倉敷市美観地区といえば美しい白壁の町並みを思い浮かべる人も多いはず。
その蔵を改装して店舗として利用しているショップは数多いですが、この店ほど『蔵』の佇まいを色濃く残し、その魅力をリフトアップさせているお店はないかもしれません。
それが『Womb brocante 倉敷』。
瀬戸内エリアのブロカント=古道具好きでその名を知らない人はいない?有名店、『Womb brocante 児島』の2号店として、2018年2月3日にオープンしました。
児島本店は主に家具などの大型道具を扱っているのに対し、倉敷店は雑貨がメイン。
陶器、ガラス製品、木工雑貨など、暮らしの中で使われてきた日用品の数々が所狭しと並びます。
店内を見渡せば『倉敷らしさ』がたっぷり
中には、繊維のまちである倉敷・児島らしい品も多々。
例えばこちらは木製の糸巻き。小皿をのせれば、素敵なディスプレイスタンドの完成です。
そしてこちらは『梭(ひ)』と呼ばれる織機の道具を、フックとしてアップサイクルした一品。
「モノの見方を変えることによって、新しい美しさを発見してほしい」。
店主のそんな想いが、ディスプレイの一つひとつから伝わります。
古道具×クリエイティブ=アップサイクル
ここでサプライズをひとつ。こちら、杓子などの古道具を再利用した照明なんです。
『杓子=食べ物をすくう』という本来の用途から、照明の一部へと姿を変化。
単なるリユース・リサイクルではなく、クリエイティブなアイデアとデザインを持って新たな価値を生み出す『アップサイクル』を目指す『Womb brocante』の姿勢が表れています。
最も驚いたのが、入り口正面に吊るされたスワッグ。
素敵なインテリアだなぁと眺めていたら、何とこちらも照明だったのです。
飾ることが最終目標だったはずのスワッグを、照明のシェードとしてアップサイクルすることで『部屋を彩る』以上の価値を生み出した品。空間の主役になることは間違いありません。
手前のブックランプにも目を奪われますが、奥の掛け時計をご覧ください。
何とこちら、古い時計の塗装を剥がしたものだと言うのです。
古びた塗装は塗り重ねることがこれまでの常識でしたが、あえて剥がしてしまうことで新品のような美しさを再び手に入れた掛け時計。木肌の経年変化も楽しめそうです。
ただ古道具を並べているだけではない。それが『Womb brocante』の魔術であり最大の魅力。
商品のディスプレイ用に使用されているテーブルや椅子、棚などの什器も購入可能なものが多いので、気になったものはチェックしてみてくださいね。
自宅に持ち帰った品々は、あなた自身の手でアップサイクルしてみるのも素敵ですよ。
Womb brocante 倉敷美観地区店
住所/岡山県倉敷市本町5-25
電話/090-1337-0685
営業時間/11:00〜18:00
定休日/不定休
駐車場/なし
●児島本店はコチラ
Womb brocante 児島本店
住所/岡山県倉敷市児島味野1-10-19
電話/086-474-0685
営業時間/土日11:00〜18:00、金14:00〜18:00
定休日/水・木曜日
駐車場/なし
http://www.womb-brocante.com
Instagram/womb_brocante
瀬戸内Finderフォトライター 塚本 明日香
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この記事を取材したフォトライター
塚本 明日香
広島県尾道市生まれ。 地元誌の編集を10年間経験したのち、現在は瀬戸内エリアの編集者・ライター・Webディレクターとして活動中。愛用カメラはNikon D610。 大人になってからの趣味は演劇と舞。外が好きでどこでもバイクで行きたがる。夢は犬に囲まれて暮らすこと。
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