鳴滝山は気軽に登れる展望抜群の山!
鳴滝山(なるたきやま)は、広島県南東部の尾道市と三原市の境界付近にある標高402mの山。
尾道周辺にある展望スポットの中でもかなり標高が高く、『しまなみ海道』が通る島々を遠くまで見渡せる絶好の展望地です。
鳴滝山へのアクセスは車が便利。山頂近くにある八注池まで車道が通じていて、その終点に駐車場とトイレが整備されています。
八注池の堰堤(えんてい)が登山道の入口になっていて、ベンチも設置されていますので、池を眺めながらのんびり休憩もできます。
登山道の脇にある案内看板に従うと、山林を大回りしながら山頂へ至るコースへ誘導されます。
しかし、そちらのルートは特に景色が良い場所もなく遠回りになるだけですので、八注池のすぐ脇を通るコースが近道でオススメ。池の周辺では心地よい鳥のさえずりが響き、バードウォッチングにも良い場所ですよ。
八注池の奥から階段を登り約10分ほど歩くと、急に視界が開けて山頂広場に到着します。
展望台も整備されていて、ここから見渡す景色が最高なんです!
尾道水道やしまなみ海道の島々を一望!
鳴滝山の山頂展望台から、尾道水道とその奥に浮かぶ向島や因島など『しまなみ海道』が通る島々を一望できます!
中央に大きく向島が横たわり、電波塔が建ち並ぶ向島の最高峰『高見山』もハッキリと見えます。その右隣に『岩子島』が浮かび、さらにその奥には因島大橋と因島も望めます。
双眼鏡やカメラの望遠レンズを使えば、尾道を起点とする『しまなみ海道』の新尾道大橋や、その手前にある尾道城と千光寺公園も確認できます。橋の奥には松永湾と干潮時のみに現れるという『山波の洲』も見えていますね。
他にも、向島の彼方に内海大橋が架かり、百島・加島・田島・横島といった瀬戸内海の多島美が堪能できます。
鉢ヶ峰へ至る登山道にも絶景ポイントが!
登山道は鳴滝山の山頂展望台からさらに三原市にある鉢ヶ峰(はちがみね)まで続いていて、いくつも峰や峠を越えるやや長丁場のコースが整備されています。
終点の鉢ヶ峰まで行くのは大変ですが、鳴滝山展望台から約15分ほど歩くと瀬戸内海を見渡せる岩場があります。足元に気をつけて岩に登れば、先ほどの展望台では木々に隠れてよく見えなかった生口島や大三島、細島など尾道の西方に浮かぶ島々がよく見えます。
ここから岩子島も真正面に大きく見えて、海岸にある『厳島神社の鳥居』や、岩場の上に絶妙なバランスで乗っかっている『ゆるぎ岩』などの奇岩に覆われた西岩岳の稜線がよく見えます。
初日の出スポットとしても有名な鳴滝山!
鳴滝山は、尾道近郊にある初日の出スポットの一つとしても有名!
元旦には向島の最高峰である『高見山』の奥、ちょうど田島と横島の間ぐらいから朝日が昇ります。
東西に伸びる尾道水道が黄金色に染まり、その奥に浮かぶ『しまなみ海道』の島々と共に神々しい朝日を拝める絶景の初日の出スポットです!
鳴滝山は駐車場から15分ぐらいで気軽に登れ、展望台から尾道水道やしまなみ海道の島々が見渡せる絶景の山。
午前中は逆光気味になるため、どちらかというと午後に訪れるのがオススメですが、元旦には初日の出スポットとしても良いロケーションです!
◇鳴滝山
所在地/広島県尾道市吉和町5811
電話/0848-38-9184(尾道市観光課)
利用料金/無料
駐車場/あり(無料)
最寄駅/JR尾道駅から登山口まで車で約20分 登山口から山頂展望台まで徒歩で約15分
https://www.ononavi.jp/sightseeing/showplace/detail.html?detail_id=407
瀬戸内Finderフォトライター 松岡広宣
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この記事を取材したフォトライター
松岡 広宣
松岡 広宣/フォトライター 1974年生まれ、兵庫県西宮市出身、西宮市在住。メディアポリス株式会社 代表取締役。 ソーラー発電付きエコキャンピングカー【ソーラーキング号】で全国各地を訪れながら、日本の美しい風景をハイビジョン映像で撮影しています。 できうる限り全国くまなく歩き回って、貴重な日本の自然や風景を映像として後世に残していきたいと考えています。 日本全国を旅していますが、もちろん、地元の瀬戸内も大好きです! 「癒しの国 日本.TV」 ~ 日本全国を「癒しの映像」でバーチャル旅行 http://www.healing-japan.tv/
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