『淡路橋立』へ上陸して、自然豊かな長い砂州を探検しよう!/成ヶ島(兵庫県洲本市)

成ヶ島は細長い砂洲がのびる『淡路橋立』

成ヶ島(なるがしま)は淡路島の南東部にある島で、約3キロにおよぶ細長い砂洲があることから『淡路橋立』とも呼ばれます。
砂洲には多種多様な希少植物が自生しているほか、干潟にできた湿地にも貴重な動植物が生育し、自然の宝庫となっています。

成ヶ島へのアクセスは、淡路島南東部にある由良港の由良支所北桟橋から渡船を利用します。
原則として、金・土・日・月曜日の午前9時~午後5時まで運航しており、料金は大人ひとり往復300円。

由良支所北桟橋から成ヶ島までおよそ200mの距離で、渡船に乗れば約2分であっという間に成ヶ島に到着!
上陸後はまず最初に、乗降桟橋のすぐ側にある成山毘沙門天にお参りしましょう。

その後、背後にそびえる成山(なりやま)に登ります。
成山は成ヶ島の北部にそびえる標高約50mの山で、複数の登山ルートが整備されていますが、乗降桟橋のすぐ裏手に登山口の一つがあります。

登山口から約15分で山頂の展望広場に到着。成ヶ島の細長い砂洲が全て見渡せ、まさに絶景!
左手には紀淡海峡に浮かぶ友ヶ島やその奥に紀伊半島が望め、右手には淡路島の陸地が間近に迫ります。

かつて成山には水軍城が築かれていましたが、江戸時代初期に廃城となり、その後明治時代には由良要塞の一部として砲台が設置されていました。
山頂には芝生広場もあって、休憩東屋が設けられていますので、ひと休みしてから下山しましょう。

砂洲の島、成ヶ島を探検しよう!

成山から下山して、次は南方に細長く伸びる成ヶ島の砂洲を探検しましょう!
まずは砂洲の内海側(淡路島側)の海岸へ。先ほど山頂展望台から干潟が確認できましたが、辺りには塩沼湿地(えんしょうしっち)が広がり、300種類以上の貴重な貝類やイソガニ、シオマネキなどの多くの海岸動物が生息しています。

逆に外海側(紀淡海峡側)には大海原が広がり、一部コンクリートの護岸堤防がありますが、その区間を過ぎれば長大な砂浜が広がっています。天気が良ければ紀淡海峡に浮かぶ友ヶ島や紀伊半島も見えますよ。

砂洲の中央部にはウバメガシやスダジイなどの樹木が生い茂る林が広がり、緑のトンネルの下を歩く場面も。
成山の展望台から見下ろすと、砂州の横幅はとても短く思えたのですが、実際に歩いてみると予想以上に距離があります。

成ヶ島の砂洲には希少海浜植物のハマボウの群落など、多種多様な植物が自生していて、7月にはハマボウやハマゴウ、ハマナデシコなどの可憐な花々も見られます。

成ヶ島の砂洲の南端は立入禁止

成ヶ島の内海側と外海側の海岸を交互に移動しながら南方へ歩いていくと、砂洲の幅がもっとも短い地点に到着!
右前方に見えているのが成ヶ島の南端にある高崎(標高約20mの丘)なのですが、実はここから先は歩道がないため立入禁止となっています。

南端まで行けないのは残念ですが、ここで再び北方へ折り返して渡船の乗降桟橋へ戻りましょう。
渡船の帰り便は、事前に時刻を伝えておくこともできますが、成ヶ島の散策にどれぐらいの時間がかかるか予想しにくいですよね。
その場合は、桟橋近くから携帯電話で渡船事務所に電話をすれば、すぐに迎えに来てくれますよ。

渡船で淡路島に戻り、海岸沿いに南へ向かうと対岸に成ヶ島の南端が望める場所があります。
小高い丘に白亜の高崎灯台が立ち、しばらく見ていると、手前にある狭い海域を漁船が通過していきます。
この狭い海峡は歩いて渡れそうな距離ですので、船が座礁しないか心配になりますが、十分な水深があるようです。

成ヶ島は淡路島のわずか200m沖合に浮かぶ細長い砂洲の島で、多種多様な希少動植物が生育する自然の宝庫。
気軽に渡船で上陸でき、北端にある成山に登れば砂洲の全景を望めますし、砂洲を歩いて干潟の湿地や希少な植物群落を間近から観察することも可能です。

成ヶ島のやや南方にある生石公園からも成ヶ島の全景を望めますので、こちらも合わせて訪問してみてくださいね!


◇成ヶ島(淡路橋立)
所在地/兵庫県洲本市由良3丁目8-1320(成ヶ島渡船事務所)
電話/0799-27-0691(成ヶ島渡船事務所)
渡船営業時間/午前9時~午後5時(冬季午後4時)
定休日/火曜・水曜・木曜、年末年始、お盆、その他冬季臨時休業日あり
利用料金/渡船往復運賃:大人(中学生以上)300円、小人(小学生)200円
駐車場/なし(近くの空き地に駐車可能)
最寄駅/なし
http://www.city.sumoto.lg.jp/hp/kankou/tosen/tosen.htm
https://www.hyogo-tourism.jp/spot/index.php?act=detail&id=200403

瀬戸内Finderフォトライター 松岡広宣

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松岡 広宣

松岡 広宣

松岡 広宣/フォトライター 1974年生まれ、兵庫県西宮市出身、西宮市在住。メディアポリス株式会社 代表取締役。 ソーラー発電付きエコキャンピングカー【ソーラーキング号】で全国各地を訪れながら、日本の美しい風景をハイビジョン映像で撮影しています。 できうる限り全国くまなく歩き回って、貴重な日本の自然や風景を映像として後世に残していきたいと考えています。 日本全国を旅していますが、もちろん、地元の瀬戸内も大好きです! 「癒しの国 日本.TV」 ~ 日本全国を「癒しの映像」でバーチャル旅行 http://www.healing-japan.tv/

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