愛媛県弓削島産、イノシシの生ハム!
バラ色に輝くこの生ハム、愛媛県越智郡上島町弓削島に生息する野生のイノシシから作られた、今注目の『ジビエ』食品です。愛媛県や上島町、世界料理オリンピック銅メダリストである愛媛県のシェフからサポートを受けて商品化されました。
塩分は控えめ。市販の豚生ハムと比べ、旨味成分であるアミノ酸『アンセリン』を4倍以上多く含んでいます。
とろけるやわらかさと旨味
食べてまず驚くのは、とろけるような柔らかさと口の中にあふれ出す旨味。イノシシ特有のくさみも感じられません。
この味わいのヒミツは、イノシシを捕獲処理する『上島町獣肉処理加工会』の3つのこだわりにありました!
こだわり① 毎日の見回り
山から降りて畑を荒らし野菜やかんきつを食べてしまうイノシシ。獣害を食い止めようと平成24年に活動を始めたのが『上島町獣肉処理加工会』です。
その立ち上げ時から携わってきた会長の尾野村孝さん。
尾野村さんの活動は、毎日2時間以上(!)の見回りからスタート。弓削島の15か所にしかけた罠を一つずつチェックします。
暴れるほどにくさみが増してしまうイノシシ。鮮度の問題からも、罠にかかってから出来るだけ短時間で捕獲処理する必要があります。そこで、尾野村さんの見回りも毎日7時頃からスタート。
「オスのイノシシとは目を合わせてはいかんですよ。人間を見ると向かってきますから」と猟でのエピソードを語ってくれました。その活動は常に危険と隣り合わせです。
こだわり② 10日以上の肉の熟成
イノシシを発見したら即座に他のメンバーに連絡、捕獲後加工所へ運びます。
取材日の朝にも50㎏のイノシシが捕獲されました。
イノシシは速やかに下処理された後冷蔵室で、ちいさいイノシシで10日ほど、大きなものになると14日ほどかけて血抜き・熟成されます。そうすることでくさみが抜け、うまみはしっかり増すのです。
こだわり③ 徹底的な肉の選別!
そして3つ目のこだわりは加工する肉の選別。なんと言っても内出血はくさみのもと。銃弾が走った部位や暴れてキズになった箇所、罠にかかった方の足はモモまで破棄するそう。この最後まで貫かれる選別が、上質な生ハムを生み出す素材を作るのです。
クリームチーズやフルーツと好相性!
生ハムに使うことができるのは70㎏以上のイノシシ。吟味に吟味を重ね、その中で実際に製品用として加工されるのはわずか10㎏程度の肉だとか。
そんな貴重な弓削島産イノシシ生ハムのおすすめの食べ方を「クリームチーズと一緒に食べたり、柿やいちじくに巻いたり」と尾野村さんは教えてくれました。
こだわりにこだわりを重ねた弓削島産イノシシ生ハム。リピーターも多いとか。ぜひ一度お試しいただきたい、弓削島発ジビエです!
弓削島産 イノシシ生ハム
販売担当:尾野村 孝/上島町獣肉処理加工会
携帯番号:090-4502-8956
TEL(兼FAX)0897-77-3327
(電話対応時間 8:00~19:00)
50g 600円/送料別、クール便にて発送
※上島町産 イノシシ生肉はふるさと納税でもご利用いただけます。
https://www.furusato-tax.jp/city/product/38356
瀬戸内Finder フォトライター 増田 薫
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この記事を取材したフォトライター
増田 薫
愛知県岡崎市出身。ライター/詩人。 詩とエッセイのワークショップ『ほし紡ぎ/https://hoshitsumugi.wordpress.com/』運営。 東京、神奈川での学生/社会人生活を経て、夫と息子、家族3人で四国へ引っ越し10年目になりました。愛媛県の島々を中心に、地元に息づくとっておきのスポットをひとつひとつ丁寧にレポートさせていただきます。 愛媛、素敵なところです。どうぞいらしてくださいね。
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