創業50年のいちご農家、奥山いちご農園。
三代目に突入し、いちごを使った新しいメニューを楽しめるお店がオープンしました!
地域の受け皿になりたくて
お店は、自宅の1階をリノベーションした直売所とフルーツスタンド。
中に入るといちごと木の香り、そして手作りの家具がお出迎えしてくれます。
場所は岡山駅から車で20分ほどののどかな田園地帯。公共交通機関もなく、「こんなところでカフェなんて…」という声もあったとか。
それでも、地域の受け皿になれるようにと願いを込めて、新しいお店の名前は『plate』。
お店は2017年2月のオープンから口コミで評判が拡がり、今ではたくさんの方に愛されています。奥山いちご農園はお父さんお母さんの代からファンが多く、とっても甘くて、とっても美味しいんです。
あまーいメニューを、いただきます。
「うちのいちごは、毎朝、完熟したものだけを一つずつ手摘みして商品にしています。自信のあるいちごだからこそ、本当に美味しいシンプルな食べ方を提供できればと思っています」と、plate店長の華帆さん。
こちらは人気商品の『ジャムのいちご』。
いちごと砂糖とレモンだけなのに、なんでこんなに美味しいの…。大きないちごがゴロゴロ入っているため、パンにのせて食べているとあっという間に無くなりますのでご注意を。
今ではDEAN&DELUCAの店頭にも並んでいて、東京・名古屋・大阪・福岡などでも買うことができます!
夏になると登場するのが『こおりのいちご』。摘んだばかりのいちごをそのまま凍らせてスライスした、文字通りいちごのかき氷。
それともう一つ、『サイダーのいちご』も絶対オススメ。ぜひ飲んでみてください!自家製シロップとサイダーのグラデーションの美しさ、程よい爽快感。ああ、自動販売機で販売してほしい(笑)。
続々と拡がるいちごの輪
2017年には本店オープンからわずか5ヵ月で、岡山のあの人気エリア、問屋町に夏季限定のポップアップショップを展開。役目を終えたいちごの苗で緑いっぱいの空間になっています(期間限定のため現在は営業していません)。
アイスのブレンダーも地域の農業機器会社さんとコラボレーションをしたり、岡山や東京でマルシェに出店したり、イベントを行ったり。
そんなひっぱりだこの奥山いちご農園、今年の夏も何か新しいことを企てているそうですよ。
「いちごは時期や気温、ミツバチさんの頑張りによって収穫できる量も変わってしまいます。お時間がかかることもありますが、来てくださる皆様のご理解のおかげで、その日一番良い状態でいちごメニューをご提供することができています!」
季節や品種によって、甘みや酸味が異なるため、定期的に新しいメニューが登場するのも楽しみの一つ。週に何度も訪れて、毎回同じ商品を食べて帰るファンも多いんだとか…!
暖かい季節は、田んぼに囲まれたお庭にゆっくり座って、いちごに舌鼓をうってくださいね。
奥山いちご農園|plate
所在地/岡山県岡山市東区豊田663-3
営業時間/11:00〜18:00
定休日/月・木・祝前日
電話/086-948-2708
メール/plate@okuyama-ichigo.com
http://plate.okuyama-ichigo.com
瀬戸内Finderフォトライター 乙倉慎司
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乙倉 慎司/hiroe
乙倉慎司 岡山に18年、山口に6年暮らし、現在は広島の離島に仮移住中。建築・デザインの仕事をしています。日々、点々と移ろいながら、そこで見つけた素敵なひと・こと・ものを皆さんと共有していきたいです。 hiroe 福岡で環境分析研究員として働いた後、ロンドンへ留学。ヨーロッパを旅した後に住み着いたのは、瀬戸内海の美しい自然に囲まれた大崎上島でした。 気の向くままに島から島を渡り歩き、新参者ならではの視点で、瀬戸内特有の暮らし、文化、景色を伝えます。
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