山頂から瀬戸内海の多島美や瀬戸大橋を一望!市街地から近く、気軽に登れる絶景の山!/龍王山(岡山県倉敷市)

市街地から近く、気軽に登れる龍王山!

龍王山は岡山県南部、倉敷市児島の市街地西方にそびえる標高209.5mの山。
JR児島駅からもアクセスが容易で気軽に登れる山ですが、山頂からの眺めはほぼ360度開けていて、瀬戸内海とその多島美が見渡せ、さらに瀬戸大橋も望める絶景の山です!

龍王山は児島市街の近くにそびえる独立峰で、JR児島駅の駅前広場や児島観光港を発着する瀬戸大橋周遊観光船などから山容が眺められます。
龍王山へのアクセスは、JR児島駅から登山口まで歩いて約20~30分ほど。

龍王山の登山口は複数あるのですが、今回は南麓にある赤崎神社(八社宮)から登ります。
平安時代に桓武天皇の命令で征夷大将軍・坂上田村麻呂(さかのうえのたむらまろ)が鬼退治の遠征を行った際、ここで休憩したという伝承が残る神社です。

この八社宮の奥之院の脇に龍王山へ至る登山道が続いていて、ここから先はしばらく深い森の中を進んでいきます。

瀬戸内海を眺めながら龍王宮へ!

八社宮からしばらく歩くと、むき出しの岩盤の上を登るコースとなり勾配もややきつくなります。しかし、所どころで木々の間から視界が開け、瀬戸内海とそこに浮かぶ島々も見えてきます。

慎重に足場を選びながら岩場をジグザグに登っていくと、約20分ほどで山頂近くにある龍王宮に到着!
石造りの鳥居が目を引き、ここが龍王山でもっともフォトジェニックなスポットかもしれません。

龍王宮は厳密にはまだ山頂ではないのですが、龍王山でもっとも視界が開けたビューポイント!
西側には水島灘に浮かぶ高島・葛島・濃地島などの多島景観が広がり、さらに水島灘の奥には笠岡諸島の島々も遠望できます。

また南側には児島市街の奥に鷲羽山と瀬戸大橋も望め、さらに讃岐富士とも称される飯野山や遠く四国連山まで見渡せます。
瀬戸大橋を間近に望むスポットとしては鷲羽山が有名ですが、龍王山の方が標高が高く、より遠方まで景色を見渡せます。龍王山に登る際には、双眼鏡やカメラの望遠レンズを持参していくのがオススメです!

尾根伝いの道を歩いて龍王山の山頂へ!

先ほどの龍王宮の展望地から、さらに尾根伝いに登山道を進んでいきます。
道の脇には何体か石仏が置かれていて、横目に水島灘とそこに浮かぶ島々を眺めつつ、ほぼ平坦な道を歩いていくと…

ついに標高209.5mの龍王山山頂に到着!山頂付近は木々に覆われていて眺望はよくありませんが、二等三角点の道標があります。
山頂の北側には、来た道とは別の登山道も続いています。

龍王山は今回ご紹介した南麓の赤崎神社から登るコースの他にも、西麓の味野地区から登るコースがあり、南方から登るルートより道もよく整備されているようです。

児島の市街地にある『ジーンズストリート』や江戸時代の実業家が建てた大邸宅『旧野崎家住宅』は龍王山の西山麓にありますので、下りは西麓コースを歩き、ハイキング帰りに立ち寄るのもオススメ!

龍王山は登山口から山頂まで約30分ほどで登れ、山頂付近では瀬戸大橋をはじめ瀬戸内海とその多島美が堪能でき、気軽にハイキングが楽しめる山です!


◇龍王山
所在地/岡山県倉敷市児島赤崎4丁目14-1(赤崎登山口)
駐車場/なし
最寄駅/JR児島駅から登山口まで徒歩で約20分 登山口から山頂まで約30分
https://www.kurashiki-tabi.jp/see/10992/
https://www.kurashiki-tabi.jp/blog/14192/

瀬戸内Finderフォトライター 松岡広宣

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松岡 広宣

松岡 広宣

松岡 広宣/フォトライター 1974年生まれ、兵庫県西宮市出身、西宮市在住。メディアポリス株式会社 代表取締役。 ソーラー発電付きエコキャンピングカー【ソーラーキング号】で全国各地を訪れながら、日本の美しい風景をハイビジョン映像で撮影しています。 できうる限り全国くまなく歩き回って、貴重な日本の自然や風景を映像として後世に残していきたいと考えています。 日本全国を旅していますが、もちろん、地元の瀬戸内も大好きです! 「癒しの国 日本.TV」 ~ 日本全国を「癒しの映像」でバーチャル旅行 http://www.healing-japan.tv/

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