里山や田園などののどかな風景が広がるまち、岡山県井原市。
デニムなどの繊維産業や、ブドウ・ゴボウといった農産物の産地として知られる人口4万人の市です。
そんなのどかな町に、全国の植物マニアたちがこぞって通う週末限定のお店があるんです。
それがコチラの『なかの商店』。
入り口の棚にも、見たことがありそうでないような……!? 不思議な植物たちの姿がずらり。
まるで博物館のような魅力に吸い込まれそうです。
ツウもうなる塊根植物のワンダーランド!
塊根植物(コーデックス)とは多肉植物の一種で、読んで字のごとく『根っこや幹が塊のように大きく膨らんだ植物』のこと。
アフリカなど暑い地域が原産のものが多く、その内側には彼らの生きる源である水分がたっぷり蓄えられているのだとか。
私たちがよく知るサボテンと同じような原理ではありますが、それにしてもこの姿は圧巻。
植物たちには失礼な話ですが、思わず「生きてるの?」と尋ねてしまいそう。
写真中央にドカンと鎮座するアデニアスピノーサは、なんと樹齢100年超え!
アフリカの厳しい暑さの中で、じわりじわりと少しずつ成長を重ねてきたんですね。
気になるお値段は15万円! 少々値が張りますが、レア度と樹齢を思えば納得です。
こちらもアフリカ原産の『亀甲竜』。ハート型の葉がカワイイ!と人気上昇中だそうです。
左は樹齢約10年、右はまだまだ3年ほど。小さな苗から、じっくりと育てたくなりますね。
そんな塊根植物はマニアたちが購入するだけでなく、お店の開店祝いや新築祝いなどにも人気とのこと。
彼らはとっても長生きですから、きっと人生の良きパートナーになってくれますね。
植物の謎は店主・中野さんが解決!
とってもチャーミングな笑顔で迎えてくれるのは、『なかの商店』の店主・中野剛男さん。
謎多き植物たちを前に浮かんだギモンは、何でも中野さんに尋ねてみましょう!
ちなみに中野さんが手にしているのは『断崖の女王』という品種。名前だけでトキメキます。
実は中野さんは、隣接する木材販売会社の若社長。
店内には中野さんお手製の木の器や、近辺の作家さんが作った陶器なども並びます。
エアプランツやミニサイズの多肉植物は1,000円〜と手頃なので、ちょっとしたお土産にも◎。
ユニークな植物たちはもちろん、笑顔満開の名物店主に会いに、井原市までレッツドライブ!
なかの商店
住所/岡山県井原市東江原町373-12
電話/なし
営業時間/土日祝10:00〜17:00(平日の来店は応相談)
駐車場/あり
nakanostore0709@gmail.com
アクセス/山陽自動車道・笠岡ICより車で約15分
●岡山市の店舗はコチラ
NAKANO STORE
岡山駅前のビル2階にある姉妹店。岡山店はドライフラワーなどの取り扱いもあり。
住所/岡山県岡山市北区田町1-3-4 2F
電話/086-238-2838
営業時間/10:00〜19:00
定休日/木曜日(祝日の場合営業)
Instagram/nakano_store
https://nakanostore.stores.jp
瀬戸内Finder編集部
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この記事を取材したフォトライター
塚本 明日香
広島県尾道市生まれ。 地元誌の編集を10年間経験したのち、現在は瀬戸内エリアの編集者・ライター・Webディレクターとして活動中。愛用カメラはNikon D610。 大人になってからの趣味は演劇と舞。外が好きでどこでもバイクで行きたがる。夢は犬に囲まれて暮らすこと。
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