地元の人は知っている、神戸の穴場絶景スポット&花の名所(兵庫県神戸市)【PR】

港町として歩んできた神戸を象徴する風景といえば、やはりベイエリアのこれでしょう。

神戸ポートタワーの赤と神戸海洋博物館の白が対照的で、神戸の観光スポットとして一押しなのは間違いありません。

でも、もし時間があるなら、人の暮らしに根付いた風景にも触れて帰ってほしいと思います。
買い物途中に振り返れば、こんな路地からランドマークが望める。
学生の憩う公園からこんな絶景が見える。
駅の改札を出たところにフラワーガーデンがある。
そんな、ちょっとほっこりする、でもそれだけではなく、文句なしに美しいスポットがたくさんあります。

神戸元町商店街から覗く『神戸ポートタワー』

百貨店や中華街にほど近い神戸の中心地に、地元の主婦やシニアで賑わう神戸元町商店街があります。
全長1.2キロの間に約300もの店舗がひしめき、2018年には経済産業省の『はばたく商店街30選』に認定された、元気ある商店街です。

商店街の東の端は観光客にも人気の1番街ですが、そこから西へ歩いていくと、個性が光るミニシアターや生活に密着したお店が並ぶ4丁目が見えてきます。
明らかに地元の人のお買い物エリアです。

頭上に注目していると、『← PORT TOWER』の文字が。
左折すると、あった、あった。

真っ赤な神戸ポートタワーが、路地にひょっこり出現します。
無電柱化が推進される世の中ですが、生活が感じられる電線もこんなところではいい味を出していると思います。

花火鑑賞にも人気の『ポーアイしおさい公園』

メリケンパーク・ハーバーランドを望む穴場スポットとしておすすめなのが、神戸港内の人工島『ポートアイランド』にあるポーアイしおさい公園。

南カリフォルニアを思わせる開放的な大学キャンパスに隣接していて、学生と近隣住民がくつろぐ、言ってしまえばただの公園です。
しかし、そこから見えるのはまさに絶景。

神戸ポートタワー、神戸海洋博物館はもちろん、観覧車、クルーズ船、造船所、そして市街地の背後に広がる六甲山系まで見渡すことができます。

普段は空いていますが、毎年8月に行われる『みなとこうべ海上花火大会』の開催日には、神戸の夜景をバックに花火が見られるとあって混雑しますので注意してくださいね。

潮風に吹かれて『須磨浦公園』でお花見を

混雑と言えば、3~4月のお花見シーズン。

お弁当を広げて、ゆっくり桜を楽しみたいだけなんだけどな……。
そんな人には須磨浦公園をおすすめします。
『関西最大級』を謳う夜桜イベントが大変人気で、夜はかなり賑わう桜の名所ですが、昼間の人出はちょうどいいぐらい。

桜の淡いピンク色と空と海の青の相性は想像以上にパーフェクトです。

高台から海を見下ろすこの絶景は、晴れた日の昼間にこそ楽しめるものです。
沖にせり出しているのは『須磨海づり公園』。
西の方角を向くと、明石海峡大橋に目が留まります。
さすが世界最長の吊り橋! 離れたところから見るとその長さが際立ちます。

都会の真ん中に現る日本庭園、『相楽園』

兵庫県庁の真北に広がる相楽園は明治末期に完成した庭園で、元神戸市長小寺謙吉氏の先代の本邸に造られました。

どっしりとした構えの正門をくぐると、そこは港町とは別世界。

現在は神戸市が所有・公開しており、春にはつつじ遊山、秋には紅葉と菊花展が市民の目を楽しませています。

私は相楽園を『神戸のセントラル・パーク』と勝手に呼んでいます。
ビルに囲まれて、そこだけくっきりと切り取られたような空間に、池泉回遊式(中心に配された池の周囲を巡りながら観賞する形式)の見事な日本庭園が現れるさまがマンハッタンの都市公園を思わせるからです。
樹齢500年のクスノキを見上げれば、仕事の悩みも観光の疲れもじんわり溶け出していくはず。気付けば頭がすっきりしていますよ!

さて、神戸の都心、JR三ノ宮駅南側にも小さな癒やしスポットがあるので紹介しておきましょう。

決して広いとは言えない、歩行者用デッキの一角に立派なバラが咲き乱れ、待ち合わせをする人や通りがかった人が思わずカメラを取り出してシャッターを切ります。

これは神戸市の美しい景観を守る取り組みの一つで、企業・団体の協賛で維持管理する『スポンサー花壇』です。

いま、神戸の玄関口である三宮では、街の再整備計画が進められています。
たとえ場所が変わっても、生活のゆとりが感じられるこんなほっこりスポットは、ずっと神戸の街に残っていくことでしょう。


神戸元町商店街
所在地/兵庫県神戸市中央区元町通1丁目〜元町通6丁目
電話/078-391-0831(神戸元町商店街連合会)
最寄駅/神戸市営地下鉄みなともとまち駅、ハーバーランド駅、旧居留地・大丸前駅、JR元町駅、阪神電車元町駅、西元町駅、阪急電鉄花隈駅
駐車場/提携なし(商店街ホームページに近隣駐車場マップあり)
http://www.kobe-motomachi.or.jp

ポーアイしおさい公園
所在地/兵庫県神戸市中央区港島1丁目
電話/078-304-2500(神戸市みなと総局みなと振興部神戸港管理事務所)
最寄駅/ポートライナー中公園駅、みなとじま駅
駐車場/提携なし
http://www.city.kobe.lg.jp/culture/leisure/harbor/kankou/park/park-2.html

須磨浦公園
所在地/兵庫県神戸市須磨区一ノ谷町4-1-24
電話/078-795-5533(神戸市公園緑化協会)
最寄駅/山陽電鉄須磨浦公園駅、JR須磨駅
駐車場/有料
休園日/無休
入園料/無料
https://www.kobe-park.or.jp/sumaura

相楽園
所在地/兵庫県神戸市中央区中山手通5-3-1
電話/078-351-5155
最寄駅/神戸市営地下鉄県庁前駅、阪神電車元町駅、JR元町駅
駐車場/提携なし
休園日/毎週木曜日(祝日の場合は開園、翌日休園。ただし、つつじ遊山期間と菊花展期間は無休)、12月29日~1月3日
開園時間/9:00〜17:00(最終入園16:30)
料金/15歳以上300円、小中学生150円(団体割引、年間パスポートあり)
http://www.sorakuen.com

神戸市スポンサー花壇
http://www.city.kobe.lg.jp/life/town/flower/flowerbed/flowercity/sponsor

瀬戸内Finderフォトライター 堀まどか

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堀 まどか

堀 まどか

堀 まどか/フォトライター 兵庫県生まれ、在住。実務翻訳、外国人起業家支援、通訳案内士(英語)、そしてフォトライター。 ネットマーケティングの外資系スタートアップで進行管理や顧客サポートを担当。 2011年から、フジサンケイビジネスアイ掲載の週刊コラム『ITビジネス最前線』を英日翻訳しています。 日常の風景や旅先で出会った人の表情など、心に触れるものを写真におさめています。瀬戸内のスポット、暮らしぶり、季節感、食を私目線で切り取ります。 写真ブログ http://riderv328.tumblr.com ツイッター https://twitter.com/Riderv328

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