突然ですが皆さん、日本茶はお好きですか。朝はコーヒー派!という方も、緑茶を飲んでホッと一息、あぁ日本人でよかった~!と感じたことがあるはず。そんな日本茶の不思議な魅力を紐解きに、『日本茶専門店八十八』にやってきました。
日本茶インストラクターのいる『八十八』
山口市の商店街の一角にある八十八。鮮やかなグリーンの暖簾が目印です。早速入ってみましょう!
『お茶屋さん』の古めかしい響きとは裏腹に、今っぽいオシャレな雰囲気!カフェスペースでは煎茶や抹茶、珍しい碾茶(てんちゃ)などが味わえます。オレンジのスカーフがお似合いのオーナー、吉光虹太さんは日本茶インストラクターという資格を持つ、いわば日本茶の専門家。海外で紅茶の魅力にはまり、静岡の製茶問屋でお茶の焙煎や合組(ごうぐみ)と呼ばれるブレンド等の仕事をされていました。
お気に入りのお茶に出会いたい!
店内には吉光さんが全国からセレクトした様々なお茶はもちろん、日本茶と相性の良いお菓子や、スタイリッシュな急須などの茶器も並びます。気になるお茶があれば、どれでも試飲できるとのこと!早速興味をそそられるお茶を見つけました。
朝専用、昼専用、夕専用の煎茶?!
煎茶に『朝・昼・15時』と飲むべき時間帯が刻まれています。
「朝は、甘みと旨みが強いグレードの高い煎茶。昼は食事にも合うよう、芳ばしいものを。15時はおやつに合うよう、まろやかな味わいの煎茶にしています」
なるほど~!生活リズムに合わせて、それぞれ考えられている訳ですね。私は15時の煎茶を試してみます!
美味しい煎茶の淹れ方を学ぼう
せっかくなので、美味しい煎茶の淹れ方も教えていただきましょう。まずは茶葉を適切に計ることから。一人分はスプーンに軽く一杯の量です。紅茶などかさの大きなものは、スプーンこんもり一杯分がちょうど良いのだそう。
沸騰させたお湯を急須に入れ、そこから湯呑に移します。一度お湯を移すごとに温度が10℃下がります。この時点でお湯の温度は80℃になりました。必要な湯量を計りながら湯呑を温めることができ、また同時に湯冷しできるという一石三鳥のテクニック。茶葉を入れた急須にお湯を戻し、1分蒸らします。これで70℃、美味しい煎茶の出来上がり。
複数の湯呑に入れる時は注ぎ方にも気をつけて。少しずつ左から一、二、三と右側に進んだら、今度は右から一、二、三と左に戻ります。こうすることで全ての湯呑に均等な濃さのお茶を注げます。お茶の色が十分出ていないようなら、注ぐ回数を増やし、少しずつ時間をかけて注ぎます。急須から落ちる最後の一滴が極上とのこと、お客様の湯呑が注ぎ終わりになるようにするのも、おもてなしの技。
まろやかな煎茶&ほろ甘い和三盆
淹れたての15時の煎茶。まろやかで優しい味わいに心がほぐれます。お供はほろ甘な和三盆と玉露奉天。
お茶博士の吉光さん。記事では紹介しきれないほどの日本茶に関する知識を教えてくれました。お茶会ワークショップや抹茶教室なども積極的に開催されています。あなたもぜひ、日本茶の世界をのぞいてみてくださいね。
【おいでませ!山口】
●日本茶専門店八十八
日本茶インストラクターの営む日本茶専門店。お茶や茶器、お茶に合うお菓子の販売のほか、お茶会や抹茶教室などのイベントも精力的に行い、お茶のある暮らしを提案している。
所在地/山口県山口市米屋町2-39
最寄駅/JR山口線山口駅から徒歩7分
山口駅へのアクセス
営業時間/10:00~19:00
定休日/水曜日
電話/050-5316-1213
ホームページ/https://peraichi.com/landing_pages/view/hachaya88
Facebook/https://www.facebook.com/hachaya88/
Instagram/https://www.instagram.com/hachaya88/
瀬戸内Finderフォトライター 武井奈々
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