袖振り合うも多生の縁。昔ながらの喫茶店ですごすスローな県南時間/ひこうせん(徳島県海部郡海陽町)

徳島県は大きく県西、県央、県南の3エリアに分けられますが、中でも県南地域は南に行けば行くほど、いい意味でゆるい。時間に捕らわれない自由な人も多いので、決まった時間に現れないと「県南タイムだからな~」といわれることもあります。
でもね! 晴れた日に海岸線をドライブしていると、そんなことはどーでもよくなるくらい、気持ちいい。県南に来られたことのある人は、激しく同意していただけると信じています!

人と人、人と町を繋ぐ喫茶店

『ひこうせん』は徳島県最南端の町・海陽町宍喰(ししくい)地区で一番最初にできた喫茶店です。
1979年の創業以来、地元の人に親しまれているのはもちろん、バイカーやお遍路さんなどにとっても、近くに来たら必ず立ち寄りたくなるような実家のような場所。

『ひこうせん』は人と情報が行き交う、昔ながらの社交場です。

質も量も大満足!平日のランチがお得

オーナーの谷さんご夫婦は、店に来るお客さんだけでなく、店の前を通りかかる人にも声をかけ、小さな絆をとりもち、つないできました。
ファーストフード店のように、素性を知らない者同士が気楽な場合もありますが、その対極にあるディープな店もまた一興。

コーヒーは自家焙煎で、コクと旨味を引き出した深煎り。
その個性的な味わいに、地元の陶芸作家・梅田純一さんのカップがよく合います。

カップは毎年、新作を買い足しているので、それを楽しみにしている人も多いのだとか。
椿や桜の絵柄もあり、どれも力強く、海沿いの町に生きる人のたくましさとおおらかさを感じられます。

『ぱすたらんち(920円)』はパスタにパンとサラダ付き。
写真は『しいふうどすぱげち』。エビ、イカ、わかめがたっぷり入っています。パンも自家製で、ドイツやフランスの名店に影響を受けたオーナーが日々味を追求し、塩分控えめで程よい酸味のパンを風味よく焼き上げています。

料理はどれも具だくさん。原材料の価格高騰を受け、料金はそのまま量を減らす店もある中、『ひこうせん』は「量を減らすくらいなら、価格を上げる!」という方針。そのため焼肉定食は2,000円超えという価格ですが、その分、ガッツリ肉を食べられます。

手作りのケーキもおすすめ。カウンターに座り、ケーキとコーヒーをオーダーすれば、おしゃべりに花が咲くこと間違いなし。
カウンターとテーブル席はほどよく離れているので、静かに過ごしたい人はテーブル席へどうぞ。

一度来たら、あなたも『ひこうせん』ファミリー。心置きなく、いつでもどうぞ。

阿佐海岸鉄道・宍喰駅までのアクセスはコチラ

ひこうせん
所在地/徳島県海部郡海陽町宍喰浦字古目82-2
最寄り駅/阿佐海岸鉄道・宍喰駅
営業時間/9:00~17:00
定休日/木曜日
電話/0884-76-3488

瀬戸内Finderフォトライター 飛田久美子

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飛田 久美子

飛田 久美子

飛田久美子(とびたくみこ) 1973年生まれ。 徳島県在住。 徳島県の出版社で10年以上勤務し、月刊誌の編集長を務める傍ら、MOOKや企業のパンフレット、HPなどの制作に携わる。2014年12月よりフリーのライター兼編集者に。美味しいもの、楽しいこと、新しいものはいち早く知りたいタイプ。自分史や自費出版の編集、電子書籍なども気軽にご相談を!2015年4月より地域おこし協力隊として、移住対策と地域資源の活用がライフワーク。

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