『陰陽師の里』としても知られる、のどかな里山に広がる大規模な棚田!/乙大木谷の棚田(兵庫県佐用郡佐用町)

『日本の棚田百選』に選ばれた広大な棚田

乙大木谷(おつおおきだに)の棚田は、兵庫県西部の佐用町にある棚田で、約1,000枚の田んぼが約23ヘクタールにわたって分布しており、『日本の棚田百選』に選定されています。

乙大木谷の棚田では、田植えは例年5月中旬~下旬にかけて行われます。
一般的に棚田の見学に適した時期は、田植え前後から稲刈りの季節までといわれますので、乙大木谷の場合は5月中旬~9月中旬ぐらいの時期に訪れるのがオススメ。

棚田が黄金色に輝く稲刈りの季節!

7月ぐらいになると、稲がどんどん生長して辺り一面が緑色に覆われるのですが、夏の盛りが過ぎた8月下旬頃になると稲穂が垂れてきて、黄金の絨毯を広げたような景色となります。

そして、9月になると収穫の秋を迎えます。
訪れる時期によって、四季折々の情景が楽しめる棚田の景色ですが、フォトライター松岡の個人的な意見としては、稲刈りの季節が一番のオススメ!

よく見ると稲穂にバッタが止まって休憩していますね!
田植え直後にはお玉じゃくしやアメンボ、夏にはカエルやトンボも見られます。
実は棚田は多様な動植物の生息空間としても大きな役割を担っていて、棚田を訪れると自然豊かな日本の原風景を満喫できますよ。

5月中旬~下旬の田植えの時期や、9月上旬~中旬の稲刈りの季節に、現地で農作業を見学するのも面白い体験。
比較的小さな田んぼが急峻な土地に分布していますので、農作業や農地のメンテナンスには苦労が多いはずですが、農夫さんがコンバインを巧みに操って稲刈りをしていく様子には感心させられますよ!

陰陽師、安倍晴明 VS 芦屋道満の決戦地?

乙大木谷の棚田がある佐用町江川地区は『陰陽師の里』としても知られていて、コアなファンにとって聖地のような場所だそうです。
平安時代に活躍した二人の陰陽師、安倍晴明(あべのせいめい)と芦屋道満(あしやどうまん)がここで対決したという伝説が残っていて、ライバル二人の塚(晴明塚と道満塚)がわずか数百メートルを隔てて並び立つのが珍しいとか。

さっそくその塚を訪問してみましょう!こちらは勝者となった安部清明の塚『いぶし晴明塚宝篋印塔』。
見晴らしの良い高台の広場に立てられていて、周辺の棚田もよく見えますよ。

一方で敗者となった芦屋道満の塚『道満塚宝篋印塔』も小高い丘の上に立てられています。
ただ、心なしか周囲の樹木の手入れが荒くて見晴らしが悪く、印塔もやや小ぶりのような…
そこは、やはり敗者だからでしょうか!?

ちなみに映画『陰陽師』で晴明のライバルとして登場したのは『道尊』でしたが、この芦屋道満がモデルとなっているそうです。

ここまでご紹介してきたように、乙大木谷の棚田は『日本の棚田百選』にも選ばれた大規模な棚田で、のどかな日本の里山風景を満喫でき、訪れる季節によって景観・色彩が一変するのも魅力!
また、周辺は『陰陽師の里』としても知られていて、コアなファンが訪れる歴史スポットとなっています。棚田のすぐ近くに両雄の塚がありますので、ぜひ訪問してみてください!


◇乙大木谷の棚田
所在地/兵庫県佐用郡佐用町大木谷1093
営業時間/24時間いつでも訪問可能(田植えは5月中旬~6月上旬、稲刈りは9月上旬~中旬)
定休日/なし
駐車場/なし (※周辺の道幅が広い路肩などに駐車可能)
最寄駅/なし
http://www.hyogo-tourism.jp/tabinet/furusato100/tanada/otsuookidani/index.html
http://onmyoji.tv/%E6%B1%9F%E5%B7%9D%E7%94%BA/

瀬戸内Finderフォトライター 松岡広宣

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松岡 広宣

松岡 広宣

松岡 広宣/フォトライター 1974年生まれ、兵庫県西宮市出身、西宮市在住。メディアポリス株式会社 代表取締役。 ソーラー発電付きエコキャンピングカー【ソーラーキング号】で全国各地を訪れながら、日本の美しい風景をハイビジョン映像で撮影しています。 できうる限り全国くまなく歩き回って、貴重な日本の自然や風景を映像として後世に残していきたいと考えています。 日本全国を旅していますが、もちろん、地元の瀬戸内も大好きです! 「癒しの国 日本.TV」 ~ 日本全国を「癒しの映像」でバーチャル旅行 http://www.healing-japan.tv/

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