登山の道中にも見所たくさん!瀬戸内海の多島美を眺めながら、山岳信仰の霊山に登ろう!/黒滝山(広島県竹原市)

瀬戸内海を眺めながら気軽に登れる山!

黒滝山(くろたきさん)は広島県竹原市の南東部に位置し、JR忠海駅の北方にそびえる標高270mの山。

登山道の至る所に展望地があり、瀬戸内海の景色を眺めながらマイペースで登っていける山です。

黒滝山の南麓にある登山口へのアクセスは、JR忠海駅から歩いて約20~30分。登山口には車が数台停められるスペースがありますので自動車でのアクセスも可能です。
そこからスロープを登っていくとトイレと『さくら堂』と呼ばれる休憩展望所があり、そこで登山案内マップを配布していますのでぜひ手に取ってくださいね。
ここはまだ登りはじめの地点ですが、さくら堂の2階展望所に立つと瀬戸内海に浮かぶ大三島や大久野島などの島々が望めます。

黒滝山の歴史は古く、天平年間(730年頃)に奈良時代の高僧・行基が山頂付近に観音堂を建立して、黒滝山と名付けたと伝えられています。
それ以来、信仰の山として人々に親しまれており、登山コースに沿って三十三観音の石仏も設置されています。中には『長寿の亀岩』と呼ばれるユニークな奇岩も観音の一つとして崇められていて、他にもくぐると幸福が訪れるといわれる『幸福の鳥居』など、道中には信仰に基づく石碑や構造物がたくさん見られます。

黒滝山の登山道は、山の南斜面を蛇行しながら登っていくのですが途中に休憩所を兼ねた展望所が数多くあり、そこから瀬戸内海の景色を堪能できます。上に登っていくほど視界が広がり、例えばしまなみ海道の生口島と大三島を結ぶ『多々羅大橋』も見えてきます。

登山道は急勾配の場所もありますが、途中に見所がたくさんあるため、休憩しながら飽きることなく登っていけますよ。

観音堂を経て山頂の岩場へ!

黒滝山の山頂近くまで登ってくると観音堂があり、ここの見晴らしは特に抜群!大三島の全景や大崎上島・大崎下島、遠くは四国山地まで見渡せます。観音堂の奥には鐘つき堂もあって、鐘を鳴らすとゴォ~ンと遠くまで音が響き渡ります。

この観音堂はだいたい8合目付近に位置します。建物のすぐ上に巨大な岩壁がそそり立っていますが、実はこの巨岩の上が山頂エリアです。
この岩場を直接登っていく鎖場もありますが、通常は登りやすい階段の道を進みます。山頂の手前の9合目付近には休憩園地があって、ここにも展望台や宗忠神社があります。

黒滝山の山頂エリアには複数のピークがあり、それぞれの頂に祠が設置されています。足場に注意して岩場を登ればそれぞれのピークに行けますが、写真の手前にある祠は石鎚神社を祀っており、やや奥に見えている祠は大峯神社・出雲大社を祀っています。

奥の大峯神社・出雲大社の祠からさらに少し北に進むと大岩があり、その岩の上が黒滝山の山頂です!

山頂エリアは絶景ポイントが目白押し!

黒滝山から見られる景色としては、山頂の大岩よりも石鎚神社の祠がある南側のピークから見下ろす眺めが最高!
眼下に忠海の市街地が広がり、忠海港から瀬戸内海に浮かぶ大久野島や大三島へ行く定期航路の船が頻繁に行き来しています。


山頂エリアには巨岩がせり出した展望ポイントが数多くあり、それぞれの場所によって見渡せる範囲が少しずつ変化します。道中に見てきた三十三観音の石仏も山頂部にいくつか分布していますので、それらの石仏と展望ポイントを探しながら一帯を散策しましょう!

黒滝山では、東はしまなみ海道が通るの因島をはじめとする芸予諸島の島々から、西は安芸灘とびしま海道の上蒲刈島・下蒲刈島まで、瀬戸内海のかなり広い範囲を見渡せます。

また、来た道とは違って山頂から北側へ下る登山道もあり、黒滝山の北側にそびえる白滝山へ通じる縦走路の起点となっています。

黒滝山は夕陽名所としても外せません!
特に秋から冬にかけて安芸灘とびしま海道が通る島々の背後に太陽が沈んでいき、その手前に浮かぶ大崎上島や阿波島など瀬戸内海の多島美が良いモチーフとなります。

黒滝山は古くから信仰の山として親しまれてきた霊山で、登山口から山頂までゆっくり歩いても約30~40分ほど。登山の道中にも展望地や見所がたくさんあり、初心者でも気軽に楽しく登れる絶景の山です!


◇黒滝山
所在地/広島県竹原市忠海中町4丁目8(登山口)
電話/0846-22-4331(竹原市観光協会)
利用料金/無料
駐車場/あり(無料)
最寄駅/JR忠海駅から登山口まで徒歩約30分。そこから山頂まで約40分
https://www.takeharakankou.jp/spot/4316

瀬戸内Finderフォトライター 松岡広宣

大きな地図を見る>

この記事が役に立ったらいいね!してね

関連キーワード

関連記事

この記事を取材したフォトライター

松岡 広宣

松岡 広宣

松岡 広宣/フォトライター 1974年生まれ、兵庫県西宮市出身、西宮市在住。メディアポリス株式会社 代表取締役。 ソーラー発電付きエコキャンピングカー【ソーラーキング号】で全国各地を訪れながら、日本の美しい風景をハイビジョン映像で撮影しています。 できうる限り全国くまなく歩き回って、貴重な日本の自然や風景を映像として後世に残していきたいと考えています。 日本全国を旅していますが、もちろん、地元の瀬戸内も大好きです! 「癒しの国 日本.TV」 ~ 日本全国を「癒しの映像」でバーチャル旅行 http://www.healing-japan.tv/

「アート」のランキング

「アート」の記事はまだまだあります

アート一覧

Features

特集

特集一覧
PAGE TOP