開山公園は『しまなみ海道』随一の桜名所
朝日に照らされた桜並木と『しまなみ海道』の大三島橋。
まさに瀬戸内海の春を象徴するような景色です。
『開山公園』(ひらきやまこうえん)は、『しまなみ海道』が通る伯方島(はかたじま)の北西部に位置する自然公園で、標高149mの山頂に3階建ての展望台が設置されていて、先ほどの桜景色はこの展望台の上から見たもの。
展望台からは『大三島橋』だけでなく『多々羅大橋』や『伯方・大島大橋』も望め、『しまなみ海道』の3つの橋を一望できます。
この写真は冬のものですが、春になれば公園全体で約1,000本の桜が咲き誇り、辺りは大勢のお花見客で賑わいますよ!
橋や島々を眺めながら丘陵を散策しよう!
実は、開山公園を訪れる人のほとんどは、山頂展望台の周辺だけを見て帰ってしまうのですが、それではあまりにももったいない!
開山公園は、山というよりも平坦な丘陵地帯に整備された公園で、園内にウォーキングコースが張り巡らされていて『しまなみ海道』の橋や島々の風景を満喫しながら散策を楽しめるのです。
所どころに展望台や休憩所も設けられていますので、桜の季節に限らずお弁当を広げてピクニックをするのにも最適なスポットなんですよ!
距離もそれほど長くないオススメのコースは、山頂展望台の北方にある丘を歩くルート。大三島と生口島を結ぶ『多々羅大橋』を間近に眺められ、アップダウンも比較的少ないコースです。
この道を先端まで歩いていくとウッドデッキがあり、そこから眺める『多々羅大橋』と周辺の島々の景色は特に素晴らしいですよ!
この丘は『つつじヶ丘』と呼ばれていて、4月上旬~中旬にかけて桜だけでなくツツジの花も咲き誇ります!
桜が散った後でもしばらくツツジの見頃が続きますので、開山公園は春のお花を比較的長期間楽しめるスポットなのです。
大三島橋を間近に望む『見晴台』も絶景!
もう一つのオススメコースは山頂展望台から南方に伸びる尾根を歩く道。
途中には36mのロング滑り台やジャングルジムなどの遊具も設置されていますので、家族連れでゆったりと時間を過ごすのにも良い場所です。
そして、南方へ約500mほど山道を歩くと『見晴台』と呼ばれるやや小ぶりの展望台があります。
この『見晴台』からの眺めが、また絶景!
伯方島と大三島を分かつ鼻栗瀬戸の細長い海峡が見渡せ、『しまなみ海道』の大三島橋が両島を結んでいます。
海上交通の要衝でもあり、しばらく眺めているとタンカーや漁船がカーブしながら大三島橋の下を通過していきますよ。
この『見晴台』までやって来る人はごく少数ですが、「せっかく開山公園まで来たのに、この景色を見ずに帰るのはもったいない!」と思いませんか?
『しまなみ海道』随一のお花見名所として知られる開山公園ですが、絶景のウォーキングコースも素晴らしいので、お散歩気分でゆっくりと園内を歩いてみてくださいね!
開山公園(ひらきやまこうえん)
住所/愛媛県今治市伯方町伊方1293-1
電話/0897-72-1500(今治市役所伯方支所 住民サービス課)
駐車場/あり(無料)
http://www.oideya.gr.jp/spot/area_shimanami/view/hirakiyama.htm
https://www.iyokannet.jp/spot/194
瀬戸内Finderフォトライター 松岡広宣
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この記事を取材したフォトライター
松岡 広宣
松岡 広宣/フォトライター 1974年生まれ、兵庫県西宮市出身、西宮市在住。メディアポリス株式会社 代表取締役。 ソーラー発電付きエコキャンピングカー【ソーラーキング号】で全国各地を訪れながら、日本の美しい風景をハイビジョン映像で撮影しています。 できうる限り全国くまなく歩き回って、貴重な日本の自然や風景を映像として後世に残していきたいと考えています。 日本全国を旅していますが、もちろん、地元の瀬戸内も大好きです! 「癒しの国 日本.TV」 ~ 日本全国を「癒しの映像」でバーチャル旅行 http://www.healing-japan.tv/
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