからあふれるれんこんLOVEが、そのメニューやおもてなしにあらわれる、ちょっと他にはないお店。
ぜひぜひ徳島・鳴門観光の際のお立ち寄りスポットとしてチョイスしてください♪
れんまるカフェ
住所/徳島県鳴門市撫養町斉田字浜端北120
最寄り駅/JR鳴門駅
鳴門駅へのアクセス
営業時間/11:00~15:00(L.O.14:30)、17:00~20:00(L.O.19:30) ※金・土は〜22:00(ディナーL.O.19:30)
定休日/火曜日、第2・第4水曜日
電話/088-660-5723
http://cafe.ren-maru.com
瀬戸内Finderフォトライター 板東悠希
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この記事を取材したフォトライター
板東 悠希
徳島生まれの徳島育ち。阿波(徳島)弁と英語のバイリンガル。 愛車はアイボリー×オレンジのイカしたバイク=トライアンフのボンネビルT100(865cc)。 1度結願した四国遍路はまだまだ何度も巡るつもりで、2020年に逆打ち中。 以前の勤務先で海外取引を担当した経験を活かし、 海外と個人や企業を結ぶ英語サポートビジネスを展開中。 webの英語化や、輸出入業務、英語での連絡代行といったお手伝いをしているほか、 全国通訳案内士、香川せとうち地域通訳案内士として、ガイドとしても活動しています。 www.studio-bang-do.com
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